RDS 接続グループ ポリシー設定は、リモート デスクトップ サービス セッション用の一時フォルダの作成および削除を制御します。

表 1. RDS 一時フォルダのグループ ポリシー設定
設定 説明
Do not delete temp folder upon exit

リモート デスクトップ サービスで、ユーザーのセッションごとの一時フォルダをログオフ時に保持するかどうかを指定します。

この設定を使用して、ユーザーがセッションからログオフしても、リモート コンピュータ上のユーザーのセッション固有の一時フォルダを保持することができます。デフォルトでは、リモート デスクトップ サービスは、ユーザーがログオフする際にユーザーの一時フォルダを削除します。

このステータスが [有効] に設定されている場合、ユーザーのセッションごとの一時フォルダは、ユーザーがセッションからログオフしても保持されます。

このステータスが [無効] に設定されている場合、管理者がリモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで他の設定をしたとしても、一時フォルダはユーザーがログオフするときに削除されます。

このステータスが [構成されていません] に設定されている場合、サーバ管理者が他の設定をしない限り、リモート デスクトップ サービスはログオフ時に一時フォルダをリモート コンピュータから削除します。

注: この設定は、セッションごとの一時フォルダがサーバで使用されている場合のみ有効になります。つまり、[セッションごとの一時フォルダを使用しない] 設定を有効にした場合、この設定は無効になります。
Do not use temporary folders per session

このポリシー設定により、リモート デスクトップ サービスがセッション固有の一時フォルダを作成することを防止できます。

このポリシー設定を使用して、各セッション用の別の一時フォルダをリモート コンピュータ上に作成することを無効にできます。デフォルトでは、リモート デスクトップ サービスは、ユーザーがリモート コンピュータに保持する、各アクティブ セッション用の別の一時フォルダを作成します。これらの一時フォルダは、ユーザーのプロファイルフォルダ内一時フォルダにあるリモート コンピュータ上で、sessionid という名前で作成されます。

このポリシー設定を有効にすると、セッションごとの一時フォルダは作成されません。その代わりに、リモート コンピュータ上のすべてのセッション用のユーザーの一時ファイルが、リモート コンピュータ上のユーザーのプロファイルフォルダ内の共通の一時フォルダに保存されます。

このポリシー設定を無効にすると、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで他の設定をしたとしても、セッションごとの一時フォルダが常に作成されます。

このポリシー設定を構成しないと、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで他の設定をしない限り、セッションごとの一時フォルダが作成されます。