接続サーバを単独のサーバとして、または複製された接続サーバ インスタンスのグループの最初のインスタンスとしてインストールするには、標準インストール オプションを使用します。
標準インストール オプションを選択すると、新しいローカルの View LDAP 構成が作成されます。インストールでは、スキーマ定義、ディレクトリ情報ツリー (DIT) の定義、および ACL がロードされて、データが初期化されます。
インストールの後は、Horizon Administrator を使用してほとんどの View LDAP 構成データを管理できます。接続サーバは、一部の View LDAP エントリを自動的に維持します。
接続サーバ ソフトウェアは、レプリカ サーバ、セキュリティ サーバ、View Composer、Horizon Agent、Horizon Client などを含むその他の Horizon 7 ソフトウェア コンポーネントがインストールされている仮想マシンまたは物理マシンにインストールできません。
接続サーバを新しい構成でインストールする場合は、カスタマ エクスペリエンス改善プログラムに参加できます。VMware は、ユーザー要件に対する対応を向上させるために、お客様の展開に関する匿名データを収集します。企業が特定できるような情報は収集されません。インストール中にこのオプションの選択を解除すると、不参加を選択できます。インストール後に参加に関する考えが変わったら、Horizon Administrator の [製品のライセンスと使用状況] ページを編集して、プログラムに参加したり参加を取り消したりすることができます。匿名のフィールドを含め、データが収集されるフィールドのリストを確認するには、『Horizon 7 の管理』の「カスタマ エクスペリエンス改善プログラムによって収集される情報」を参照してください。
デフォルトでは、接続サーバをインストールするときに、HTML Access コンポーネントが接続サーバのホストにインストールされます。このコンポーネントは、Horizon 7 ユーザー ポータル ページを構成し、Horizon Client アイコンに加えて HTML Access アイコンを表示します。ユーザーがデスクトップに接続するときに、この追加のアイコンを使用して HTML Access を選択することができます。
HTML Access の接続サーバの設定については、Horizon Client のドキュメント ページにある『VMware Horizon HTML Access のインストールとセットアップ ガイド』ドキュメントを参照してください。
前提条件
- 接続サーバをインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。
- Horizon 接続サーバの要件で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。
- 環境をインストール用に準備します。Horizon 接続サーバのインストールの前提条件を参照してください。
- ドメインのユーザーまたはグループを管理者アカウントとして許可する場合は、ドメイン アカウントを Active Directory で作成したことを確認します。
- データ リカバリ パスワードを作成します。接続サーバをバックアップすると、View LDAP 構成が暗号化された LDIF データとしてエクスポートされます。暗号化されたバックアップ Horizon 7 構成を復元するには、データ リカバリ パスワードを入力する必要があります。パスワードは 1 文字から 128 文字の間にする必要があります。安全なパスワードの生成に関する組織のベスト プラクティスに従ってください。
重要: : ビジネス継続性とディザスタ リカバリ (BCDR) シナリオで Horizon 7 の操作を継続しダウンタイムを回避するには、データ リカバリ パスワードが必要です。接続サーバをインストールするときに、パスワードにパスワード リマイダを指定することができます。
- Windows ファイアウォールで接続サーバ インスタンス用に開く必要があるネットワーク ポートについて理解します。Horizon 接続サーバのファイアウォール ルールを参照してください。
- セキュリティ サーバをこの接続サーバ インスタンスとペアにする場合、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] がアクティブなプロファイルで [オン] に設定されていることを確認します。この設定はすべてのプロファイルで [オン] にすることを推奨します。デフォルトでは、IPsec ルールはセキュリティ サーバと接続サーバ間の接続を制御し、[セキュリティが強化された Windows ファイアウォール] を有効にする必要があります。
- ネットワーク トポロジにセキュリティ サーバと接続サーバ インスタンス間のバックエンドのファイアウォールが含まれている場合、IPsec をサポートするようにファイアウォールを構成する必要があります。バックエンド ファイアウォールを構成して IPsec をサポートするを参照してください。
手順
結果
次の Horizon 7 サービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。
- VMware Horizon 接続サーバ
- VMware Horizon View Framework コンポーネント
- VMware Horizon View Message Bus コンポーネント
- VMware Horizon View スクリプト ホスト
- VMware Horizon View Security Gateway コンポーネント
- VMware Horizon View PCoIP Secure Gateway
- VMware Horizon View Blast Secure Gateway
- VMware Horizon View Web コンポーネント
- VMware VDMDS (View LDAP ディレクトリ サービスを提供します)
これらのサービスについては、『Horizon 7 の管理』ドキュメントを参照してください。
インストール時に [HTML Access のインストール] 設定を選択した場合、HTML Access コンポーネントが Windows Server コンピュータにインストールされています。このコンポーネントにより、Horizon 7 ユーザー ポータル ページの HTML Access アイコンが構成され、Windows ファイアウォールでの [VMware Horizon View 接続サーバ (Blast-In)] ルールが有効になります。このファイアウォール ルールにより、クライアント デバイス上の Web ブラウザは、TCP ポート 8443 で接続サーバに接続できるようになります。
次のタスク
接続サーバ用の SSL サーバ証明書を構成します。Horizon 7 Server 用の TLS 証明書の設定を参照してください。
古いバージョンの vCenter Server がある場合、接続サーバから vCenter 接続で TLSv1.0 を有効にするを参照してください。
接続サーバの初期構成を行います。Horizon 7 の初回構成を参照してください。
展開に複製された接続サーバ インスタンスおよびセキュリティ サーバを含める場合は、接続サーバ インストーラ ファイルを実行して各サーバ インスタンスをインストールする必要があります。
接続サーバを再インストールしていて、パフォーマンス データを監視するようにデータ コレクタ セットを構成してある場合は、データ コレクタ セットを停止して再起動してください。