マシンと Horizon 接続サーバ インスタンスの接続に関して、問題が発生することがあります。
問題
マシンと接続サーバ インスタンスとの接続に失敗した場合、イベント データベースに次のいずれかのメッセージが表示されます。
- マシン Machine_Name のプロビジョニング エラーが発生しました:Horizon Agent と接続サーバとのネットワーク通信がないことによるカスタマイズ エラー
- Horizon Agent のネットワークの問題により、プール Desktop_ID でプロビジョニング エラーが発生しました
- ユーザー User_Display_Name のプール Desktop_ID から開始できません:Protocol を使用してマシン MachineName に接続できませんでした
原因
マシンと接続サーバ インスタンスとの接続の問題は、さまざまな理由によって発生する可能性があります。
- マシンでの接続サーバ ホストの DNS 名の参照エラー。
- JMS、RDP、または AJP13 通信用のポートがファイアウォール ルールによってブロックされている。
- 接続サーバ ホストでの JMS ルーターの障害。
解決方法
- マシンのコマンド プロンプトで、nslookup コマンドを入力します。
nslookup CS_FQDN
CS_FQDN は、接続サーバ ホストの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。このコマンドによって接続サーバ ホストの IP アドレスが返されない場合は、一般的なネットワーク トラブルシューティング テクニックを適用して DNS の構成を修正します。
- マシンのコマンド プロンプトで telnet コマンドを入力して、TCP ポート 4001 が機能していることを確認します。これは、Horizon Agent が接続サーバ ホストとの JMS 通信を確立するために使用するポートです。
telnet CS_FQDN 4001
telnet 接続が確立される場合は、JMS のネットワーク接続が機能しています。
- DMZ にセキュリティ サーバが展開されている場合は、TCP ポート 3389 でセキュリティ サーバと仮想マシンとの RDP 接続を許可する例外ルールが内部ファイアウォールで構成されていることを確認します。
- 安全な接続がバイパスされている場合は、クライアントが TCP ポート 3389 で仮想マシンへの直接 RDP 接続を確立すること、または TCP ポート 4172 および UDP ポート 4172 で仮想マシンへの直接 PCoIP 接続を確立することがファイアウォール ルールで許可されていることを確認します。
- TCP ポート 4001 (JMS) および TCP ポート 8009 (AJP13) で各セキュリティ サーバとそれに関連付けられた接続サーバ ホストとの接続を許可する例外ルールが内部ファイアウォールで構成されていることを確認します。