View Composer を使用するには、View Composer サービスをインストールする必要があります。Horizon 7 は、View Composer を使用してリンク クローン デスクトップを作成し、vCenter Server に展開します。

vCenter Server がインストールされている Windows Server コンピュータまたは別個の Windows Server コンピュータに、View Composer サービスをインストールできます。スタンドアロン View Composer インストールは、Windows Server コンピュータにインストールされた vCenter Server および Linux ベースの vCenter Server Appliance と連携します。

View Composer ソフトウェアは、レプリカ サーバ、セキュリティ サーバ、Connection Server、Horizon Agent、Horizon Client などの他の Horizon 7 ソフトウェア コンポーネントがインストールされている仮想マシンまたは物理マシンにインストールできません。

セキュリティを強化するため、既知の脆弱性を除去するよう暗号化スイートを構成することをお勧めします。View Composer または Horizon Agent を実行する Windows マシン向けに暗号化スイートのドメイン ポリシーをセットアップする手順については、SSL/TLS における強度の弱い暗号化方式の無効化を参照してください。

前提条件

  • View Composer の要件で説明されている View Composer のインストール要件を満たしていることを確認します。
  • Connection Server、セキュリティ サーバ、Horizon Agent、または Horizon Client など他の Horizon 7 コンポーネントが、View Composer をインストールしようとしているマシンにインストールされていないことを確認します。
  • View Composer をインストールして使用するためのライセンスがあることを確認します。
  • Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ ウィザードで指定した DSN、ドメイン管理者のユーザー名、およびパスワードがわかるようにしておきます。View Composer サービスをインストールするときにこの情報を入力します。
  • インストール中に、CA によって署名された SSL 証明書を View Composer 用に構成する場合、証明書が Windows ローカル コンピュータの証明書ストアにインポートされていることを確認します。Horizon 7 Server 用の TLS 証明書の設定を参照してください。
  • View Composer コンピュータで実行されているアプリケーションが、Microsoft Secure Channel (Schannel) セキュリティ パッケージで実装される SSL バージョン 2 (SSLv2) を要求する Windows SSL ライブラリを使用していないことを確認します。View Composer インストーラにより、Microsoft Schannel 上の SSLv2 が無効になります。Java SSL を使用する Tomcat や OpenSSL を使用する Apache などのアプリケーションは、この制限による影響を受けません。
  • View Composer インストーラを実行するには、そのシステムでの管理者権限を持つユーザーである必要があります。

手順

  1. View Composer のインストーラ ファイルを VMware 製品ページ (http://www.vmware.com/products/) から Windows Server コンピュータにダウンロードします。
    インストーラのファイル名は VMware-viewcomposer-y.y.y-xxxxxx.exe です。 xxxxxx はビルド番号、 y.y.y はバージョン番号です。このインストーラ ファイルは、View Composer サービスを 64 ビットの Windows Server オペレーティング システムにインストールします。
  2. View Composer のインストール プログラムを開始するには、インストーラ ファイルを右クリックし、[管理者として実行] を選択します。
  3. VMware のライセンス条件に同意します。
  4. インストール先フォルダを受け入れるか、変更します。
  5. Microsoft または Oracle の [Microsoft ODBC Data Source Administrator(Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ)] ウィザードで指定した View Composer データベースの DSN を入力します。
    例: VMware View Composer
    注: View Composer データベースの DSN を構成しなかった場合は、 [ODBC DSN のセットアップ] をクリックして、ここで名前を構成します。
  6. [Microsoft ODBC データ ソース アドミニストレータ] ウィザードで指定したドメイン管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
    特定のセキュリティ権限がある Oracle データベース ユーザーを構成した場合は、このユーザー名を指定します。
  7. ポート番号を入力するか、またはデフォルト値をそのまま使用します。
    View Connection Server は、このポートを使用して View Composer サービスと通信します。
  8. SSL 証明書を指定します。
    オプション アクション
    Create default SSL certificate(デフォルト SSL 証明書の作成) View Composer サービス用にデフォルトの SSL 証明書を作成するには、このラジオ ボタンを選択します。

    インストール後、デフォルトの証明書を CA により署名された SSL 証明書に置換できます。

    既存の SSL 証明書を使用 View Composer サービスで使用する署名付き SSL 証明書をインストール済みの場合は、このラジオ ボタンを選択します。リストから SSL 証明書を選択します。
  9. [インストール] をクリックし、[終了] をクリックして、View Composer サービスのインストールを完了します。

結果

VMware Horizon View Composer サービスが開始されます。

View Composer は、Windows Server オペレーティング システムによって提供される暗号化スイートを使用します。Windows Server システムで暗号化スイートを管理するには、組織のガイドラインに従う必要があります。所属する組織にガイドラインがない場合、VMware では、View Composer Server の強度の低い暗号化スイートを無効にして Horizon 7 環境のセキュリティを強化することを推奨しています。暗号化スイートの管理の詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

次のタスク

古いバージョンの vCenter Server がある場合、View Composer から vCenter および ESXi 接続で TLSv1.0 を有効にするを参照してください。

SQL Server データベース権限を手動で設定しそれらをユーザーに割り当てている場合、そのユーザーからデータベース管理者ロールを取り消すことができます。詳しくは、データベース ロールの手動作成による SQL Server データベース権限の設定 に示されている手続きの最後の手順を参照してください。