ユーザー認証にスマート カードを使用する Chrome システムは、特定の要件を満たす必要があります。

スマート カードを Horizon Client と併用する場合は、スマート カード認証の制限で説明するように、特定の制限があります。

クライアントのハードウェア要件とソフトウェア要件

スマート カードで認証を行うユーザーは物理スマート カードを所有している必要があり、各スマート カードにはユーザー証明書が含まれる必要があります。次のスマート カードに対応しています。
  • 米国国防総省 Common Access Card (CAC)
  • 米国連邦政府 Personal Identity Verification (PIV) カード(FIPS-201 スマート カードとも呼ばれる)

ユーザー認証にスマート カードを使用する各システムには、次のハードウェアおよびソフトウェアが必要です。

  • Horizon Client for Chrome
  • 互換性のあるスマート カード リーダー
  • Google Smart Card Connector 拡張機能

    コネクタ拡張機能は、Chrome OS にスマート カードのベーシック サポートを提供します。Chrome Web ストアから Smart Card Connector 拡張機能をダウンロードできます。VMware では、Google Smart Card Connector 拡張機能バージョン 1.2.16.1 以降の使用をおすすめします。

  • Charismathics CSSI Smart Card Middleware

    このミドルウェアは、スマート カードおよび他のクライアント証明書との通信をサポートし、Chrome Web ストアからダウンロードできます。

Chrome デバイスでルート証明書と中間証明書のインストールが必要になる場合があります。詳細については、Google Chrome OS のドキュメントを参照してください。

エージェント ソフトウェアの要件

管理者は、組織の認証要件に応じて、エージェント マシンに次のいずれかのミドルウェアをインストールする必要があります。

  • Charismathics CSSI Smart Card Middleware
  • HID Global ActivID ActivClient ミドルウェア

エージェントでサポートされるオペレーティング システムについては、Chrome クライアントの機能サポートを参照してください。

スマート カード認証の追加要件

Horizon Client for Chrome のスマート カード要件以外に、他の VMware Horizon 8 コンポーネントは、スマート カードをサポートするための特定の設定要件を満たす必要があります。

Connection Server
スマート カードの使用をサポートするように Connection Server を構成する方法については、『 Horizon 8 の管理』ドキュメントを参照してください。
Unified Access Gateway アプライアンス
Unified Access Gateway 3.2 以降
スマート カードの使用をサポートするように Unified Access Gateway アプライアンスを設定する方法については、『 VMware Unified Access Gateway の導入および設定』ドキュメントを参照してください。
Active Directory
スマート カード認証のために管理者が Active Directory で実行する必要があるタスクについては、『 Horizon 8 の管理』ドキュメントを参照してください。