Horizon Client を使用すると、リモート デスクトップだけでなく、Windows ベースの公開アプリケーションにも安全にアクセスできます。
この機能を使用した場合、Horizon Client を起動して Horizon 7 サーバにログインすると、リモート デスクトップに加えてユーザーが使用する資格があるすべての公開アプリケーションが表示されます。アプリケーションを選択すると、ローカル クライアント デバイス上でそのアプリケーションのウィンドウが開きます。アプリケーションは、まるでローカルにインストールされているかのように動作します。
たとえば、Windows クライアント コンピュータでアプリケーション ウィンドウを最小化した場合、そのアプリケーションの項目はタスクバーに残り、ローカルの Windows コンピュータにインストールされている場合とまったく同じように動作します。また、ローカルにインストールされたアプリケーションのショートカットと同様に、クライアント デスクトップに表示されるアプリケーションのショートカットを作成することもできます。
次の状況では、この方法で公開アプリケーションを展開する方が完全なリモート デスクトップを展開することよりも望ましい場合があります。
- アプリケーションが複数階層化アーキテクチャで設定されていて、コンポーネントが地理的に近接しているほうが動作が向上する場合は、公開アプリケーションがよい解決方法です。
たとえば、ユーザーがデータベースにリモート アクセスする必要があるときに大量のデータを WAN 経由で送信する必要がある場合、通常はパフォーマンスに影響が出ます。公開アプリケーションを使用すると、アプリケーションのすべての部分をデータベースと同じデータセンターに配置することができるため、トラフィックが分離され、画面の更新のみが WAN 経由で送信されます。
- モバイル デバイスから個別のアプリケーションにアクセスすることは、リモート Windows デスクトップを開いてアプリケーションに移動するよりも簡単です。
この機能を使用するには、アプリケーションを Microsoft RDS ホストにインストールします。この点においては、Horizon 7 の公開アプリケーションは、他のアプリケーション リモート処理ソリューションと同様に動作します。Horizon 7 の公開アプリケーションは、最適化されたユーザー エクスペリエンスのために、Blast Extreme 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルのいずれかを使用して提供されます。