アプリケーション プールを使用すると、ユーザーは個人のコンピュータやデバイスではなく、データセンター内のサーバで実行されるアプリケーションにアクセスできます。
アプリケーション プールには複数の大きな利点があります。
- アクセシビリティ
ユーザーはネットワークの上のどこからでもアプリケーションにアクセスできます。セキュア ネットワーク アクセスも構成できます。
- デバイスの独立性
アプリケーション プールでは、スマート フォン、タブレット、ラップトップ、シン クライアント、個人のコンピュータなどのさまざまなクライアント デバイスをサポートできます。これらのクライアント デバイスは、Windows、iOS、Mac OS、Android などのさまざまなオペレーティング システムを実行できます。
- アクセス制御
1 人のユーザーまたはユーザーのグループに対して、アプリケーションのアクセス権を簡単かつ迅速に付与または削除することができます。
- 展開の加速化
アプリケーション プールでは、データセンター内のサーバにのみアプリケーションを展開し、各サーバで複数のユーザーをサポートできるため、アプリケーションの展開を短期化することができます。
- 管理性
クライアント コンピュータやデバイスに展開されているソフトウェアを管理するには、かなり多くのリソースが必要です。管理作業には、展開、構成、メンテナンス、サポート、アップグレードなどがあります。アプリケーション プールでは、ソフトウェアはデータセンター内のサーバで実行され、インストール コピーの数が少なくて済むため、企業のソフトウェア管理を簡素化できます。
- セキュリティと規制コンプライアンス
アプリケーション プールでは、アプリケーションとその関連データがデータセンターに集約されるため、セキュリティを強化することができます。データを集約することで、セキュリティの考慮事項と規制コンプライアンスの問題に対処できます。
- コスト削減
ソフトウェアの使用許諾契約によっては、データセンターでアプリケーションをホストすることでコスト効率を高めることができます。展開の短期化、管理性の向上などを含むその他の要因によっても、企業のソフトウェア コストを削減できます。