RAM、CPU、ストレージのサイズ設定など、構成の多くの要素は、仮想デスクトップを使用する就業者のタイプと、インストールする必要があるアプリケーションによって要件が大きく変動します。
アーキテクチャの計画では、就業者をいくつかのタイプに分類できます。
- タスク ワーカー
- タスク ワーカーおよび事務職就業者は、一連の少数のアプリケーションで反復的な作業を行い、通常は据え置き型のコンピュータを使用します。通常それらのアプリケーションは、ナレッジ ワーカーが使用するアプリケーションのように CPU 集約型でもメモリ集約型でもありません。特定のシフトに就業するタスク ワーカーは、各自の仮想デスクトップに同時にログインする可能性があります。タスク ワーカーには、コール センターのアナリスト、小売店の従業員、倉庫作業員などが含まれます。
- ナレッジ ワーカー
- ナレッジ ワーカーの日常業務では、インターネットへのアクセス、電子メールの使用や、複雑なドキュメント、プレゼンテーション、およびスプレッドシートの作成などを行います。ナレッジ ワーカーには、会計士、セールス マネージャー、マーケティング リサーチ アナリストなどが含まれます。
- パワー ユーザー
- パワー ユーザーには、アプリケーション開発者や、グラフィックス集約型アプリケーションのユーザーが含まれます。
- キオスク ユーザー
- これらのユーザーは、公共の場所に置かれているデスクトップを共有する必要があります。キオスク ユーザーの例としては、教室で共有コンピュータを使用する学生、ナース ステーションで勤務する看護師、就職の斡旋や求人活動に使用されるコンピュータなどがあります。これらのデスクトップでは、自動ログインが必要になります。認証は、必要に応じて特定のアプリケーションで行うことができます。