Microsoft Windows インストーラ (MSI) のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータで Connection Server の標準インストールを実行できます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに対応する必要はありません。

サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに Horizon 7 のコンポーネントを効率よく展開できます。

前提条件

  • Connection Server をインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。
  • Horizon Connection Server の要件で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。
  • 環境をインストール用に準備します。Horizon Connection Server のインストールの前提条件を参照してください。
  • ドメインのユーザーまたはグループを Horizon Administrator アカウントとして許可する場合は、ドメイン アカウントを Active Directory で作成したことを確認します。
  • MIT Kerberos 認証を使用して Connection Server をインストールする Windows Server 2008 R2 コンピュータにログインする場合、http://support.microsoft.com/kb/978116 の KB 978116 に解説されている Microsoft ホットフィックスをインストールしてください。
  • Windows ファイアウォールで Connection Server インスタンス用に開く必要があるネットワーク ポートについて理解します。Horizon Connection Server のファイアウォール ルールを参照してください。
  • セキュリティ サーバをこの Connection Server インスタンスとペアにする場合、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] がアクティブなプロファイルで [オン] に設定されていることを確認します。この設定はすべてのプロファイルで [オン] にすることを推奨します。デフォルトでは、IPsec ルールはセキュリティ サーバと Connection Server 間の接続を制御し、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] を有効にする必要があります。
  • ネットワーク トポロジにセキュリティ サーバと Connection Server インスタンス間のバックエンドのファイアウォールが含まれている場合、IPsec をサポートするようにファイアウォールを構成する必要があります。バックエンド ファイアウォールを構成して IPsec をサポートするを参照してください。
  • Connection Server をインストールする Windows コンピュータにバージョン 2.0 以降の MSI ランタイム エンジンがあることを確認します。詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。
  • MSI インストーラのコマンドライン オプションについて理解しておきます。Microsoft Windows インストーラ コマンド ライン オプションを参照してください。
  • Connection Server の標準インストールで使用できるサイレント インストール プロパティについて理解しておきます。Horizon Connection Server の標準インストールのサイレント インストールのプロパティを参照してください。

手順

  1. VMware ダウンロード ページ (https://my.vmware.com/web/vmware/downloads) から、Connection Server インストーラ ファイルをダウンロードします。
    [Desktop & End-User Computing(デスクトップおよびエンドユーザー コンピューティング)] で VMware Horizon 7 のダウンロードを選択します。これには Connection Server ファイルが含まれます。

    インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-x86_64-y.y.y-xxxxxx.exe です。xxxxxx は、ビルド番号であり、y.y.y はバージョン番号です。

  2. Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。
  3. インストール コマンドを 1 行で入力します。
    例: VMware-viewconnectionserver-y.y.y-xxxxxx.exe /s /v"/qn VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=1 VDM_INITIAL_ADMIN_SID=S-1-5-32-544 VDM_SERVER_RECOVERY_PWD=mini VDM_SERVER_RECOVERY_PWD_REMINDER=""First car"""
    重要: サイレント インストールを実行する場合、データ リカバリ パスワードを含むフル コマンド ラインがインストーラの vminst.log ファイルに記録されます。インストールが完了したら、このログ ファイルを削除するか、Horizon Administrator を使用してデータ リカバリ パスワードを変更します。
  4. Windows Server コンピュータで新しいパッチをチェックし、必要に応じて Windows Update を実行します。
    Connection Server をインストールする前に Windows Server コンピュータのパッチを完全に適用していたとしても、インストールによりオペレーティング システム機能が初めて有効になる場合があります。この場合、追加のパッチが必要になる場合があります。

結果

次の Horizon 7 サービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。

  • VMware Horizon Connection Server
  • VMware Horizon View Framework コンポーネント
  • VMware Horizon View Message Bus コンポーネント
  • VMware Horizon View スクリプト ホスト
  • VMware Horizon View Security Gateway コンポーネント
  • VMware Horizon View PCoIP Secure Gateway
  • VMware Horizon View Blast Secure Gateway
  • VMware Horizon View Web コンポーネント
  • VMware VDMDS (View LDAP ディレクトリ サービスを提供します)

インストール時に [HTML Access のインストール] 設定を選択した場合、HTML Access コンポーネントが Windows Server コンピュータにインストールされています。このコンポーネントにより、Horizon 7 ユーザー ポータル ページの HTML Access アイコンが構成され、Windows ファイアウォールでの [VMware Horizon View Connection Server (Blast-In)] ルールが有効になります。このファイアウォール ルールにより、クライアント デバイス上の Web ブラウザは、TCP ポート 8443 で Connection Server に接続できるようになります。

これらのサービスについては、『Horizon 7 の管理』ドキュメントを参照してください。

次のタスク

Connection Server 用の SSL サーバ証明書を構成します。Horizon 7 Server 用の TLS 証明書の設定を参照してください。

古いバージョンの vCenter Server がある場合、Connection Server から vCenter 接続で TLSv1.0 を有効にするを参照してください。

Horizon 7 を初めて構成する場合は、Connection Server の初期構成を行います。Horizon 7 の初回構成を参照してください。