インスタントクローン デスクトップ プールは、自動デスクトップ プールです。vCenter Server は、ユーザーがプール作成時に指定した設定に基づいて、デスクトップ仮想マシンを作成します。

インスタント クローンは、View Composer がリンクされたクローンと同様に親仮想マシンの仮想ディスクを共有するので、フル仮想マシンに比べてストレージの使用量が少なくなります。さらに、インスタント クローンは親仮想マシンのメモリも共有します。インスタント クローンは vmFork テクノロジーを使用して作成されます。インスタントクローン デスクトップ プールは、次のような主要な特徴があります。

  • インスタント クローンのプロビジョニングは View Composer リンク クローンに比べて大幅に高速で実行されます。
  • インスタント クローンは常にパワーオン状態で作成され、ユーザーが接続できる準備が整っています。ゲストのカスタマイズや Active Directory ドメインへの参加は、最初のパワーオンのワークフローの一部として完了します。
  • ユーザーがログアウトするとき、デスクトップ仮想マシンが削除されます。オンデマンドまたは事前の新規クローン作成は、プロビジョニング ポリシーに従って行われます。
  • プッシュイメージ操作により、親仮想マシンのスナップショットからプールを再作成できます。プッシュ イメージを使用して、オペレーティング システム およびアプリケーション パッチをロール アウトできます。
  • クローンが作成されると、View はデータストアを選択して、データストア全体に最良のクローンを送信します。手動の再調整は必要ありません。
  • View Storage Accelerator は自動的に有効になります。
  • 透過的なページ共有は自動的に有効になっています。

View はインスタント クローンを素早く作成できるので、事前にデスクトップをプロビジョニングしたり、多くの準備の整ったデスクトップは必要はありません。View Composer がリンクされたクローンと比べて、インスタント クローンでは大規模なデスクトップの管理タスクが簡単になり、必要とされるハードウェア リソースを低減できます。

インスタント クローンには、次の互換性の要件があります。

  • vSphere 6.0 Update 1 以降。
  • 仮想マシン ハードウェア バージョン 11 以降。

ベスト プラクティスとして、vSphere 環境で分散仮想スイッチを構成します。

Horizon 7.0 では、インスタント クローンに次の制限があります。

  • シングルユーザー デスクトップだけがサポートされます。RDS ホストはサポートされません。
  • フローティング ユーザー割り当てだけがサポートされます。ユーザーは、プールからのデスクトップにランダムに割り当てられます。
  • インスタントクローン デスクトップは通常ディスクを使用できません。ユーザーは、通常データを格納するために VMware App Volumes を使用できます。App Volumes の詳細については、https://www.vmware.com/products/appvolumesを参照してください。
  • Virtual Volumes と VAAI (vStorage APIs for Array Integration) のネイティブ NFS スナップショットはサポートされません。
  • デスクトップのカスタマイズでは Sysprep を使用できません。
  • Windows 7 および Windows 10 ではサポートされますが、Windows 8 または Windows 8.1 ではサポートされません。
  • PowerCLI はサポートされません。
  • ローカル データストアはサポートされません。
  • IPv6 はサポートされません。
  • インスタント クローンは、Active Directory に存在するコンピュータ アカウントを再利用できません。
  • 個人設定管理は使用できません。
  • 3D レンダリングは使用できません。
  • インスタントクローンのメンテナンス操作中は、準備(プロビジョニング)ができているマシンの最低台数を指定できません。インスタント クローンは高速で作成され、メンテナンス操作中に一部のデスクトップがすでに使用可能になるため、この機能は必要ありません。

ユーザーがログアウトするとインスタント クローンが再作成されるので、View Composer がリンクされたクローンに利用できるディスク スペース再利用機能は必要ありません。インスタント クローンでは、仮想マシンの未使用のディスク スペースの再利用は、ストレージの使用量にあまり影響しません。