RDS ライセンス グループ ポリシー設定では、RDS ライセンス サーバが参照される順番、問題通知を表示するかどうか、RDS クライアント アクセス ライセンス (CAL) でユーザーごとのライセンスまたはデバイスごとのライセンスのどちらを使用するかを管理します。

Horizon 7 RDS グループ ポリシー設定は、[コンピュータの構成] > [ポリシー] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [リモート デスクトップ サービス] > [リモート デスクトップ セッション ホスト] > [ライセンス] フォルダにインストールされています。

表 1. RDS ライセンス グループ ポリシー設定
設定 説明
Use the specified Remote Desktop license servers

このポリシー設定により、リモート デスクトップ ライセンス サーバが RDS ホスト サーバを探す順番を指定できます。

このポリシーを有効にすると、RDS ホスト サーバは指定されたライセンス サーバを最初に探します。指定されたライセンス サーバが見つからない場合、RDS ホスト サーバにより自動ライセンス サーバ検出が試行されます。

自動ライセンス サーバ検出では、Windows Server ベースのドメイン内の RDS ホスト サーバにより、次の順番でライセンス サーバへのアクセスが試行されます。

  1. リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで指定されたライセンス サーバ。
  2. Active Directory ドメイン サービスで公開されたライセンス サーバ。
  3. RDS ホストと同じドメインのドメイン コントローラ上にインストールされたライセンス サーバ。

このポリシー設定を無効にするか、構成しなかった場合、RDS ホストでは、リモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで指定されたライセンス サーバ検出モードが使用されます。

Hide notifications about RD Licensing problems that affect the RD Session Host server

このポリシー設定により、RDS ホストに影響する RD ライセンスに問題がある場合、RDS ホストに通知を表示するかどうかを決定します。

デフォルトでは、RDS ホストに影響する RD ライセンスに問題がある場合、ローカル管理者としてログインした後に RDS ホストに通知が表示されます。RDS ホストのライセンス有効期間が切れるまでの日数も通知されます(該当する場合)。

このポリシー設定を有効にすると、これらの通知は RDS ホストに表示されません。

このポリシー設定を無効にするか、構成しなかった場合、ローカル管理者としてログインした後に、RDS ホストにこれらの通知が表示されます。

Set the Remote Desktop licensing mode

このポリシー設定により、この RDS ホストへの接続に必要なリモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス (RDS CAL) のタイプを指定できます。

このポリシー設定では、ユーザーごとまたはデバイスごとのいずれかのライセンス モデルを選択できます。

接続ユーザー数によるライセンス モードでは、この RDS ホストに接続する各ユーザー アカウントには、RDS CAL(接続ユーザー数)が必要になります。

接続デバイス数によるライセンス モードでは、この RDS ホストに接続する各デバイスには、RDS CAL(接続デバイス数)が必要になります。

このポリシー設定を有効にすると、ここで指定したライセンス モードは、リモート デスクトップ セッション ホストのインストール時に指定した、またはリモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで指定したライセンス モードに優先します。

このポリシー設定を無効にするか、構成しなかった場合、リモート デスクトップ セッション ホスト ロール サービスのインストール時に指定した、またはリモート デスクトップ セッション ホスト構成ツールで指定したライセンス モードが使用されます。