仮想インフラストラクチャに影響を及ぼしたり、ネットワークを過負荷状態にすることなく、仮想デスクトップ内の Skype for Business で最適な音声通話とビデオ通話を行うことができます。

Skype の音声通話またはビデオ通話中は、仮想デスクトップではなくクライアント マシンですべてのメディア処理が実行されます。

VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business

Skype for Business を使用するには、クライアント マシンに VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business が必要です。VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business は、Horizon Client for Windows (4.6 以降)、Horizon Client for Linux (4.6 以降)および Horizon Client for Mac (4.7 以降)のインストーラの一部として、デフォルトでインストールされます。

デフォルトの設定を変更するには、グループ ポリシーを設定します。VMware Virtualization Pack for Skype for Business ポリシー設定を参照してください。

Horizon Agent のインストール時に、Horizon 管理者が VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business を仮想デスクトップにインストールする必要があります。Horizon Agent のインストールについては、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』を参照してください。

VMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business には、次のソフトウェア モジュールが含まれています。

  • Horizon メディア プロキシ。仮想デスクトップ内にインストールされます。
  • Horizon Media Provider。クライアント エンドポイントにインストールされます。

Skype for Business の機能

Skype for Business には次の機能があります。

  • 応答グループ
  • Microsoft Office との連携により、Word、Outlook、SharePoint などから Skype for Business の通話を開始できます。
  • QoE により、Skype for Business クライアントから通話メトリックを Skype for Business サーバに送信し、レポートを生成できます。
  • 代理人として別のユーザーに代わって通話を管理する
  • 現在のスピーカー識別
  • X(自宅、職場など)から通話を行う
  • リモート デスクトップから音量を調節する
  • E911 呼び出し
  • コールパークと応答
  • 外部の会議に匿名で参加する
  • 通話をモバイル デバイスにリダイレクトする
  • 通話統計
  • スマート カード認証
  • ポイントツーポイントの音声通話
  • ポイントツーポイントのビデオ通話
  • ダイアル パッドでの PSTN 通話
  • 通話の転送、ミュート、再開
  • HID コマンド
  • 仲介サーバ経由での PSTN 通話
  • リモート接続と Edge サーバからの呼び出し
  • 保留中の音楽再生
  • カスタム着信音
  • ボイスメールの統合
  • USB フォン
  • 公開アプリケーションのサポート
  • オーディオとビデオの前方誤り訂正 (FEC)
  • Skype for Business オンライン会議
  • 「今すぐミーティング」会議
  • ホワイトボード機能と画面共有

システム要件

この機能は次の構成をサポートします。
表 1. Skype for Business System の要件
システム 要件
Microsoft サーバ Lync Server 2013、Skype for Business Server 2015、Office365
Microsoft クライアント VMware では、Skype for Business の最新アップデートを使用することを強くお勧めします。
  • Skype for Business 2015 クライアント: 15.0.4933.100 以降
  • Office 365 Plus に含まれている Skype for Business 2016: 16.0.7571.2072 以降
  • Office 2016 に含まれている Skype for Business 2016: 16.0.4561.1000 以降
注: : Skype for Business Basic 2015 または 2016 クライアントはサポートされていません。
仮想デスクトップのオペレーティング システム
  • Windows 7 SP1
  • Windows 8.1
  • Windows 10 パーシステントおよび非パーシステント デスクトップ
  • Windows 2008 R2 SP1 デスクトップ
  • Windows 2012 R2 デスクトップ
  • Windows 2008 R2 SP1 RDSH デスクトップ
  • Windows 2012 R2 RDSH デスクトップ
  • Windows Server 2016 RDSH デスクトップ
  • 公開アプリケーションのサポート
クライアント マシンのオペレーティング システム ハードウェアの最小要件: 2.4 GHz デュアル コア
  • Windows 7 SP1
  • Windows 8.1
  • Windows 10
  • Windows Embedded Standard 7
  • Windows 10 IoT
  • Windows Thin PC
  • Ubuntu 14.04(32 ビット)
  • Ubuntu 14.04(64 ビット)
  • Ubuntu 16.04(64 ビット)
  • RHEL 6.9(32 ビット)
  • RHEL 6.9(64 ビット)
  • RHEL 7.3(64 ビット)
  • CentOS 6.x(32 ビット)
  • CentOS 6.x(64 ビット)
  • SLED 12 SP2(64 ビット)
  • OS X 10.11
  • macOS 10.12
  • macOS 10.13
展開
  • VDI(オンプレミスとクラウド)
  • パーシステント デスクトップと非パーシステント デスクトップ
  • RDSH 環境(RDSH デスクトップとアプリケーション)
表示プロトコル VMware Blast および PCoIP
ネットワーク ポート Skype for Business ネイティブ クライアントで使用されているポートと同じ。クライアント ポートの詳細については、https://technet.microsoft.com/en-us/library/gg398833.aspxを参照してください。
マイクロフォンと Web カメラ Skype for Business で動作確認されている機器。Web カメラの一覧については、https://technet.microsoft.com/en-us/office/dn947482.aspxを参照してください。
オーディオおよびビデオ codec Skype for Business ネイティブ クライアントで使用されている オーディオおよびビデオ codec と同じ。https://technet.microsoft.com/en-us/library/gg425841.aspx?f=255&MSPPError=-2147217396を参照してください。
互換性のあるピア Skype for Business クライアント(非 VDI)
  • 最新のアップデートが適用された Skype for Business 2016 クライアント
  • 最新のアップデートが適用された Skype for Business 2015 クライアント
  • 最新のアップデートが適用された Lync 2013 クライアント
  • Lync 2010 クライアント(音声通話のみ)
メディア機能パック Windows 10 N および KN バージョンの場合には、リモート デスクトップにインストールする必要があります。メディア機能は、https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=48231からインストールできます。

制限

Skype for Business には次の制限があります。
  • Skype for Business ソリューションは、Pexip などのサードパーティ製マルチパーティ会議装置との相互運用性をサポートしていません。
  • IPv6 はサポートされません。IPv4 のみの環境がサポートされます。
  • ギャラリー ビューは現在サポートされていません。
  • 通話を記録することはできません。
  • Horizon Client にネストされた Horizon Agent など、ダブル ホップ シナリオはサポートされていません。
  • クライアント マシンの Lync または Skype for Business クライアントと、リモート デスクトップで最適化された Skype for Business クライアントを同時に使用することはできません。
  • Skype 2015 クライアントから Lync 2013 サーバに接続した場合、Lync 2013 クライアントのユーザー インターフェイスを使用できません。管理者は、サーバで Skype クライアントのユーザー インターフェイスを設定できます。https://social.technet.microsoft.com/wiki/contents/articles/30282.switch-between-skype-for-business-and-lync-client-ui.aspxを参照してください。
  • ビデオのプレビュー ウィンドウで、リストにないカメラでプレビューする場合には、その機器を選択してダイアログを閉じ、再度開いてプレビューしてください。
  • プライベート ネットワークに接続しているときに、リモート デスクトップに Skype for Business をインストールすると、インストーラがこのネットワークのプロファイルにファイアウォール ルール(受信および送信)を追加します。ドメイン ネットワークからリモート デスクトップにログインして Skype for Business を使用すると、ファイアウォール例外が発生します。この問題を解決するには、すべてのネットワーク プロファイルのファイアウォール ルールで、Skype for Business クライアントにファイアウォール例外を手動で追加してください。