Horizon 7 は、その集中管理の基盤として、デスクトップのプールを作成し、プロビジョニングする機能を備えています。
リモート デスクトップ プールは、次のいずれかのソースから作成できます。
- 物理デスクトップ PC などの物理システム。
- ESXi ホスト上でホストされ vCenter Serverによって管理されている仮想マシン
- Horizon Agent をサポートする vCenter Server 以外の仮想化プラットフォームで稼動する仮想マシン。
- RDS ホストのセッション ベースのデスクトップ。RDS ホストからデスクトップ プールを作成する方法については、『Horizon Console での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。
vSphere 仮想マシンをデスクトップ ソースとして使用する場合は、同一の仮想デスクトップを必要な数だけ作成するプロセスを自動化できます。プールに作成される仮想デスクトップの最小数と最大数を設定できます。これらのパラメータを設定すると、すぐに使用できるリモート デスクトップの数を常に十分確保できますが、使用可能なリソースを過剰に使用するほどの数ではありません。
プールを使用してデスクトップを管理すると、プール内のすべてのリモート デスクトップに設定を適用したり、アプリケーションを展開したりすることができます。次の例は、使用可能な設定の一部を示しています。
- リモート デスクトップのデフォルトとして使用するリモート表示プロトコルと、ユーザーにデフォルトのオーバーライドを許可するかどうかの指定。
- View Composer のリンククローン仮想マシンまたは完全クローン仮想マシンについては、仮想マシンを使用していないときにパワーオフするかどうか、および完全に削除するかどうかを指定します。インスタント クローン仮想マシンは、常にパワーオンされています。
- View Composer のリンククローン仮想マシンについては、Microsoft Sysprep のカスタマイズ仕様を使用するか、または VMware の QuickPrep を使用するかを指定できます。Sysprep はプール内の各仮想マシンに一意の SID および GUID を生成します。インスタント クローンは、VMware が提供する ClonePrep と呼ばれる異なるカスタマイズ仕様を必要とします。
プール内のデスクトップにユーザーを割り当てる方法も指定できます。
- 専用割り当てプール
- 各ユーザーが特定のリモート デスクトップに割り当てられ、ログインするたびに同じデスクトップに戻ります。専用割り当てプールは、1 台のデスクトップに対して 1 人のユーザーの関係を必要とします。たとえば、100 人のユーザーを含むグループには 100 台のデスクトップを含むプールが必要となります。
- フローティング割り当てプール
- フローティング割り当てプールを使用すると、異なるシフトのユーザーが使用できるデスクトップのプールも作成できます。たとえば、ユーザーが一度に 100 人のシフトで勤務している場合、100 のデスクトップのプールを 300 人のユーザーが使用できます。高度に制御された環境を提供するため、リモート デスクトップが使用後に毎回削除および再作成されることがあります。