ユーザーが常にリモート デスクトップにアクセスできる必要がある場合、View Composer のメンテナンス操作が行われている間でも、リモート デスクトップ セッションで使用できるようにプロビジョニングされた一定数のマシンを維持する必要があります。View Composer が、プールにあるリンククローン仮想マシンを更新、再構成、または再調整するときに、メンテナンス モードに入らないマシンの最小数を設定できます。

[View Composer のメンテナンス操作中における(プロビジョニング済み)動作可能マシンの最小数] を設定すると、View Composer がメンテナンス操作を続行する間も、指定された数のマシンが View によってプロビジョニングされたままになり、メンテナンス モードに入らなくなります。

この設定を使用すると、View Composer のメンテナンス操作時に、ユーザーは既存の接続を維持したり、新しい接続要求を作成したりできます。この設定では、新しい接続の受け入れ準備ができているスペア マシンと既存のデスクトップ セッションですでに接続されているマシンは区別されません。

リンククローン プールを作成または編集するときに、この設定を指定できます。

以下のガイドラインがこの設定に適用されます。

  • 多くのユーザーが既存のデスクトップ接続を維持できるようにし、新しい接続要求を受け入れることができるスペアの(パワーオン状態の)マシンの数を最小限にするには、[View Composer のメンテナンス操作中における(プロビジョニング済み)動作可能マシンの最小数] に、両方のマシンのセットが含まれるように、十分に大きな値を設定します。
  • マシンのプロビジョニングに名前付けパターンを使用し、オン デマンドでマシンをプロビジョニングする場合、View Composer 操作時にプロビジョニングされるマシンの数は指定された [マシンの最大数] よりも小さい値に設定してください。最大数がこれよりも小さければ、プールの合計マシン数が、最終的に View Composer の操作中にプロビジョニングされた状態のままにする最小数よりも小さくなる場合があります。この場合、View Composer のメンテナンス操作が行われない可能性があります。
  • 手動でマシン名のリストを指定することでマシンをプロビジョニングする場合、(マシン名を削除して)合計のプール サイズをプロビジョニングされるマシンの最小数より小さい数字まで減らさないでください。この場合、View Composer のメンテナンス操作が行われない可能性があります。
  • プロビジョニングされるマシンの最小数をプール サイズに対して相対的に大きく設定すると、View Composer のメンテナンス操作が完了するまで時間がかかる場合があります。View はメンテナンス操作中にプロビジョニングされるマシンの最小数を維持しますが、操作では [最大同時 View Composer メンテナンス操作数] 設定で指定した同時制限に達しない場合があります。

    たとえば、プールに 20 台のマシンが含まれていて、プロビジョニングされるマシンの最小数が 15 の場合、View Composer は最大でも同時に 5 台のマシンでしか稼動できません。同時 View Composer メンテナンス操作数の制限が 12 の場合、同時制限に達することはありません。

  • この設定名では、「作動可能」という言葉は、リンククローン仮想マシンの状態に適用されるものであり、View Administrator に表示されるマシンのステータスに適用されるものではありません。仮想マシンは、プロビジョニングされてパワーオンされる準備ができていれば作動可能です。マシンのステータスは、マシンの View 管理対象状態を反映します。たとえば、マシンは 接続済み切断されましたエージェントに到達できません削除中などのステータスになる場合がありますが、「作動可能」と見なされます。