Horizon 7 は、データベース テーブルを使用してイベント データベースを実装します。イベント データベースの先頭には、これらのテーブルの名前が、データベース設定時に定義したプリフィックスを使用して付加されます。

イベント データベースのテーブル

次の表は、イベント データベースを実装する Horizon 7 のデータベース テーブルを示しています。

表 1. イベント データベースのテーブル
テーブル名 説明
event 最近のイベントのメタデータと検索最適化データ。
event_data 最近のイベントのデータ値。
event_data_historical すべてのイベントのデータ値。
event_historical すべてのイベントのメタデータと検索最適化データ。

Horizon 7 は、すべてのデータベース テーブルにイベントに関する詳細情報を記録します。イベント レコードの書き込み後、一定期間が経過すると、Horizon 7 は event テーブルと event_data テーブルからレコードを削除します。Horizon Administrator を使用すると、データベースが event テーブルと event_data テーブルにレコードを記録する期間を設定できます。

重要: Horizon 7 では、event_historical テーブルと event_data_historical テーブルのサイズの上限がありません。そのため、これらのテーブルには、容量管理ポリシーを実装する必要があります。

一意のプライマリ キーである EventID は、Horizon 7 が event テーブルと event_historical テーブルに記録する各イベントを識別します。Horizon 7 は、各イベントのデータ値を event_data テーブルと event_data_historical テーブルに記録します。あるイベントの全情報を取得するには、event テーブルと event_data テーブル、または event_historical テーブルと event_data_historical テーブルを、EventID 列を基準にして結合します。

event テーブルと event_historical テーブルにある EventType 列、Severity 列、Time 列は、イベントのタイプ、重要度、発生時刻を示します。

イベント データベースの設定の詳細については、『Horizon 7 のインストール』のドキュメントを参照してください。

注: 履歴テーブルからデータをパージする方法については、 http://kb.vmware.com/kb/2150309 を参照してください。

イベント データベースのスキーマ

次の表は、event データベース テーブルと event_historical データベース テーブルのスキーマを示しています。

表 2. event テーブルと event_historical テーブルのスキーマ
列名 Oracle データ タイプ SQL Server データ タイプ 説明
Acknowledged SMALLINT tinyint Horizon 7 がイベントを確認したかどうか。
  • 0 = false
  • 1 = true
DesktopId NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 関連プールのデスクトップ ID。
EventID INTEGER int イベントの一意のプライマリ キー。
EventType NVARCHAR2(512) nvarchar(512) メッセージ カタログの項目と対応するイベント名。BROKER_USERLOGGEDIN など。
FolderPath NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 関連オブジェクトを格納するフォルダのフル パス。
GroupId NVARCHAR2(512) nvarchar(512) Active Directory 内の関連グループの SID。
LUNId NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 関連オブジェクトを格納する LUN の ID。
MachineId NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 関連する物理マシンまたは仮想マシンの ID。
Module NVARCHAR2(512) nvarchar(512) イベントの発生原因となった Horizon 7 コンポーネント。Admin、Broker、Tunnel、Framework、Client、Agent など。
ModuleAndEventText NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 属性パラメータが代入された値を伴うイベント メッセージ。
Node NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 仮想デバイス ノードの名前。
重要度 NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 重要度レベル。INFO、WARNING、ERROR、AUDIT_SUCCESS、AUDIT_FAIL など。
Source NVARCHAR2(512) nvarchar(512) イベント ソースの ID。
ThinAppId NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 関連する ThinApp™ オブジェクトの ID。
Time TIMESTAMP datetime エポック時間(1970 年 1 月 1 日)から数えたイベント発生時刻。
UserDiskPathId NVARCHAR2(512) nvarchar(512) ユーザー ディスクの ID。
UserSID NVARCHAR2(512) nvarchar(512) Active Directory 内の関連ユーザーの SID。

次の表は、event_data データベース テーブルと event_data_historical データベース テーブルのスキーマを示しています。

表 3. event_data テーブルと event_data_historical テーブルのスキーマ
列名 Oracle データ タイプ SQL Server データ タイプ 説明
BooleanValue SMALLINT tinyint Boolean 属性の値。
  • 0 = false
  • 1 = true
EventID INTEGER int イベントの一意のプライマリ キー。
IntValue INTEGER int 整数属性の値。
Name NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 属性名(例:UserDisplayName)。
StrValue NVARCHAR2(512) nvarchar(512) 文字列属性の値。他の種類の属性については、この列で文字列データ型として表します。
TimeValue TIMESTAMP datetime 日時属性の値。
Type SMALLINT tinyint 属性のデータ型。
  • 0 = StrValue
  • 1 = IntValue
  • 2 = TimeValue
  • 3 = BooleanValue