Windows レジストリ キー設定を使用して、リモート デスクトップでのクライアント ドライブ リダイレクトの動作を制御’できます。この機能には Horizon Agent 7.0 以降および Horizon Client 4.0 以降が必要です。
リモート デスクトップでのクライアント ドライブ リダイレクトの動作を制御する Windows レジストリ設定は、次のパスにあります。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR
リモート デスクトップで Windows レジストリ エディタを使用して、ローカル レジストリ設定を編集できます。
クライアント ドライブ リダイレクトの無効化
クライアント ドライブ リダイレクトを無効にするには、disabled という新しい文字列値を作成し、その値を true に設定します。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\disabled=true
デフォルトでは、この値は false(有効)になっています。
共有フォルダへの書き込みアクセスの防止
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\permissions=r
デフォルトでは、この値は rw(すべての共有フォルダが読み取り可能で書き込み可能)になっています。
特定のフォルダの共有
特定のフォルダをリモート デスクトップと共有するには、default shares という新しいキーを作成し、リモート デスクトップと共有する各フォルダに対して新しいサブキーを作成します。各サブキーで、name という新しい文字列値を作成し、その値を共有するフォルダのパスに設定します。次の例では、フォルダ C:\ebooks と C:\spreadsheets を共有しています。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\default shares\f1\name=C:\ebooks HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\default shares\f2\name=C:\spreadsheets
name を *all に設定すると、すべてのクライアント ドライブがリモート デスクトップと共有されます。*all 設定は、Windows クライアント システムでのみサポートされています。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\default shares\1st\name=*all
クライアントの他のフォルダ(default shares キーで指定されていないフォルダ)が共有されることを防止するには、ForcedByAdmin という文字列値を作成し、その値を true に設定します。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\ForcedByAdmin=true
値が true の場合、Horizon Client でユーザーがリモート デスクトップに接続したときに [共有] ダイアログ ボックスは表示されません。デフォルトでは、この値は false(クライアントの他のフォルダを共有可能) になっています。
次の例では、フォルダ C:\ebooks と C:\spreadsheets を共有して両方のフォルダを読み取り専用にし、クライアントの他のフォルダが共有されることを防止しています。
HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\ForcedByAdmin=true HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\permissions=r HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\default shares\f1\name=C:\ebooks HKLM\Software\VMware, Inc.\VMware TSDR\default shares\f2\name=C:\spreadsheets