View Composer が、リンク クローン仮想マシンのローカル コンピュータ セキュリティ識別子(SID)を生成および保持できる場合がます。サードパーティ アプリケーションが GUID を生成する方法によっては、View Composer はそのアプリケーションのグローバル一意識別子(GUID)を保持できます。

View Composer 操作が SID およびアプリケーション GUID にどのように影響するかを理解するには、リンク クローン マシンがどのように作成されてプロビジョニングされるかを理解する必要があります。

  1. View Composer は、次の処理を行うことによってリンク クローンを作成します。
    1. 親仮想マシンのスナップショットを複製することによってレプリカを作成します。
    2. そのレプリカを親ディスクとして参照するリンク クローンを作成します。
  2. View Composer および View は、プールの作成時に選択したカスタマイズ ツールに従って、QuickPrep または Sysprep カスタマイズ仕様によってリンク クローンをカスタマイズします。
    • Sysprep を使用する場合は、クローンごとに一意の SID が生成されます。
    • QuickPrep を使用する場合、新しい SID は生成されません。親仮想マシンの SID は、プール内のすべてのプロビジョニングされたリンク クローン マシンで複製されます。
    • 一部のアプリケーションは、カスタマイズ時に GUID を生成します。
  3. View は、リンク クローンのスナップショットを作成します。

    スナップショットには、Sysprep で生成された一意の SID または QuickPrep で生成された共通 SID が含まれます。

  4. View は、プールの作成時に選択した設定に従ってマシンをパワーオンします。

    一部のアプリケーションは、マシンが初めてパワーオンされたときに GUID を生成します。

QuickPrep によるカスタマイズと Sysprep によるカスタマイズの比較については、リンク クローン マシンをカスタマイズするための QuickPrep または Sysprep の選択を参照してください。

リンク クローンを更新すると、View Composer はスナップショットを使用してクローンを初期状態に戻します。SID は保持されます。

リンク クローンを再構成するときに QuickPrep を使用した場合は、再構成操作で同じ親仮想マシンを選択していれば、親仮想マシンの SID がそのリンク クローン上に保持されます。再構成で別の親仮想マシンを選択した場合は、新しい親の SID がクローンで複製されます。

Sysprep を使用する場合は、クローンで新しい SID が常に生成されます。詳細については、Sysprep でカスタマイズしたリンク クローンの再構成を参照してください。

表 1 に、View Composer の操作がリンク クローンの SID およびサードパーティ アプリケーションの GUID に与える影響を示します。

表 1. View Composer の操作、リンク クローン SID、およびアプリケーション GUID
SID または GUID のサポート クローン作成 更新 再構成
Sysprep:リンク クローンの一意の SID Sysprep カスタマイズでは、リンク クローンに対して一意の SID が生成されます。 一意の SID は保持されます。 一意の SID は保持されません。
QuickPrep:リンク クローンの共通 SID QuickPrep カスタマイズでは、プール内のすべてのクローンに対して共通 SID が生成されます。 共通 SID は保持されます。 共通 SID は保持されます。
サードパーティ アプリケーションの GUID アプリケーションごとに動作が異なります。
注: : GUID の保持については、Sysprep と QuickPrep で結果に違いはありません。
アプリケーションが初期スナップショットが作成される前に GUID を生成する場合、GUID は保持されます。

アプリケーションが初期スナップショットが作成された後で GUID を生成する場合、GUID は保持されません。

アプリケーションが View Composer の通常ディスクとして指定されたドライブに GUID を書き込む場合を除き、再構成操作ではアプリケーション GUID は保持されません。