Horizon Connection Server をインストールすると、Horizon Administrator ユーザー インターフェイスもインストールされます。
Connection Server の構成
Connection Server は物理マシンにインストールできますが、この例では、「Connection Server の仮想マシンの例」に挙げている仕様の仮想マシンを使用します。この仮想マシンをホストする ESXi ホストは、物理サーバの障害から保護するための VMware HA クラスタに含めることができます。
アイテム | 例 |
---|---|
オペレーティング システム | サポート対象のオペレーティング システムについては、Horizon 7 のインストールを参照してください。 |
RAM | 10 GB |
仮想 CPU | 4 |
システム ディスク容量 | 70 GB |
仮想 SCSI アダプタのタイプ | LSI Logic SAS(Windows Server 2008 のデフォルト) |
仮想ネットワーク アダプタ | VMXNET 3 |
ネットワーク アダプタ | 1Gbps NIC |
Connection Server のクラスタ設計に関する考慮事項
ロード バランシングと高可用性をサポートするために、複数の複製された Connection Server インスタンスをグループで展開できます。複製されたインスタンスのグループは、LAN に接続された単一データセンター環境内のクラスタリングをサポートするように設計されています。
Connection Server の最大接続数
「リモート デスクトップ接続」では、Horizon 7 の導入で対応できる同時接続数に関するテスト済みの上限を示します。
展開あたりの Connection Server 数 | 接続のタイプ | 同時接続の最大数 |
---|---|---|
1 つの Connection Server | 直接接続、RDP、Blast Extreme、または PCoIP | 4,000 (テスト済み構成) |
1 つの Connection Server | トンネル接続、RD | 2,000 (デフォルト構成) 4,000 (テスト済み構成) |
1 つの Connection Server | PCoIP Secure Gateway 接続 | 2,000 (デフォルト構成) 4,000 (テスト済み構成) |
1 つの Connection Server | Blast Secure Gateway 接続 | 2,000 (デフォルト構成) 4,000 (テスト済み構成) |
1 つの Connection Server | 物理 PC への 統合アクセス | 2,000 (テスト済み構成) |
1 つの Connection Server | RDS ホストへの 統合アクセス | 2,000 (テスト済み構成) |
7 つの Connection Server | 直接接続、RDP、Blast Extreme、または PCoIP | RDS ホスト
仮想デスクトップ
|
maxConnections=4000
を設定し、Connection Server を再起動します。
Unified Access Gateway で現在サポートしているセッション数は 2,000 です。したがって、20,000 セッションのテストには、14 台の
Unified Access Gateway アプライアンスが使用されました。
企業ネットワークの外部からの PCoIP 接続にセキュリティ サーバまたは Unified Access Gateway アプライアンスを使用する場合は、PCoIP Secure Gateway 接続が必要です。企業ネットワークの外部からの Blast Extreme または HTML Access 接続にセキュリティ サーバや Unified Access Gateway アプライアンスを使用する場合は、Blast Secure Gateway 接続が必要です。企業ネットワークの外部からの RDP 接続、および PCoIP または Blast Secure Gateway 接続を使用する USB リダイレクトとマルチメディア リダイレクト (MMR) のアクセラレーションにセキュリティ サーバや Unified Access Gateway アプライアンスを使用する場合は、トンネル接続が必要です。複数のセキュリティ サーバを単一の Connection Server インスタンスとペアにすることができます。
1 台のセキュリティ サーバまたは Unified Access Gatewayアプライアンスでは最大 2,000 の同時接続がサポートされます。Connection Server インスタンスごとに 1 台のセキュリティ サーバを使用することもできますが(2,000 セッション)、その代わりに、2 または 4 を使用することもできます。セキュリティ サーバを監視してみると、2,000 人のユーザーのアクティビティが大きすぎる場合があります。メモリと CPU 使用率の必要量からすると、Connection Server インスタンスあたりで、もっと多くのセキュリティ サーバを追加し、負荷を分散させることが必要である場合があります。たとえば、各サーバが 1,000 の接続を処理する、2 台のセキュリティ サーバを使用したり、または、各サーバが 500 接続を処理する、4 台のセキュリティ サーバを使用したりする場合もあります。Connection Server インスタンスに対するセキュリティ サーバの割合は、特定の環境の要件に依存します。
Unified Access Gateway アプライアンス 1 台あたりの接続数は、セキュリティ サーバの接続数と同程度になります。Unified Access Gateway アプライアンスの詳細については、Unified Access Gateway の導入および設定を参照してください。
たとえば、20,000 ユーザーがいて、そのうちの 16,000 ユーザーが企業ネットワーク内にいる場合は、企業のネットワーク内部に 5 つの Connection Server インスタンスが必要です。その場合、インスタンスのうち 1 つが使用不可になっても、残りの 4 つのインスタンスが負荷を処理できます。同様に、企業のネットワーク外部から 4,000 の接続がある場合、2 つの Connection Server インスタンスを使用すれば、1 つのインスタンスが使用不可になっても、負荷を処理できるインスタンスが 1 つ残っています。
これらの数値は、外部接続がゲートウェイ経由で行われることを前提としています。この例では、外部接続を処理するそれぞれの Connection Server インスタンスが 3 台のセキュリティ サーバとペアリングされ、1 台が使用できなくなった場合、残り 2 台のセキュリティ サーバで負荷が処理されます。セキュリティ サーバの代わりに Unified Access Gateway アプライアンスを使用する場合は、両方の Connection Server インスタンス間でロード バランシングを行うため、合計で 3 台が必要になります。1 台が使用できなくなった場合、残りの 2 台のアプライアンスが負荷を処理します。
いずれの場合も、Connection Server またはゲートウェイが使用不能になった場合、ユーザーは再接続する必要があります。
Unified Access Gateway と Horizon 7 を使用する場合のハードウェア要件
アイテム | 例 |
---|---|
オペレーティング システム | OVA |
RAM | 4 GB |
仮想 CPU | 2 |
システム ディスク容量 | 20 GB(デフォルトのログ レベルを変更する場合は、容量を追加する必要があります) |
仮想 SCSI アダプタのタイプ | LSI Logic Parallel(OVA のデフォルト) |
仮想ネットワーク アダプタ | VMXNET 3 |
ネットワーク アダプタ | 1Gbps NIC |
ネットワークのマッピング | 単一 NIC のオプション |