フォルダ リダイレクトのグループ ポリシー設定を使用すると、ユーザー プロファイル フォルダをネットワーク共有にリダイレクトできます。フォルダがリダイレクトされると、ユーザー セッション中にすべてのデータがネットワーク共有に直接保存されます。

グループ ポリシー管理エディタで、[コンピュータの構成] > [ポリシー] > [管理用テンプレート] > [VMware View Agent の構成] > [個人設定管理] > [フォルダ リダイレクト] フォルダの順に移動すると、これらの設定を確認できます。

この設定は、高可用性を必要とするフォルダをリダイレクトする際に使用できます。Horizon Persona Management により、プロファイル アップロード間隔の設定値に応じて、1 分ごとに、ローカル ユーザー プロファイルからリモート プロファイルに更新がコピーされます。ただし、ローカル システムでネットワーク停止や障害が発生した場合、前回のレプリケーション以降のユーザーの更新については、リモート プロファイルに保存されないことがあります。数分間の一時的な作業データ紛失を許容できないユーザーの場合は、このような重要なデータを格納しているフォルダをリダイレクトできます。

フォルダのリダイレクトについては、次のルールとガイドラインが適用されます。

  • この設定をフォルダに対して有効にすると、フォルダのリダイレクト先となるネットワーク共有の UNC パスを入力する必要があります。
  • 構成するフォルダ パスに %username% が含まれていない場合は、Horizon Persona Management により %username% が UNC パスに追加されます。
  • ベスト プラクティスとして、フォルダ パスに %username% が含まれるように構成しますが、パスの最後のサブフォルダには My Videos などのリダイレクト対象フォルダ名を使用するようにします。ユーザーのデスクトップ上ではフォルダ名としてパスの最後のフォルダが表示されます。詳細については、リダイレクト対象フォルダのパスの構成を参照してください。
  • 各フォルダに個別の設定を構成します。リダイレクト対象として特定のフォルダを選択し、それ以外をローカルの Horizon デスクトップに残したままにすることができます。また、別のフォルダを別の UNC パスにリダイレクトすることも可能です。
  • フォルダのリダイレクト設定が無効または未構成の場合、フォルダはローカルの Horizon デスクトップに保存され、Horizon Persona Management のグループ ポリシー設定に従って管理されます。
  • Horizon Persona Management と Windows 移動プロファイルで同一フォルダへのリダイレクトが構成されている場合は、Horizon Persona Management のフォルダ リダイレクトが Windows 移動プロファイルよりも優先されます。
  • フォルダのリダイレクトは、Windows シェル API を使用して共通フォルダ パスにリダイレクトするアプリケーションに対してのみ適用されます。たとえば、ファイルを %USERPROFILE%\AppData\Roaming に書き込むアプリケーションの場合、そのファイルはローカル プロファイルに書き込まれ、ネットワークの格納場所にはリダイレクトされません。
  • デフォルトでは、Windows のフォルダ リダイレクトにより、リダイレクトされるフォルダへの排他的権限がユーザーに与えられます。新しくリダイレクトされたフォルダへのアクセスをドメイン管理者に与えるには、Horizon Persona Management グループ ポリシー設定を使用できます。

    Windows のフォルダ リダイレクトには [[ユーザーに folder-name に対する排他的権限を与える]] というチェックボックスがあり、リダイレクトされるフォルダにユーザー固有の排他的権限を与えます。セキュリティ対策のため、このチェックボックスはデフォルトで選択されています。このチェックボックスを選択すると、管理者はリダイレクトされたフォルダにアクセスできません。管理者がユーザーのリダイレクトされたフォルダに対するアクセス権を強制的に変更しようとすると、そのユーザーに対して Horizon Persona Management が機能しなくなります。

    [リダイレクトされたフォルダに管理者グループを追加] グループ ポリシー設定を使用して、新しくリダイレクトされたフォルダにドメイン管理者がアクセスできるようにすることができます。この設定により、ドメイン管理者グループに、リダイレクトされた各フォルダへのフル コントロールを付与することができます。表 1を参照してください。

    既存のリダイレクトされたフォルダについては、既存のリダイレクト対象フォルダへのアクセスをドメイン管理者に付与するを参照してください。

フォルダ リダイレクトから除外されるフォルダ パスを指定できます。表 1を参照してください。

注意: : Horizon 7 では、Horizon Persona Management によって管理されるプロファイルにすでにあるフォルダに対するフォルダ リダイレクトの有効化はサポートされていません。この構成により、Horizon Persona Management で障害が発生し、ユーザー データが失われる場合があります。

たとえば、リモート プロファイル リポジトリのルート フォルダが \\Server\%username%\ であり、フォルダを \\Server\%username%\Desktop にリダイレクトすると、これらの設定により、Horizon Persona Management でフォルダ リダイレクトの障害が発生し、以前は \\Server\%username%\Desktop フォルダにあったコンテンツが失われます。

次のフォルダをネットワーク共有にリダイレクトできます。

  • Application Data(アプリケーション データ)(移動)
  • Contacts(連絡先)
  • Cookies(クッキー)
  • デスクトップ
  • ダウンロード
  • お気に入り
  • History(履歴)
  • Links(リンク)
  • マイ ドキュメント
  • My Music(マイ ミュージック)
  • My Pictures(マイ ピクチャ)
  • My Videos(マイ ビデオ)
  • Network Neighborhood(ネットワーク コンピュータ)
  • Printer Neighborhood(近くのプリンタ)
  • Recent Items(最近使った項目)
  • Save Games(セーブ ゲーム)
  • 送信先
  • Searches(検索)
  • Start Menu(スタート メニュー)
  • Startup Items(スタートアップ項目)
  • Templates(テンプレート)
  • Temporary Internet Files(インターネット一時ファイル)
表 1. フォルダ リダイレクトを制御するグループ ポリシー設定
グループ ポリシー設定 説明
リダイレクトされたフォルダに管理者グループを追加 リダイレクトされた各フォルダに管理者グループを追加するかどうかを指定します。デフォルトでは、ユーザーにリダイレクトされたフォルダへの排他的権限があります。この設定を有効にすると、管理者もリダイレクトされたフォルダにアクセスできます。

デフォルトでは、この設定は構成されていません。

Files and Folders excluded from Folder Redirection(フォルダ リダイレクトから除外されるファイルとフォルダ) 選択されたファイルおよびフォルダ パスはネットワーク共有にリダイレクトされません。

場合によっては、特定のファイルとフォルダがローカル ユーザー プロファイルにとどまっている必要があります。

フォルダ パスを [フォルダ リダイレクトから除外されるファイルとフォルダ] リストに追加するには、この設定を有効にして [表示] をクリックし、パス名を入力して [OK] をクリックします。

ユーザーのローカル プロファイルのルートへの相対的なフォルダ パスを指定します。例:Desktop\New Folder

フォルダ リダイレクトから除外されるファイルとフォルダ(例外) 選択されたファイルとフォルダ パスは、[フォルダ リダイレクトから除外されるファイルとフォルダ] 設定で指定されたパスの例外となります。

フォルダ パスを [フォルダ リダイレクトから除外されるファイルとフォルダ(例外)] リストに追加するには、この設定を有効にして[表示] をクリックし、パス名を入力して [OK] をクリックします。

[フォルダ リダイレクトから除外されるフォルダ] 設定で指定されたフォルダ内にあり、ユーザーのローカル プロファイルに対して相対的なフォルダ パスを指定します。例:Desktop\New Folder\Unique Folder