コマンド ラインからセキュリティ サーバをサイレント インストールするときに、特定のプロパティを含めることができます。Microsoft Windows Installer (MSI)がプロパティと値を解釈できるように、PROPERTY=value 形式を使用する必要があります。

表 1. セキュリティ サーバをサイレント インストールするための MSI のプロパティ
MSI プロパティ 説明 デフォルト値
INSTALLDIR Connection Server ソフトウェアをインストールするパスとフォルダ。

例:INSTALLDIR=""D:\abc\my folder""

パスを囲む二重引用符によって MSI インストーラにパスの有効部分としてスペースを解釈することを許可します。

この MSI プロパティはオプションです。

%ProgramFiles%\VMware\VMware View\Server
VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE Connection Server のインストールの種類
  • 1。標準インストール
  • 2。レプリカ インストール
  • 3。セキュリティ サーバ インストール

セキュリティ サーバをインストールするには、VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=3 を指定します。

この MSI プロパティは、セキュリティ サーバ インストールの場合は必須です。

1
VDM_SERVER_NAME セキュリティ サーバとペアにする既存の Connection Server インスタンスのホスト名または IP アドレス。

例:VDM_SERVER_NAME=cs1.internaldomain.com

この MSI プロパティは必須です。

なし
VDM_SERVER_SS_EXTURL セキュリティ サーバの外部 URL。URL には、プロトコル、外部で解決可能なセキュリティ サーバ名、およびポート番号が含まれている必要があります。

例:VDM_SERVER_SS_EXTURL=https://view.companydomain.com:443

この MSI プロパティは必須です。

なし
VDM_SERVER_SS_PWD セキュリティ サーバのペアリング パスワード。

例:VDM_SERVER_SS_PWD=secret

この MSI プロパティは必須です。

なし
FWCHOICE Connection Server のインスタンスに対してファイアウォールを構成するかどうかを指定する MSI プロパティ。

値 1 はファイアウォールを構成します。値 2 はファイアウォールを構成しません。

例:FWCHOICE=1

この MSI プロパティはオプションです。

1
VDM_SERVER_SS_PCOIP_IPADDR PCoIP Secure Gateway の外部 IP アドレス。IPv6 環境では、このプロパティも PCoIP Secure Gateway の FQDN に設定できます。このプロパティがサポートされるのは、セキュリティ サーバが Windows Server 2008 R2 以降にインストールされている場合だけです。

例:VDM_SERVER_SS_PCOIP_IPADDR=10.20.30.40

このプロパティは、PCoIP Secure Gateway コンポーネントを使用する場合は必須です。

なし
VDM_SERVER_SS_PCOIP_TCPPORT PCoIP Secure Gateway の外部 TCP ポート番号。このプロパティがサポートされるのは、セキュリティ サーバが Windows Server 2008 R2 以降にインストールされている場合だけです。

例:VDM_SERVER_SS_PCOIP_TCPPORT=4172

このプロパティは、PCoIP Secure Gateway コンポーネントを使用する場合は必須です。

なし
VDM_SERVER_SS_PCOIP_UDPPORT PCoIP Secure Gateway の外部 UDP ポート番号。このプロパティがサポートされるのは、セキュリティ サーバが Windows Server 2008 R2 以降にインストールされている場合だけです。

例:VDM_SERVER_SS_PCOIP_UDPPORT=4172

このプロパティは、PCoIP Secure Gateway コンポーネントを使用する場合は必須です。

なし
VDM_SERVER_SS_BSG_EXTURL Blast Secure Gateway の外部 URL。URL には、HTTPS プロトコル、外部で解決可能なセキュリティ サーバ名、およびポート番号が含まれている必要があります。

例:VDM_SERVER_SS_BSG_EXTURL=https://view.companydomain.com:8443

デフォルトのポート番号は 8443 です。ユーザーが Web 経由で Horizon 7 デスクトップに接続できるようにするには、セキュリティ サーバに Blast Secure Gateway をインストールする必要があります。

なし
VDM_SERVER_SS_FORCE_IPSEC セキュリティ サーバとそのペアの Connection Server インスタンス間で、強制的に IPsec が使用されるようにします。

デフォルトでは、セキュリティ サーバを無人インストールし、IPsec が無効になった Connection Server インスタンスとペアリングすると、ペアリングに失敗します。

デフォルト値の 1 では、IPsec を使用してペアリングが実行されます。この値を 0 に設定すると、IPsec を使用せずにペアリングを実行できます。

1
VDM_IP_PROTOCOL_USAGE Horizon 7 コンポーネントが通信で使用する IP アドレスのバージョンを指定します。使用可能な値は IPv4 および IPv6 です IPv4
VDM_FIPS_ENABLED FIPS モードを有効にするか無効にするかを指定します。値 1 は FIPS モードを有効にします。値 0 は FIPS モードを無効にします。このプロパティが 1 に設定され、Windows が FIPS モードになっていない場合、インストーラは中断されます。 0