RDS セッションの時間制限のグループ ポリシー設定を使用すると、RDS ホストのセッションに時間制限ポリシーを設定できます。

Horizon 7 RDS グループ ポリシー設定は、[コンピュータの構成] > [ポリシー] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [リモート デスクトップ サービス] > [リモート デスクトップ セッション ホスト] > [セッションの時間制限] フォルダにインストールされています。

Horizon 7 RDS グループ ポリシー設定は、[ユーザーの構成] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [リモート デスクトップ サービス] > [リモート デスクトップ セッション ホスト] > [セッションの時間制限] フォルダにもインストールされています。

表 1. RDS セッションの時間制限のグループ ポリシー設定
設定 説明
Set time limit for disconnected sessions

このポリシー設定を使用すると、切断されたリモート デスクトップ サービス セッションに制限時間を設定できます。

このポリシー設定を使用すると、切断されたセッションがサーバでアクティブになっている最大時間を指定できます。デフォルトでは、セッションからログオフして終了しなくても、リモート デスクトップ サービスを切断できます。

セッションが切断状態の場合、ユーザーが接続していなくても、実行中のプログラムはアクティブのままになります。デフォルトでは、切断されたセッションはサーバ上に無期限で保持されます。

このポリシー設定を有効にした場合、指定した時間が経過すると、切断状態のセッションがサーバから削除されます。切断状態のセッションを無期限で維持するデフォルトの動作を強制的に実行するには、「無期限」を選択します。コンソール セッションには、切断されたセッションの制限時間は適用されません。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、切断されたセッションは無期限で維持されます。切断されたセッションの制限時間は、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールの [セッション] タブで指定できます。

注: このポリシー設定は、[コンピュータの構成] と [ユーザーの構成] の両方に表示されます。両方のポリシー設定を指定した場合、[コンピュータの構成] のポリシー設定が優先されます。
Set time limit for active but idle Remote Desktop Services sessions

このポリシー設定では、アクティブなリモート デスクトップ サービス セッションに許可するアイドル状態(ユーザーの入力がない状態)の最大時間を指定します。この時間が経過すると、セッションが自動的に切断されます。

このポリシー設定を有効にすると、[アイドル セッションの制限] ドロップダウン リストで制限時間を選択する必要があります。指定した時間が経過すると、リモート デスクトップ サービスはアイドル状態のセッションを自動的に切断します。セッションを切断する 2 分前に警告が表示されます。キーを押すか、マウスを動かすと、セッションをアクティブのまま継続できます。コンソール セッションには、アイドル セッションの制限時間は適用されません。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、リモート デスクトップ サービスはアイドル状態のセッションを無期限で維持します。アイドル セッションの制限時間は、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールの [セッション] タブで指定できます。

制限時間に達したときに、リモート デスクトップ サービスがセッションの切断ではなく、セッションを終了するように設定するには、「制限時間に達したらセッションを中止する」ポリシー設定を使用します。この設定を行うには、[コンピュータの構成] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [リモート デスクトップ サービス] > [リモート デスクトップ セッション ホスト] > [セッションの時間制限] の順に移動します。

注: このポリシー設定は、[コンピュータの構成] と [ユーザーの構成] の両方に表示されます。両方のポリシー設定を指定した場合、[コンピュータの構成] のポリシー設定が優先されます。
Set time limit for active Remote Desktop Services sessions

このポリシー設定では、リモート デスクトップ サービス セッションの最大持続時間を指定します。この時間が経過すると、セッションが自動的に切断されます。

このポリシー設定を有効にすると、[アクティブ セッションの最大時間] ドロップダウン リストで必要な制限時間を選択する必要があります。指定した時間が経過すると、リモート デスクトップ サービスはアクティブ セッションを自動的に切断します。リモート デスクトップ サービス セッションが切断される 2 分前に警告が表示されます。この間に、使用中のファイルを保存し、プログラムを終了できます。コンソール セッションには、アクティブ セッションの最大時間は適用されません。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、リモート デスクトップ サービスはセッションを無期限で維持します。アクティブ セッションの最大時間は、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールの [セッション] タブで指定できます。

制限時間に達したときに、リモート デスクトップ サービスがセッションの切断ではなく、セッションを終了するように設定するには、「制限時間に達したらセッションを中止する」ポリシー設定を使用します。この設定を行うには、[コンピュータの構成] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [リモート デスクトップ サービス] > [リモート デスクトップ セッション ホスト] > [セッションの時間制限] の順に移動します。

注: このポリシー設定は、[コンピュータの構成] と [ユーザーの構成] の両方に表示されます。両方のポリシー設定を指定した場合、[コンピュータの構成] のポリシー設定が優先されます。
Terminate session when time limits are reached

期限付きのリモート デスクトップ サービス セッションを切断ではなく終了するかどうかを指定します。

この設定を使用すると、アクティブ セッションまたはアイドル セッションの制限時間に達したときに、リモート デスクトップ サービスがセッションを終了します(ユーザーはログオフされ、サーバからセッションが削除されます)。デフォルトでは、リモート デスクトップ サービスは、制限時間に達したセッションを切断します。

制限時間は、サーバ管理者がローカルのグループ ポリシーで設定します。「アクティブなリモート デスクトップ サービス セッションの制限時間を設定する」と「アクティブでアイドル状態になっているリモート デスクトップ サービス セッションの制限時間を設定する」の設定を参照してください。

この設定を有効にすると、リモート デスクトップ サービスは制限時間に達したすべてのセッションを終了します。

この設定を無効にすると、サーバ管理者の設定に関わらず、リモート デスクトップ サービスはタイムアウトしたセッションを切断します。

この設定を行わない場合、ローカルの設定で別の指定がない限り、リモート デスクトップ サービスはタイムアウトしたセッションを切断します。

注: この設定は、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールまたはグループ ポリシー管理コンソールで明示的に設定した時間制限にのみ適用されます。接続条件またはネットワーク条件で発生したタイムアウト イベントには適用されません。この設定は、[コンピュータの構成] と [ユーザーの構成] の両方に表示されます。両方の設定を指定した場合、[コンピュータの構成] の設定が優先します。
Set time limit for logoff of RemoteApp sessions

このポリシー設定では、ユーザーのリモート アプリケーション セッションが切断状態を維持できる時間を指定します。この時間が経過すると、セッションは RDS ホストからログオフされます。

デフォルトでは、ユーザーがリモート アプリケーションを終了したときに、セッションが RDS ホストから切断されます。

このポリシー設定を有効にした場合、ユーザーがリモート アプリケーションを終了した後も、リモート アプリケーション セッションは指定した制限時間まで切断状態を維持します。指定した制限時間に達すると、リモート アプリケーション セッションは RDS ホストからログオフされます。制限時間に達する前にユーザーがリモート アプリケーションを開始すると、ユーザーは RDS ホストで切断状態のセッションに再接続します。

このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、ユーザーがリモート アプリケーションを終了すると、セッションが RDS ホストから切断されます。

注: このポリシー設定は、[コンピュータの構成] と [ユーザーの構成] の両方に表示されます。両方のポリシー設定を指定した場合、[コンピュータの構成] のポリシー設定が優先されます。