vdmadmin コマンドと -L オプションを使用して、専用プールのマシンをユーザーに割り当てることができます。

構文

        vdmadmin
        -L [-bauthentication_arguments] -ddesktop-m machine-udomain\user
        vdmadmin
        -L [-bauthentication_arguments] -ddesktop [-mmachine | -udomain\user] -r

使用上の注意

Horizon 7 は、ユーザーが初めて専用デスクトップ プールに接続するときに、そのユーザーにマシンを割り当てます。状況によっては、事前にマシンをユーザーに割り当てた方がよい場合があります。たとえば、ユーザーが最初に接続する前に、ユーザーのシステム環境を準備しておくことができます。Horizon 7 によって専用プールから割り当てられたリモート デスクトップにユーザーが接続すると、そのデスクトップをホストする仮想マシンは、その有効期間を通して同じユーザーに割り当てられたままになります。専用プールに属する単一のマシンにユーザーを割り当てることができます。

資格のある任意のユーザーにマシンを割り当てることができます。これは、接続サーバ インスタンス上での View LDAP データの損失から復旧する場合、または特定のマシンの所有権を変更する場合に行うことをお勧めします。

Horizon 7 によって専用プールから割り当てられたリモート デスクトップにユーザーが接続すると、そのリモート デスクトップは、デスクトップをホストする仮想マシンの有効期間を通して同じユーザーに割り当てられたままになります。ユーザーが組織を離れた場合、デスクトップへのアクセスが不要になった場合、または今後別のデスクトップ プールのデスクトップを使用する場合は、そのユーザーへのマシンの割り当てを削除する必要があることがあります。特定のデスクトップ プールにアクセスするすべてのユーザーへの割り当てを削除することもできます。

注: vdmadmin -L コマンドは、所有権を View Composer パーシステント ディスクに割り当てません。パーシステント ディスクを含むリンク クローン デスクトップをユーザーに割り当てるには、Horizon Administrator で [ユーザーの割り当て] メニュー オプションを使用します。

vdmadmin -L を使用してパーシステント ディスクを含むリンク クローン デスクトップをユーザーに割り当てる場合、状況によっては予期しない結果になる場合があります。たとえば、パーシステント ディスクを切断し、それを使用してデスクトップを再作成した場合、再作成されたデスクトップは元のデスクトップの所有者に割り当てられません。

オプション

次の表に、デスクトップをユーザーに割り当てたり、割り当てを削除したりするためのオプションを示します。

表 1. 専用デスクトップの割り当てのオプション
オプション 説明
-d desktop デスクトップ プールの名前を指定します。
-m machine リモート デスクトップをホストする仮想マシンの名前を指定します。
-r 指定したユーザーへの割り当て、または指定したマシンへのすべての割り当てを削除します。
-u domain\user ユーザーのログイン名およびドメインを指定します。

デスクトップ プール dtpool1 のマシン machine2 を、CORP ドメインのユーザー Jo に割り当てます。

vdmadmin -L -d dtpool1 -m machine2 -u CORP\Jo

CORP ドメインのユーザー Jo に対する、プール dtpool1 のデスクトップの割り当てを削除します。

vdmadmin -L -d dtpool1 -u Corp\Jo -r

デスクトップ プール dtpool3 のマシン machine1 に対するユーザーの割り当てをすべて削除します。

vdmadmin -L -d dtpool3 -m machine1 -r