デフォルトでは、クライアント デバイスのプレーン テキストと HTML 形式のリッチ テキストをコピーして、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに貼り付けることができます。

Horizon 管理者がこれらの機能を有効にしている場合、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント デバイスに、またはリモート セッション間でプレーン テキストと HTML 形式のリッチ テキストをコピーし、貼り付けることができます。たとえば、任意のリモート デスクトップから別のリモート デスクトップにイメージをコピーアンドペーストできます。

Horizon 管理者は、クライアント デバイスからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのコピー アンド ペースト操作のみを許可する、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント デバイスへのコピー アンド ペースト操作のみを許可する、その両方を許可する、またはどちらも許可しないように、この機能を構成できます。

イメージやリッチ テキストをコピーして貼り付ける場合、次の制限があります。

  • リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからイメージをコピーして、クライアント デバイスに貼り付けることはできません。
  • クリップボード ソースが Google Docs などの Google アプリケーションの場合、クライアント デバイスが Google の Web サイトにアクセスできれば、イメージをコピーして貼り付けることができます。
  • クライアント デバイスからイメージとリッチ テキスト(またはプレーン テキスト)をまとめてコピーして、リッチ テキストにしか対応していないコピー先(WordPad など)を貼り付けると、イメージは破棄され、テキストのみが貼り付けられます。イメージをコピー アンド ペーストするには、イメージのみを選択する必要があります。Microsoft Word など、コピー先のアプリケーションが HTML / XML 形式のリッチ テキストをサポートしている場合、このような制限はありません。
  • Horizon 管理者は、コピー アンド ペーストする時に、グループ ポリシーを使用してクリップボードの形式を制限できます。Microsoft Office のチャートおよび SmartArt データと Microsoft の文字の​​効果データについては、クリップボードの形式フィルタ ポリシーはサポートされません。クリップボードの形式フィルタ ポリシーについては、『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントを参照してください。スマート ポリシーを使用したリモート デスクトップのコピー アンド ペーストの動作の制御は、サポートされていません。

どのタイプのコピー アンド ペーストの操作でも、クリップボードは最大で 1 MB のデータを処理できます。プレーン テキストとリッチ テキスト データを合わせたサイズが最大クリップボード サイズより小さければ、フォーマットされたテキストが貼り付けられます。リッチ テキストは多くの場合に分割できないため、テキストとフォーマットのサイズが最大クリップボード サイズより大きい場合は、リッチ テキストが破棄されてプレーン テキストが貼り付けられます。1 回の操作では選択したフォーマット テキストすべてを貼り付けできない場合は、1 回の操作でコピー アンド ペーストを行うサイズを小さくする必要があります。

異なるリモート セッション間でイメージをコピーする場合、クリップボードの最大サイズは 1 MB になります。