RDS プロファイル グループ ポリシー設定では、リモート デスクトップ サービス セッションの移動プロファイルおよびホーム ディレクトリの設定を制御します。
設定 | 説明 |
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Limit the size of the entire roaming user profile cache | このポリシー設定により、ローカル ドライブ上の移動ユーザー プロファイルのキャッシュ全体のサイズを制限できます。このポリシー設定は、リモート デスクトップ セッション ホスト ロール サービスがインストールされているコンピュータにのみ適用されます。
注: 個別のユーザー プロファイルのサイズを制限する場合は、
[User Configuration\Policies\Administrative Templates\System\User Profiles] にある
Limit profile size ポリシー設定を使用します。
このポリシー設定を有効にする場合は、移動ユーザー プロファイルのキャッシュ全体の監視間隔(分単位)と最大サイズ(ギガバイト単位)を指定する必要があります。監視間隔で、移動ユーザー プロファイルのキャッシュ全体のサイズをチェックする頻度を決定します。移動ユーザー プロファイルのキャッシュ全体のサイズが指定した最大サイズを超えると、下回るまで最も古い(最も長く使われていない)移動ユーザー プロファイルが削除されます。 このポリシー設定を無効にする、または構成しない場合、ローカル ドライブ上の移動ユーザー プロファイルのキャッシュ全体のサイズに制限は設定されません。 注:[Computer Configuration\Policies\Administrative Templates\System\User Profiles] にある Prevent Roaming Profile changes from propagating to the server ポリシー設定が有効になっている場合、このポリシー設定は無視されます。 |
Set Remote Desktop Services User Home Directory | リモート デスクトップ サービスが、指定されたネットワーク共有またはローカル ディレクトリ パスを、リモート デスクトップ サービス セッションでユーザーのホーム ディレクトリのルートとして使用するかどうかを指定します。 この設定を使用するには、[場所] ドロップダウン リストからホーム ディレクトリ(ネットワークまたはローカル)の場所を選択します。ディレクトリをネットワーク共有に置く場合は、ホーム ディレクトリのルート パスを \\Computername\Sharename の形式で入力してから、ネットワーク共有をマッピングするドライブ文字を選択します。 ホーム ディレクトリをローカル コンピュータに保持する場合は、ホーム ディレクトリのルート パスを環境変数や省略記号なしで Drive:\Path の形式で入力します。ログイン時にリモート デスクトップ サービスで自動的に追加されるため、ユーザー エイリアスのプレースホルダは指定しないでください。
注: ローカル パスを指定する場合、[ドライブ レター] フィールドは無視されます。ローカル パスを指定することを選択したが、ホーム ディレクトリのルート パスにネットワーク共有名を入力した場合、リモート デスクトップ サービスはユーザーのホーム ディレクトリをネットワーク上の場所に配置します。
ステータスが [有効] に設定されている場合、リモート デスクトップ サービスはユーザーのホーム ディレクトリを、ローカル コンピュータまたはネットワーク上で指定した場所に作成します。各ユーザーのホーム ディレクトリのパスは、指定されたホーム ディレクトリのルート パスおよびユーザーのエイリアスです。 ステータスが [無効] または [構成されていません] に設定されている場合、ユーザーのホーム ディレクトリはサーバで指定されたものになります。 |
Use mandatory profiles on the RD Session Host server | このポリシー設定により、RDS ホストにリモートで接続しているすべてのユーザーについて、リモート デスクトップ サービスが必須のプロファイルを使用するかどうかを指定できます。 このポリシー設定を有効にした場合、リモート デスクトップ サービスは Set path for Remote Desktop Services Roaming User Profile ポリシー設定で指定したパスを、必須のユーザー プロファイルのルート フォルダとして使用します。RDS ホストにリモートで接続しているすべてのユーザーは、同じユーザー プロファイルを使用します。 このポリシー設定を無効にする、または構成しない場合、RDS ホストにリモートで接続しているユーザーは必須のユーザー プロファイルを使用しません。
注: このポリシー設定を有効にするには、
Set path for Remote Desktop Services Roaming User Profile ポリシー設定も有効にして構成する必要があります。
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Set path for Remote Desktop Services Roaming User Profile | このポリシー設定では、リモート デスクトップ サービスが移動ユーザー プロファイルに使用するネットワーク パスを指定できます。 デフォルトでは、リモート デスクトップ サービスはすべてのユーザー プロファイルを RDS ホストのローカルに保存します。このポリシー設定を使用して、ユーザープロファイルを一元的に保存できるネットワーク共有を指定できます。これにより、ユーザーはユーザー プロファイルにネットワーク共有を使用するように構成されているすべての RDS ホスト上のセッションで、同じプロファイルにアクセスできます。 このポリシー設定を有効にすると、リモート デスクトップ サービスは指定されたパスをすべてのユーザー プロファイルのルート ディレクトリとして使用します。このプロファイルは、各ユーザーのアカウント名が名前として付けられたサブフォルダに含まれます。 このポリシー設定を行うには、ネットワーク共有へのパスを \\Computername\Sharename の形式で入力します。ユーザーがログインしてプロファイルが作成される際にリモート デスクトップ サービスで自動的に追加されるため、ユーザー アカウント名のプレースホルダは指定しないでください。指定したネットワーク共有が存在しない場合、リモート デスクトップ サービスにより RDS ホストにエラー メッセージが表示され、ユーザー プロファイルは RDS ホスト上のローカルに保存されます。 このポリシー設定を無効にする、または構成しない場合、ユーザー プロファイルは RDS ホスト上のローカルに保存されます。ユーザーのアカウントの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [リモート デスクトップ サービス プロファイル] タブで、ユーザーのプロファイルのパスを構成できます。 注:
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