vCenter Server によって管理される仮想マシンにデスクトップを展開すると、以前には仮想化されたサーバのみで利用できたストレージの効率性をすべて実現できます。インスタント クローンまたは Composer のリンク クローンをデスクトップ マシンとして使用することで、プール内のすべての仮想マシンが基本イメージを使用する仮想ディスクを共有するため、ストレージをより効果的に節約できます。 vSphere によるストレージの管理 vSphere を使用すると、ディスク ボリュームおよびファイル システムを仮想化できるため、データの物理的な格納場所を考慮に入れる必要なく、ストレージを管理および構成できます。 高パフォーマンス ストレージとポリシーベース管理での VMware vSAN の使用VMware VMware vSAN は Software-Defined Storage 階層で、vSphere 5.5 Update 2 以降のリリースで使用できます。vSphere ホストのクラスタで使用可能なローカル物理ストレージ ディスクを仮想化します。自動デスクトップ プールまたは自動ファームを作成するときにデータストアを 1 つだけ指定すると、仮想マシンのファイル、レプリカ、ユーザー データ、およびオペレーティング システムのファイルなど、さまざまなコンポーネントが適切な半導体ドライブ (SSD) ディスクまたは直接接続されたハード ディスク (HDD) に配置されます。 仮想マシン中心ストレージとポリシー ベース管理のための仮想ボリュームの使用 vSphere 6.0 以降のリリースで利用可能な Virtual Volumes (VVols) を使用すると、データストアではなく、個々の仮想マシンがストレージ管理のユニットになります。ストレージ ハードウェアで仮想ディスクの内容、レイアウトおよび管理をコントロールできます。 Composer によるストレージ要件の低減Composer を使用すると、仮想ディスクを基本イメージと共有するデスクトップ イメージが作成されるため、必要なストレージ容量を 50 ~ 90% 削減できます。 インスタント クローンによる必要ストレージの軽減 インスタント クローン機能は、vSphere vmFork テクノロジー(vSphere 6.0U1 以降で使用可能)を活用して、実行中の基本イメージまたは親仮想マシンを静止させて、仮想デスクトップのプールを迅速に作成し、カスタマイズします。 親トピック: 中央からのデスクトップ プールとアプリケーション プールの管理