URL コンテンツ リダイレクト機能は、特定の状況では機能しません。

短縮 URL

https://goo.gl/abc などの短縮 URL は、フィルタリング規則に基づいてリダイレクトできますが、フィルタリング メカニズムでは、元の短縮されていない URL が確認されません。

たとえば、acme.com が含まれる URL をリダイレクトするルールがある場合、元の URL が http://www.acme.com/some-really-long-path で、元の URL の短縮 URL が https://goo.gl/xyz だとすると、元の URL はリダイレクトされますが、短縮 URL はリダイレクトされません。

URL を短縮するために頻繁に使用される Web サイトの URL をブロックまたはリダイレクトするルールを作成して、この制限を回避できます。

埋め込み HTML ページ

たとえば、ユーザーが URL リダイレクト ルールと一致しない URL に移動する場合、埋め込み HTML ページは URL リダイレクトをバイパスします。ページに埋め込み HTML ページが含まれていて(iFrame またはインライン フレーム)、そのページにリダイレクト ルールに一致しない URL がある場合、URL リダイレクト ルールは機能しません。ルールは、最上位の URL でのみ動作します。

Internet Explorer プラグインが無効な場合

URL コンテンツ リダイレクトは、Internet Explorer プラグインが無効な状況、たとえば、ユーザーが Internet Explorer で InPrivate ブラウズに切り替えている状況では機能しません。プライベート ブラウズを使用すると、Web ページや Web ページからダウンロードされたファイルは、コンピュータで閲覧やダウンロード履歴に記録されません。URL リダイレクト機能では特定の Internet Explorer プラグインを有効にする必要がありますが、プライベート ブラウズによってこれらのプラグインが無効になるために、この制限事項が発生します。

ユーザーがプラグインを無効にできないようにする GPO 設定を使用して、この制限を回避できます。これに該当する設定は、[ユーザーによるアドオンの有効化および無効化を許可しない] と [新しくインストールされたアドオンを自動的に有効にする] です。グループ ポリシー管理エディタでは、これらの設定は、[コンピュータの構成] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [Internet Explorer] にあります。

Internet Explorer でこの制限を回避するには、InPrivate モードを無効にする GPO 設定を使用します。この設定は、[InPrivate ブラウズを無効にする] という名前です。グループ ポリシー管理エディタでは、これらの設定は、[コンピュータの構成] > [管理用テンプレート] > [Windows コンポーネント] > [Internet Explorer] > [プライバシー] にあります。

これらの回避策は、ベスト プラクティスであり、プライベート ブラウズ以外の状況によって発生する可能性があるリダイレクトの問題を防止できます。

Windows 10 のユニバーサル アプリケーションがプロトコルのデフォルトのハンドラである場合

リンクで指定されている Windows 10 のユニバーサル アプリケーションがプロトコルのデフォルトのハンドラである場合、URL リダイレクトが動作しません。ユニバーサル Windows プラットフォームに組み込まれ、PC、タブレット、およびスマートフォンにダウンロードできるユニバーサル アプリケーションとしては、Microsoft Edge ブラウザ、メール、マップ、フォト、Grove ミュージックなどがあります。

デフォルト ハンドラがこれらのいずれかのアプリケーションとなっているリンクをクリックすると、URL はリダイレクトされません。たとえば、ユーザーがアプリケーションのメールのリンクをクリックし、デフォルトのメール アプリケーションがユニバーサル アプリケーションのメールであった場合、リンクで指定された URL はリダイレクトされません。

リダイレクトする URL のプロトコルのデフォルト ハンドラを別のアプリケーションに設定して、この制限を回避できます。たとえば、Edge がデフォルト ブラウザの場合は、Internet Explorer をデフォルト ブラウザにします。