[最大同時電源操作数] 設定は、vCenter Server インスタンスのリモート デスクトップ仮想マシンで使用可能な同時電源操作の最大数を制御します。この最大数はデフォルトで 50 に設定されています。この値は、多くのユーザーが同時にデスクトップにログインするときのピーク時パワーオン率をサポートするように変更できます。

ベスト プラクティスとして、この設定の適切な値を判断するためにパイロット段階を実施できます。プラニングのガイドラインについては、『View アーキテクチャ プランニング ガイド』の「アーキテクチャ設計の要素と計画のガイドライン」を参照してください。

必要な同時電源操作の数は、デスクトップがパワーオンになるピーク率と、デスクトップがパワーオンになり、起動し、接続可能になるのに要する時間に基づきます。一般的に、推奨される電源操作の最大数は、デスクトップの開始に要した合計時間にピーク時パワーオン率を掛け合わせたものです。

たとえば、平均的なデスクトップは起動に 2 ~ 3 分要します。したがって、同時電源操作の最大数はピーク時パワーオン率の 3 倍にする必要があります。デフォルト設定の 50 は、毎分 16 台のデスクトップのピーク時パワーオン率をサポートできることを見込んでいます。

システムは、デスクトップが起動するまで最大 5 分待機します。起動にこれ以上の時間を要すると、他のエラーが発生する可能性があります。万一に備えて、同時電源操作の最大数をピーク時パワーオン率の 5 倍に設定できます。控えめに考えて、デフォルト設定の 50 は、毎分 10 台のデスクトップのピーク時パワーオン率をサポートします。

ログオン、つまりデスクトップのパワーオン操作は、通常、特定の時間範囲で正規分散されて行われます。時間範囲の中間にパワーオン操作が発生し、パワーオン操作の 40% が時間範囲の 6 分の 1 で発生すると仮定して、ピーク時パワーオン率を概算することができます。たとえば、ユーザーが午前 8:00 から午前 9:00 の間にログオンすると、時間範囲は 1 時間であり、ログオンの 40% は午前 8:25 から午前 8:35 までの 10 分間に発生します。ユーザーが 2,000 人いる場合、そのうち 20% がデスクトップをパワーオフしており、400 台のデスクトップのパワーオン操作の 40% がこの 10 分間に発生することになります。ピーク時パワーオン率は、毎分 16 台のデスクトップになります。