ポッドとは、Horizon 7 のスケーラビリティの制限によって決定される組織の単位です。

5 つのビルディング ブロックを使用したポッドの例

従来の Horizon 7 ポッドは、1 つのエンティティとして管理できる 2,000 ユーザーのビルディング ブロック 5 つを統合します。

表 1. 5 つのビルディング ブロックで構成された LAN ベースの Horizon 7 ポッドの例
アイテム
1 つの Horizon 7 ポッドのビルディング ブロック 5
vCenter Server と View Composer 5 (各ビルディング ブロックに両方をホストする 1 つの仮想マシン)
データベース サーバ 5 (各ビルディング ブロックに 1 つのスタンドアロンデータベース サーバ) MS SQL Server または Oracle データベース サーバ
接続サーバ 7 (企業ネットワーク内部から 5 接続と外部から 2 接続)
vLAN 表 1を参照してください。
10Gb イーサネット モジュール 1
モジュラ型ネットワーク スイッチ 1

vCenter Server では、最大 35,000 台の登録された仮想マシンをサポートできます。このサポートにより、2,000 台よりも多い仮想マシン デスクトップを含むビルディング ブロックを実現できます。ただし、実際のブロック サイズは、その他の Horizon 7 固有の制限事項の影響も受けます。

ここで説明する両方の例については、ネットワーク コアは接続サーバ インスタンス間の受信要求をロード バランシングできます。通常はネットワーク レベルで冗長性およびフェイルオーバーがサポートされるため、ロード バランサが単一点障害になることが防止できます。たとえば、Virtual Router Redundancy Protocol (VRRP) はロード バランサと通信して、冗長性およびフェイルオーバーの機能を追加できます。

接続サーバ インスタンスに障害が発生するか、アクティブなセッション中に応答がなくなった場合でも、ユーザーのデータは失われません。デスクトップの状態は仮想マシン デスクトップに保存されているため、ユーザーは別の接続サーバ インスタンスに接続でき、障害が発生した時点の状態からデスクトップ セッションが再開されます。

図 1. 10,000 の仮想マシン デスクトップのポッド ダイアグラム
VMware View ポッドは、5 つの VMware View ビルディング ブロックが含まれ、5,000 の仮想デスクトップに対応できます。

1 つの vCenter Server を使用するポッドの例

前節では、Horizon 7 ポッドは複数のビルディング ブロックで構成されていました。各ビルディング ブロックは、単一の vCenter Server で 2,000 の仮想マシンがサポートされました。VMware では、顧客とパートナーから、単一の vCenter Server を使用して Horizon 7 ポッドを管理したいというご要望を多数いただきました。このご要望は、vCenter Server の単一のインスタンスが 10,000 の仮想マシンをサポートできることによるものです。ユーザーは 1 台の vCenter Server を使用して 10,000 のデスクトップ環境を管理できます。このトピックでは、単一の vCenter Server を使用して 10,000 のデスクトップを管理するアーキテクチャを説明します。

10,000 のデスクトップに対して 1 台の vCenter Server と 1 つの View Composer を 使用することは可能ですが、そうすると単一点障害ができてしまいます。その単一のvCenter Serverが失われると、デスクトップ展開全体が電源、プロビジョニング、および修理作業で使用できない状態になります。このため、全般的なコンポーネント回復力のための要件を満たす展開アーキテクチャを選択してください。

この例で、10,000 ユーザーのポッドは、物理サーバ、vSphere インフラストラクチャ、Horizon 7 サーバ、共有ストレージ、およびクラスタ当たり 2,000 仮想デスクトップの 5 つのクラスタで構成されます。

表 2. 1 つの vCenter Server がある LAN ベースの Horizon 7 ポッドの例
アイテム
vSphere クラスタ 6 (クラスタ当たり 1 つのリンク クローン プールのある 5 つのクラスタおよび 1 つの インフラストラクチャ クラスタ)
vCenter Server 1
View Composer 1 (スタンドアロン)
データベース サーバ 1 (スタンドアロン) MS SQL Server または Oracle データベース サーバ
Active Directory サーバ 1 または 2
接続サーバ インスタンス 5
セキュリティ サーバ 5
vLAN 8 (デスクトップ プール クラスタで 5、そして管理、VMotion、およびインフラストラクチャ クラスタでそれぞれ 1)