クラウド ポッド アーキテクチャ 環境の場合は、グローバル URL コンテンツリダイレクト設定を作成し、特定の URL をリダイレクトして、ポッド フェデレーションの任意のポッドにあるリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで開くようにできます。

グローバル URL コンテンツ リダイレクト設定は、ポッド フェデレーション全体で表示されます。グローバル URL コンテンツ リダイレクト設定を作成すると、URL をグローバル デスクトップ資格やグローバル アプリケーション資格などのグローバル リソースにリダイレクトできます。

HTTP、HTTPS、mailto、および callto など、リダイレクトに必要なプロトコルをいくつでも設定できます。callto プロトコルは Chrome ブラウザでのリダイレクトには対応していません。

ベスト プラクティスとして、HTTP および HTTPS プロトコルに対して同じリダイレクト設定を構成します。この方法では、ユーザーが mycompany.com などの部分的な URL を Internet Explorer に入力し、そのサイトが自動的に HTTP から HTTPS にリダイレクトされると、URL コンテンツ リダイレクト機能が期待どおりに動作します。この例では、HTTPS のルールを設定していても、HTTP に対して同じリダイレクト設定を設定していない場合、ユーザーが入力する部分的な URL はリダイレクトされません。

クラウド ポッド アーキテクチャ 環境の構成と管理の詳細については、『Horizon 7 でのクラウド ポッド アーキテクチャの管理』を参照してください。

URL コンテンツ リダイレクトには、複数の設定を作成しないことをおすすめします。

ローカル URL コンテンツ リダイレクト設定を作成するには、ローカル URL コンテンツ リダイレクト設定の作成を参照してください。

前提条件

手順

  1. ポッド フェデレーションの任意の Connection Server インスタンスにログインします。
  2. --createURLSetting オプションを指定して vdmutil コマンドを実行し、URL コンテンツ リダイレクト設定を作成します。
    vdmutil --createURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope GLOBAL
    [--description value] [--urlScheme value] [--entitledApplication value | --entitledDesktop
    value] [--agentURLPattern value]
    オプション 説明
    --urlSettingName URL コンテンツ リダイレクト設定の一意の名前。名前は url-filtering にする必要があります。
    --urlRedirectionScope URL コンテンツ リダイレクト設定の範囲。GLOBAL を指定すると、ポッド フェデレーション全体で設定が表示されます。
    --description URL コンテンツ リダイレクト設定の説明。説明には 1 文字から 1024 文字が使用できます。
    --urlScheme http、https、mailto、または callto など URL コンテンツ リダイレクト設定が適用されるプロトコル。
    --entitledApplication 指定された URL を開くために使用されるグローバル アプリケーション資格の名前を表示します。
    --entitledDesktop たとえば GE-1 など、指定された URL を開くために使用されるグローバル デスクトップ資格の名前を表示します。
    --agentURLPattern リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで開く必要がある URL を指定する引用符で囲まれた文字列。
  3. (オプション) 作成した URL コンテンツ リダイレクト設定にプロトコル、URL、およびグローバル リソースを追加するには、--updateURLSetting オプションを指定して vdmutil コマンドを実行します。
    vdmutil --updateURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope GLOBAL
    [--description value][--urlScheme value][--entitledApplication value | --entitledDesktop
    value] [--agentURLPattern value]
    これらのオプションは、 --createURLSetting オプションを指定した vdmutil コマンドと同じです。

例: グローバル URL コンテンツ リダイレクト設定の構成

次の例では、url-filtering という名前のグローバル URL コンテンツ リダイレクト設定を作成しています。この設定は、http://google.* というテキストを含むすべての URL を GAE1 という名前のグローバル アプリケーション資格にリダイレクトするようにしています。

vdmutil --createURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope GLOBAL 
--urlScheme http --entitledApplication GAE1 --agentURLPattern "http://google.*" --authAs johndoe 
--authDomain mydomain --authPassword secret

次の例は、url-filtering 設定を更新して、https://google.* というテキストを含むすべての URL を GAE1 という名前のグローバル アプリケーション資格にリダイレクトするようにしています。

vdmutil --updateURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope GLOBAL 
--urlScheme https --entitledApplication GAE1 --agentURLPattern "https://google.*" -authAs johndoe 
--authDomain mydomain --authPassword secret
次の例は、 url-filtering 設定を更新して、 mailto://.*.mycompany.com" というテキストを含むすべての URL を GA2 という名前のグローバル アプリケーション資格にリダイレクトするようにしています。
vdmutil --updateURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope GLOBAL
--urlScheme mailto --entitledApplication GAE2 --agentURLPattern "mailto://.*.mycompany.com" 
--authAs johndoe --authDomain mydomain --authPassword secret

次のタスク

ユーザーまたはグループに URL コンテンツ リダイレクト設定を割り当てます。ユーザーまたはグループへの URL コンテンツ リダイレクト設定の割り当てを参照してください。