外部ディスプレイを Horizon Client で使用でき、画面解像度を変更できます。

クライアント デバイスを外部ディスプレイまたはプロジェクタに接続する場合、Horizon Client は一定の最大画面解像度に対応しています。クライアント デバイスで使用する画面解像度を変更すれば、より大きな画面解像度のスクロールも可能になります。

リモート デスクトップの画面解像度の拡張

デフォルトでは、リモート デスクトップ全体がクライアント デバイス内に収まり、リモート デスクトップ アイコンとタスク バー アイコンが一定のサイズになるように、ディスプレイの解像度が設定されています。解像度を高く設定しても、クライアント デバイス内でリモート デスクトップが調整されますが、リモート デスクトップとタスク バーのアイコンは小さくなります。

指でつまむようにして広げることで、リモート デスクトップを拡大してデバイスよりも大きくすることができます。タップしてドラッグすれば、リモート デスクトップの端にアクセスすることができます。

ディスプレイの解像度設定の変更

[解像度] 設定を使用すれば、ディスプレイの解像度をより大きな値に設定できます。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションを全画面表示モードで使用している場合は、Horizon Client ツール ラジアル メニュー アイコンをタップし、歯車のアイコン、[ディスプレイ]、[解像度] の順にタップします。全画面表示モードを使用していない場合、Horizon Client ツールバーの右上隅のメニューで [設定] をタップします。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続していない場合は、デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウの右上隅にある [設定]（歯車）アイコンをタップします。

高品質モードの使用

高品質モード機能を使用すると、リモート デスクトップと公開アプリケーションを最高品質で表示できます。

高品質モードを有効にするには、サーバに接続する前に、Horizon Client ウィンドウの右上隅にある [設定]（歯車）アイコンをタップし、[表示]、[高品質モード] の順にタップします。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続した後に [高品質モード] を有効にすることはできません。

高品質モード機能には次の要件と制限事項があります。

  • [エンド ユーザー用] - リモート デスクトップまたはアプリケーションは、高品質モード機能をサポートする必要があります。
  • 既存のセッションに高品質モード機能は使用できません。この機能を有効にするには、ログアウトして新しいセッションにログインする必要があります。
  • クライアント デバイスの解像度が超高密度 (xhdpi) 画面よりも小さい場合、[高品質モード]の設定は使用できません。

デフォルトでは、[高品質モード] は無効になっています。

外部ディスプレイの使用

[外部ディスプレイ オプション] 設定を使用して、プロジェクタや接続されたモニターなどの外部ディスプレイを構成できます。[外部ディスプレイ オプション] をクリックして [外部ディスプレイを有効にする] を選択すると、次の設定を使用できます。

オプション 説明
[プレゼンテーション モード]

この設定が有効になっているときに、リモート デスクトップを外部ディスプレイに表示すると、デバイス上にキーボードと拡張オンスクリーン タッチパッドが表示されます。デバイスを外部ディスプレイに接続しているときには、拡張タッチパッドとキーボードが表示されます。デバイスは、外部ディスプレイで指定された最大解像度を検出します。

外部ディスプレイで物理マウスを使用できます。
[マルチモニタ モード]

この設定を有効にすると、Horizon Clientは外部ディスプレイにセカンダリ デスクトップを拡張します。Unity Touch のサイドバーは、クライアントの内蔵モニターにしか対応しません。表示の向きと全画面表示モードは変更できません。オンスクリーン タッチパッドとフルスクリーン タッチパッドを使用して、外部ディスプレイ上のリモート デスクトップや公開アプリケーションを操作できます。

外部ディスプレイで物理マウスを使用できます。
[外部ミラー モード]

この設定を有効にすると、外部ディスプレイの解像度に基づいて外部ディスプレイにリモート デスクトップが表示されます。デバイスには、同じ縦横比の外部ディスプレイのミラーが表示されます。

外部ディスプレイの向きと全画面モードは変更できませんが、デバイスのディスプレイの向きは変更できます。

デバイス画面でタッチ、ペン、またはマウスを使用する場合は、入力が外部ディスプレイにマッピングされます。

Horizon Client のメニュー、Unity Touch サイドバー、キーボード バーはデバイス画面にのみ表示されます。

[外部ディスプレイの接続時に画面を常にオンにする] を選択すると、一定時間操作がなくても画面をオフにしないようにできます。

[ズーム] スライダをドラッグして、外部ディスプレイの解像度を設定できます。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続している場合、[戻る] ボタンを押すと、[外部ディスプレイを有効にする] オプションの選択が解除されます。[外部ディスプレイを有効にする] オプションが選択されていない場合、外部ディスプレイのすべての設定が無効になります。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションを全画面表示モードで使用している場合に、外部ディスプレイを構成するには、Horizon Client ツール ラジアル メニュー アイコンをタップし、歯車のアイコン、[ディスプレイ]、[外部ディスプレイ オプション ] の順にタップします。全画面表示モードを使用していない場合、Horizon Client ツールバーの右上隅のメニューで [設定] をタップします。サーバに接続されていない場合、Horizon Client ウィンドウの右上隅にある [設定]（歯車）アイコンをタップします。

[プレゼンテーション モード] 設定を使用するときは Bluetooth マウスなどの外部マウスを使用しないでください。代わりに、クライアント デバイスの大きなオンスクリーン タッチパッドを使用してください。

Chromebook でのマルチモニタ モードの使用

Chromebook に Horizon Client for Android がインストールされている場合にマルチモニタ モードに切り替えるには、リモート セッション ウィンドウを最大化します。Chromebook のディスプレイでリモート デスクトップ ウィンドウを最大化すると、このウィンドウが外部ディスプレイに表示されるか、自動的に表示されます。公開アプリケーションのウィンドウを最大化すると、そのウィンドウを外部ディスプレイにドラッグできます。マルチモニタ モードを終了するには、リモート セッション ウィンドウを最大化された状態からリストアします。

マルチモニタ モード機能には次の要件と制限事項があります。

  • Chrome OS M64 以降が必要です。
  • 2 台の外部ディスプレイがサポートされます。
  • リモート セッションのディスプレイ トポロジは Chromebook デバイスで設定されているディスプレイ トポロジに似ていますが、完全に一致しているとは限りません。
  • Chromebook デバイスでは統合デスクトップ モードは有効にしないでください。

Chromebook デバイスでのディスプレイ ズーム レベルの変更

Horizon Client for Android が Chromebook デバイスにインストールされて、シームレス ウィンドウ モードが有効になっている場合、公開アプリケーションのディスプレイ ズーム レベルを変更できます。

公開アプリケーションのディスプレイ ズーム レベルを変更するには、デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウの右上隅にある [設定]（歯車）アイコンをタップして、[リモート アプリケーション] をタップします。[リモート アプリケーション] ダイアログ ボックスで、デバイスのディスプレイ ズーム レベルを 100、110、125、150、175、または 200% に設定できます。外部ディスプレイのズーム レベルは 100、150、200、250、または 300% に設定できます。デバイスの画面と外部ディスプレイのデフォルトのディスプレイ ズーム レベルはともに 100% です。

この機能には次の要件と制限があります。

公開アプリケーションのローカル ストレージ リダイレクトは、[リモート アプリケーション] ダイアログ ボックスで有効または無効にできます。この機能は、デフォルトで有効になっています。この機能の詳細については、クライアント ドライブ リダイレクトによるローカル ストレージへのアクセス共有を参照してください。