Horizon のアップグレードの最終段階には、その一環として View Composer デスクトップ プールのアップグレードが含まれます。

View Composer で作成されたプールをアップグレードする場合は、親仮想マシンで Horizon Agent をアップグレードした後で取得したスナップショットを使用する必要があります。

重要: View Composer のリンク クローンを使用して vSphere 5.1 以降の仮想マシンで使用できる領域再利用機能を使用する場合、この手順の実行に加えて、View LDAP および Horizon Administrator で特定の設定を行う必要があります。作業の完全なリストについては、 領域を再利用するためにデスクトップ プールをアップグレードする作業を参照してください。
注: 仮想ハードウェア バージョン 8 以降へのアップグレードなど、 vSphere 5 以降に含まれる仮想ハードウェア バージョンもアップグレードしている場合、アップグレードされた親仮想マシンのスナップショットが、リンク クローン プールにある残りの仮想マシンの仮想ハードウェア バージョンのアップグレードに使用されます。

この方法によるアップグレードでは、上位のバージョンへの仮想ハードウェア バージョン(または互換性のあるレベル)のアップグレードがサポートされます。しかし、現在のバージョンよりも低いハードウェア バージョンにリンク クローンを再構成することはできません。たとえば、ハードウェア バージョン 7 の親仮想マシンにハードウェア バージョン 8 のクローンを再構成することはできません。

前提条件

手順

  1. アップグレードの準備作業で新規仮想マシンのプロビジョニングを無効にした場合は、再度プロビジョニングを有効にします。
  2. 3D レンダリング機能をオンにするには、プールを編集し、次の設定を構成します。
    • プールが PCoIP 表示プロトコルまたは VMware Blast 表示プロトコルを使用するように設定します。
    • [ユーザーがプロトコルを選択できるようにする][いいえ] に設定します。
    • [3D レンダリング] 機能をオンにします。
  3. vSphere 5.1 仮想マシンで使用できる領域再利用機能を有効化するには、プール設定の [詳細なストレージ] セクションで [仮想マシンディスク領域を再利用] を選択し、領域再利用のしきい値を 1GB に設定します。
  4. vSphere 5.0 以降の仮想マシンで使用できる View Storage Accelerator を有効にするには、プール設定の [詳細なストレージ] セクションで [View Storage Accelerator を使用] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
    View Storage Accelerator は、一般的な仮想マシンのディスク データをキャッシュすることを ESXi のホストに許可することによって、ブート ストームやウイルス対策スキャンの I/O ストーム中にパフォーマンスを改善できます。
    重要: この機能は、デフォルトでオンになっています。View Storage Accelerator では、 ESXi ホストごとに 1GB の RAM が必要です。
  5. 親仮想マシンのアップグレード後に作成したスナップショットを使用して、デスクトップ プールを再構築します。
  6. アップグレードの準備作業でプールの [ログオフ時に OS ディスクを更新] 設定を [なし] に変更した場合は、適切な更新ポリシーに合わせて設定を元に戻します。
  7. いずれかのデスクトップ プールについて更新または再構成の操作をキャンセルした場合は、再度作業をスケジュールします。

次のタスク

クライアントをアップグレードします。クライアント アプリケーションのアップグレードを参照してください。

使用するセットアップに適用する「Horizon セットアップで新機能を有効にするためのアップグレード後タスク 」に一覧されているタスクを実行します。