仮想マシンに Horizon Agent をインストールするときには、カスタム セットアップ オプションを選択または選択解除できます。また、Horizon Agent は特定の機能を、サポートされているすべてのゲスト OS に自動的にインストールします。これらの機能はオプションではありません。

ゲスト OS でサポートされる機能については、『Horizon 7 アーキテクチャの計画』の「Horizon Agent の機能サポート マトリックス」を参照してください。

最新の Horizon Agent バージョンをインストールした後でカスタム セットアップ オプションを変更するには、Horizon Agent をアンインストールしてから再インストールする必要があります。パッチおよびアップグレードの場合、前のバージョンをアンインストールすることなく、新しい Horizon Agent インストーラを実行して、新しいオプション セットを選択できます。

デフォルトでは、USB リダイレクト、スキャナ リダイレクト、Smartcard リダイレクト、シリアル ポート リダイレクト、Flash リダイレクト、Skype for Business、VMware Horizon Instant Clone Agent、HTML5 マルチメディア リダイレクト、Horizon Performance Tracker、VMware 仮想印刷、SDO センサーのリダイレクトを除き、すべてのカスタム セットアップ オプションが選択されます。

表 1. IPv4 環境での Horizon Agent のカスタム セットアップ オプション
オプション 説明
Core コア機能をインストールします。
USB リダイレクト デスクトップにローカルに接続されている USB デバイスにユーザーがアクセスできるようにします。

USB リダイレクトは、単一ユーザー マシンに展開されたリモート デスクトップ でサポートされます。また、USB フラッシュ ドライブとハード ディスクのリダイレクトは、公開デスクトップと公開アプリケーションでサポートされています。

デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。

USB リダイレクトを安全に使用するガイダンスについては、『Horizon 7 のセキュリティ』を参照してください。たとえば、グループ ポリシー設定を使用して、特定のユーザーの USB リダイレクトを無効にすることができます。

リアルタイム オーディオビデオ クライアント システムに接続される Web カメラおよびオーディオ デバイスをリダイレクトするので、それらをリモート デスクトップで使用できます。
クライアント ドライブ リダイレクト これを使用すると、Horizon Client ユーザーはリモート デスクトップとローカル ドライブを共有できます。

このオプションがインストールされた後は、リモート デスクトップではこれ以上の構成は必要ありません。

クライアント ドライブ リダイレクトは公開デスクトップおよびアプリケーションと、未管理のマシンで実行される仮想デスクトップ上でもサポートされます。

仮想印刷 ユーザーがクライアント コンピュータで使用できる任意のプリンタに出力できるようにします。ユーザーは、デスクトップに追加のドライバをインストールする必要はありません。

仮想印刷は次のリモート デスクトップおよびアプリケーションでサポートされます。

  • Windows デスクトップや Windows サーバ マシンなど、単一ユーザーのマシンにデプロイされたデスクトップ。
  • 仮想マシンまたは物理マシンに配置されている RDS ホストにデプロイされている公開デスクトップと公開アプリケーション。
  • リモート デスクトップ内部の Horizon Client から起動される公開アプリケーション(ネストされるセッション)。

仮想印刷機能は、Horizon Agent からインストールする場合に限ってサポートされます。VMware Tools でインストールしてもサポートされません。

このオプションを選択する場合、[VMware Integrated Printing] を選択できません。

Horizon Agent のヘルプ デスク プラグイン Horizon 7 で ヘルプ デスク ツールを使用するには、Horizon Enterprise エディション ライセンスまたは Horizon Apps Advanced エディション ライセンスが必要です。このオプションがインストールされ、デフォルトで有効になっています。
vRealize Operations Desktop Agent vRealize Operations Manager がリモート デスクトップをモニタリングできるように、情報を提供します。
VMware Horizon 7 Persona Management ローカル デスクトップのユーザー プロファイルをリモート プロファイル リポジトリと同期させて、ユーザーがデスクトップにログインするときはいつでもユーザー プロファイルにアクセスできるようにします。
スキャナ リダイレクト クライアント システムに接続されるスキャン デバイスおよびイメージング デバイスをリダイレクトするので、それらのデバイスをリモート デスクトップまたはアプリケーションで使用できます。

デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。

VMware クライアント IP アドレスの透過性 Internet Explorer へのリモート接続を有効にし、リモート デスクトップ マシンの IP アドレスの代わりにクライアントの IP アドレスを使用します。

デフォルトではこのセットアップ オプションは選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。

Smartcard リダイレクト ユーザーが、PCoIP または VMware Blast 表示プロトコルの使用時にスマート カードを使用して認証できるようにします。デフォルトではこのオプションが選択されていません。

