vdmadmin コマンドと -V オプションを使用して、データセンター内の仮想マシンをロック解除またはロックできます。

構文

        vdmadmin
        -V [-bauthentication_arguments] -e-ddesktop-mmachine [-m machine] ...
        vdmadmin
        -V [-bauthentication_arguments] -e-vcdnvCenter_dn-vmpath inventory_path
        vdmadmin
        -V [-b authentication_arguments] -p-d desktop -m machine [-mmachine] ...
        vdmadmin
        -V [-b authentication_arguments] -p-vcdnvCenter_dn-vmpath inventory_path

使用上の注意

vdmadmin コマンドは、リモート デスクトップを不正な状態にする問題が発生した場合に、仮想マシンをロック解除またはロックするためにのみ使用してください。正常に動作しているリモート デスクトップを管理する目的ではこのコマンドを使用しないでください。

リモート デスクトップがロックされ、その仮想マシンのエントリが ADAM に存在しなくなった場合は、-vmpath および -vcdn オプションを使用して、仮想マシンおよび vCenter Server のインベントリ パスを指定します。vCenter Server Client を使用して、Home/Inventory/VMs and Templates の下にリモート デスクトップの仮想マシンのインベントリ パスを見つけることができます。ADAM ADSI Edit を使用して、OU=Properties 見出しの下に vCenter Server の識別名を見つけることができます。

オプション

次の表に、仮想マシンをロック解除またはロックするためのオプションを示します。

表 1. 仮想マシンをロック解除またはロックするためのオプション
オプション 説明
-d desktop デスクトップ プールを指定します。
-e 仮想マシンをロック解除します。
-m machine 仮想マシンの名前を指定します。
-p 仮想マシンをロックします。
-vcdn vCenter_dn vCenter Server の識別名を指定します。
-vmpath inventory_path 仮想マシンのインベントリ パスを指定します。

デスクトップ プール dtpool3 の仮想マシン machine1 および machine2 のロックを解除します。

vdmadmin -V -e -d dtpool3 -m machine1 -m machine2

デスクトップ プール dtpool3 の仮想マシン machine3 をロックします。

vdmadmin -V -p -d dtpool3 -m machine3