セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存の Linux リモート デスクトップ セッションに招待できます。

セッション共同作業のシステム要件

セッション共同作業機能を使用するには、Horizon 環境が特定の要件を満たしている必要があります。

表 1. セッション共同作業のシステム要件
コンポーネント 要件
クライアント システム セッション オーナーおよびセッション共同作業者が 4.10 以降の Horizon Client for Windows、Mac、または Linux をクライアント システムにインストールしている必要があります。インストールしていない場合は、HTML Access 4.10 以降を使用してください。
Linux リモート デスクトップ Linux 仮想デスクトップに Horizon Agent 7.7 以降がインストールされている必要があります。セッション共同作業機能をデスクトップ プールまたは VDI レベルで有効にしておく必要があります。
Connection Server Connection Server インスタンスはエンタープライズ ライセンスを使用します。
表示プロトコル VMware Blast
注: RHEL 8 デスクトップでセッション共同作業をサポートするには、追加のシステム設定が必要になります。 RHEL 8 デスクトップのセッション共同作業の設定を参照してください。

セッション共同作業機能を使用する方法については、『Horizon Client』ドキュメントを参照してください。

構成ファイルでのセッション共同作業オプションの設定

セッション共同作業機能を有効または無効にするには、 /etc/vmware/viewagent-custom.conf ファイルで次のオプションを設定します。
  • CollaborationEnable
共同作業セッションの設定を行うには、 /etc/vmware/config ファイルで次のオプションを設定します。
  • collaboration.logLevel
  • collaboration.maxCollabors
  • collaboration.enableEmail
  • collaboration.serverUrl
  • collaboration.enableControlPassing
詳細については、 Linux デスクトップでの構成ファイルのオプション設定を参照してください。

セッション共同作業機能の制限事項

共同作業セッションでは、次のリモート デスクトップ機能は使用できません。

  • USB リダイレクト
  • オーディオ入力リダイレクト
  • クライアント ドライブのリダイレクト
  • スマート カード リダイレクト
  • クリップボード リダイレクト

共同作業セッションでは、リモート デスクトップの解像度は変更できません。

同じクライアント コンピュータで複数の共同作業セッションを実行することはできません。

注: ユーザーが初めてリモート デスクトップにログインした後に、システム トレイのセッション共同作業アイコンが応答しなくなった場合は、リモート デスクトップ ウィンドウのサイズを変更するようにユーザーに指示します。セッション共同作業アイコンは、デスクトップ ウィンドウのサイズが変更された後に応答するようになります。