Smartcard リダイレクトは、単一ユーザー マシンにデプロイされたリモート デスクトップ でサポートされます。

シリアル ポート リダイレクト クライアント システムに接続される シリアル COM ポートをリダイレクトするので、それらをリモート デスクトップで使用できます。

デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。

VMware オーディオ リモート デスクトップに仮想オーディオ ドライバを提供します。
Flash リダイレクト パフォーマンスの最適化のために、Internet Explorer 9、10、または 11 ブラウザでの Flash マルチメディア コンテンツをクライアントにリダイレクトします。
HTML5 マルチメディア リダイレクト パフォーマンスを最適化するため、Chrome または Edge ブラウザの HTML5 マルチメディア コンテンツをクライアントにリダイレクトします。
URL コンテンツ リダイレクト パフォーマンスの最適化のために、Internet Explorer 9、10、または 11 ブラウザの URL コンテンツをクライアント間でリダイレクトします。
VMware Horizon View Composer Agent この仮想マシンを View Composer リンク クローン デスクトップ プールの親仮想マシンにできるようにします。このオプションを選択した場合、[VMware Horizon Instant Clone Agent] オプションは選択できません。
VMware Horizon Instant Clone Agent この仮想マシンをインスタントクローン デスクトップ プールの親仮想マシンにできるようにします。デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択した場合、[VMware Horizon View Composer Agent] オプションは選択できません。
指紋スキャナ リダイレクト Windows クライアント システムのシリアル ポートに接続されている指紋スキャナ デバイスを仮想デスクトップ、公開デスクトップまたは公開アプリケーションにリダイレクトします。
VMware Virtualization Pack for Skype for Business 仮想デスクトップ内での Skype for Business の音声通話とビデオ通話を最適化します。デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。
Horizon Performance Tracker 表示プロトコルのパフォーマンスとシステム リソースの使用量をモニタリングします。デフォルトではこのオプションが選択されていません。インストールするオプションを選択する必要があります。Horizon Performance Tracker をインストールする場合は、.NET Framework 4.0 以降が必要です。
VMware Integrated Printing クライアント コンピュータで利用できるプリンタならいずれのプリンタでも印刷が行えるようになります。ロケーション ベースの印刷がサポートされます。
VMware Integrated Printing は、次のリモート デスクトップおよびアプリケーションでサポートされます。
  • Windows デスクトップや Windows サーバ マシンなど、単一ユーザーのマシンにデプロイされたデスクトップ。
  • 仮想マシンまたは物理マシンに配置されている RDS ホストにデプロイされている公開デスクトップと公開アプリケーション。
デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。このオプションを選択する場合、[仮想印刷] を選択できません。
SDO センサーのリダイレクト SDO (Simple Device Orientation) センサー リダイレクト機能を有効にします。デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。
位置情報リダイレクト 位置情報リダイレクト機能を有効にします。デフォルトではこのオプションが選択されていません。このオプションを選択してインストールする必要があります。

IPv6 環境では、コア、VMware Horizon View Composer Agent、仮想印刷、および VMware オーディオ オプションがデフォルトで選択され、インストールされます。

表 2. 自動的にインストールされる Horizon Agent 機能(非オプション)
機能 説明
PCoIP エージェント PCoIP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続できるようになります。

PCoIP Agent 機能をインストールすると、Windows デスクトップでスリープ モードが無効になります。ユーザーが Power Options(電源オプション) または Shut Down(シャットダウン) メニューに移動すると、スリープ モードまたはスタンバイ モードは非アクティブになっています。非アクティブのデフォルトの期間が過ぎても、デスクトップはスリープ モードやスタンバイ モードになりません。デスクトップはアクティブ モードのままです。

Windows Media マルチメディア リダイレクト (MMR) Windows 7 以降のデスクトップおよびクライアントにマルチメディア リダイレクトを拡張します。この機能は、クライアント コンピュータに直接マルチメディア ストリームを配信し、これによってリモート ESXi ホストの代わりにクライアント ハードウェアでマルチメディア ストリームを処理できます。
Unity Touch タブレットおよびスマートフォン ユーザーがリモート デスクトップで実行している Windows アプリケーションを容易に操作できます。ユーザーはすべてスタート メニューまたはタスクバーを使用せずに、Windows アプリケーションやファイルの参照、検索、およびオープンを行ったり、お気に入りのアプリケーションやファイルを選択したり、実行しているアプリケーションを切り替えたりすることができます。
仮想ビデオ ドライバ リモート デスクトップに仮想ビデオ ドライバを提供します。
VMware Blast リモート デスクトップに VMware Blast 表示プロトコルをインストールします。
Core コア機能をインストールします。
PSG エージェント PCoIP 表示プロトコルを実装するため、リモート デスクトップに PCoIP Secure Gateway をインストールします。