vCenter Server と View Composer は同じ仮想マシンまたは物理マシンにインストールされることが多いため、一部の準備作業は両方に該当します。
vSphere を含むアップグレードの準備
最新バージョンの Horizon 7 へのアップグレードに加えて vCenter Server をアップグレードする場合は、『VMware vSphere アップグレード ガイド』を参照して、以下の順序で作業を行う必要があります。
- 仮想マシンや物理マシンが、アップグレードする vCenter Server バージョンのシステム要件を満たしていることを確認します。
- 現在の View Composer がインストールされている仮想マシンまたは物理マシンが新しいバージョンのセキュリティ要件を満たしていることを確認します。
View Composer のアップグレード要件を参照してください。
- vCenter Server が仮想マシンにインストールされている場合は、その仮想マシンのスナップショットを作成します。
スナップショットの作成手順については、vSphere Client™ のオンライン ヘルプを参照してください。
- コンピュータ名が 15 文字より長い場合は、15 文字以下の短い名前に変更します。
- vCenter Server データベースと View Composer データベースをバックアップします。
データベースのバックアップ方法については、データベース ベンダーから提供されるマニュアルを参照してください。
- データベース サーバに、使用する予定の vCenter Server のバージョンとの互換性があることを確認します。
たとえば、データベース サーバが Oracle 9i の場合、アップグレードが必要です。
- データベースに新しいバージョンの View Composer との互換性があることを確認します。
View Composer は、vCenter Server でサポートされるデータベース サーバのサブセットをサポートします。vCenter Server で View Composer ではサポートされないデータベース サーバをすでに使用している場合は、引き続き vCenter Server でそのデータベース サーバを使用し、View Composer および Horizon 7 データベース イベント用に別のデータベース サーバをインストールします。
- TLS 証明書を含むフォルダをコピーします。
このフォルダは %ALLUSERSPROFILE%\Application Data\VMware\VMware VirtualCenter にあります。
- vCenter Server がインストールされているマシンの IP アドレスおよびシステム名を記録します。
- すべてのリンク クローンとインスタント クローンのデスクトップ プールについて、Horizon Administrator を使用して、新しい仮想マシンのプロビジョニングを無効にします。
リンク クローンの場合、View Composer とそのデスクトップ プールとは異なるメンテナンス期間にアップグレードされる場合があるため、両方のコンポーネントがアップグレードされるまでプロビジョニングを延期する必要があります。
- リンク クローンまたはインスタント クローンのデスクトップ プールがログアウト時に OS ディスクを更新するように設定されている場合は、Horizon Administrator を使用してそのプールの [デスクトップ/プール] 設定を編集し、[ログオフ時にマシンを削除または更新] を [なし] に設定します。
リンク クローンの場合、この設定を行うと、まだ Horizon Agent がアップグレードされていないデスクトップの更新を新しくアップグレードされた View Composer が試みても、エラーが発生しません。
- リンク クローンまたはインスタント クローンのデスクトップ プールに更新、再構成またはイメージ プッシュ操作のスケジュールが設定されている場合は、Horizon Administrator を使用して、これらの操作をキャンセルします。
View Composer のみのアップグレードの準備
View Composer のみをアップグレードして、vCenter Server をアップグレードしない場合は、次の作業を実行する必要があります。
- 現在の View Composer がインストールされている仮想マシンまたは物理マシンが新しいバージョンのセキュリティ要件を満たしていることを確認します。
View Composer のアップグレード要件を参照してください。
- View Composer が仮想マシンにインストールされている場合は、その仮想マシンのスナップショットを作成します。
スナップショットの作成手順については、vSphere Client のオンライン ヘルプを参照してください。
- View Composer データベースをバックアップします。
データベースのバックアップ方法については、データベース ベンダーから提供されるマニュアルを参照してください。
- データベースに新しいバージョンの View Composer との互換性があることを確認します。
View Composer は、vCenter Server でサポートされるデータベース サーバのサブセットをサポートします。vCenter Server で View Composer ではサポートされないデータベース サーバをすでに使用している場合は、引き続き vCenter Server でそのデータベース サーバを使用し、View Composer および Horizon 7 データベース イベント用に別のデータベース サーバをインストールします。
- vCenter Server がインストールされているマシンの IP アドレスおよびシステム名を記録します。
- すべてのリンク クローン デスクトップ プールについて、Horizon Administrator を使用して、新しい仮想マシンのプロビジョニングを無効にします。
View Composer とそのデスクトップ プールとは異なるメンテナンス期間にアップグレードされる場合があるため、両方のコンポーネントがアップグレードされるまでプロビジョニングを延期する必要があります。
- いずれかのデスクトップ プールがログアウト時に OS ディスクを更新するように設定されている場合は、Horizon Administrator を使用してそのプールの [デスクトップ/プール] 設定を編集し、[ログオフ時にマシンを削除または更新] を [なし] に設定します。
この設定を行うと、まだ View Agent がアップグレードされていないデスクトップの更新を新しくアップグレードされた View Composer が試みても、エラーが発生しません。
- いずれかのデスクトップ プールに更新または再構成の操作のスケジュールが設定されている場合は、Horizon Administrator を使用して、これらの操作をキャンセルします。