vSphere 仮想マシン暗号化機能を使用するように、完全クローンを構成できます。同じ暗号化キーを使用する完全クローン デスクトップを作成することも、異なるキーを使用する完全クローン デスクトップを作成することもできます。
前提条件
- vSphere 6.5 以降。
- キー管理サーバでキー管理サーバ (KMS) クラスタを作成します。
- KMS と vCenter Server 間で信頼関係を構築するには、自己署名付き認証局 (CA) 証明書を承認するか、認証局 (CA) 署名付き証明書を作成します。
- vSphere Web Client で、VMcrypt/VMEncryption ストレージ プロファイルを作成します。
- Horizon 7
注: vSphere の仮想マシン暗号化機能の詳細については、vSphere マニュアルの『
vSphere セキュリティ』ドキュメントを参照してください。
手順
- 同じ暗号化キーを使用する完全クローンを構成するには、すべてのデスクトップの親テンプレートを作成して、同じ暗号化キーを設定します。
クローンは、親の暗号化状態(キーを含む)を継承します。
- vSphere Web Client で、vmencrypt ストレージ ポリシーを使用して親の仮想マシンを作成するか、親の仮想マシンを作成して vmencrypt ストレージ ポリシーを適用します。
- 親の仮想マシンを仮想マシン テンプレートに変換します。
- すべてのデスクトップが同じ暗号化キーを使用するように、親テンプレートを参照する完全クローン デスクトップを作成します。
注: 完全クローン デスクトップ プールを作成するときに、Content Based Read Cache (CBRC) 機能は選択しないでください。CBRC と仮想マシン暗号化機能に互換性はありません。
- 異なる暗号化キーを使用する完全クローンを構成するには、完全クローン デスクトップごとにストレージ ポリシーを変更する必要があります。
- vSphere Web Client で、完全クローン デスクトップ プールを作成して、完全クローン デスクトップを編集します。
既存の完全クローン デスクトップを編集することもできます。
- それぞれの完全クローン デスクトップに移動してストレージ ポリシーを編集し、ストレージ ポリシーを vmencrypt に変更します。
完全クローン デスクトップごとに異なる暗号化キーが設定されます。
注: CBRC ダイジェスト ディスクを使用している完全クローン デスクトップは、
vmencrypt ストレージ ポリシーを取得できません。
vmencrypt ストレージ ポリシーは、親仮想マシンにスナップショットがない場合にのみ適用されます。