Horizon 6.0 () では、Virtual SAN 向けにいくつかの新しいデフォルトのストレージ ポリシーが導入されました。デスクトップ プールをアップグレードしても、View 5.3.x によって Virtual SAN 上で作成された既存の仮想マシン デスクトップにこれらのポリシーは自動的に適用されません。
また、View 5.3.x からアップグレードする場合、プールが Virtual SAN データストア上にあっても、[VMware Virtual SAN を使用する] プール設定は自動的に有効化されません。次のアップグレード オプションがあります。
- アップグレード後、VMware vSphere 5.5 Update 1 を引き続き使用する場合、View 5.3.x で使用したデフォルトのストレージ ポリシーを使用します。このオプションを選択する場合は、[VMware Virtual SAN を使用する] が有効になるようにプール設定を編集します。
- このトピックで説明している手順を使って、デスクトップ プールで新しいデフォルトのストレージ ポリシーが使用されるようにします。この手順では、non-Virtual SAN データストアへのデスクトップ プールを再分散してから、アップグレードを行って Virtual SAN データストアに対して再分散して戻します。
重要: : この手順に示されるタスクでは、
VMware vSphere 5.5 Update 1 クラスタ上の Virtual SAN データストアを使用して、
View 5.3.x デスクトップ プールをアップグレードする方法について説明します。Virtual SAN データストア (Tech Preview 機能) からのアップグレードは、
VMware vSphere 5.5 以前のクラスタではサポートされません。
また、この手順にはデスクトップ プールの再構成が関わるため、エンド ユーザーがオペレーティング システム ディスクに対して行った変更はすべて失われます。
前提条件
- プール内のすべての仮想マシンが VMware vSphere 5.5 Update 1 以降の仮想マシンであることを確認します。vSphere 6.0 以降のリリースで利用可能な Virtual SAN 機能には、vSphere 5.5 Update 1 の機能と比較して多くのパフォーマンス向上があるため、VMware は VMware vSphere 6.0 以降にアップグレードすることを推奨します。vSphere 6.0 では、この機能により広範囲にわたる HCL(ハードウェア互換性)サポートも含まれています。
アップグレードの詳細については、ESXi ホストおよび仮想マシンのアップグレードおよび『VMware vSphere アップグレード ガイド』を参照してください。Virtual SAN 要件およびアップグレードについては、『VMware Virtual SAN の管理』ドキュメントを参照してください。
- vCenter Server で、次の権限が Composer のロールに追加されていることを確認します。
Profile-Driven Storage: All Folder: Create Folder & Delete Folder Host: Configuration: Advanced settings
手順
次のタスク
Virtual SAN 1 ではなく Virtual SAN 2 を使用するため、仮想マシンを VMware vSphere 6.0 へアップグレードした場合、「Virtual SAN Disk Format バージョン 1 からのアップグレード」を参照してください。