コマンドラインのオプションまたはそのオプションに相当する構成ファイルのプロパティを使用して、Horizon Client を構成できます。
vmware-view コマンドライン インターフェイスを使用するか、または構成ファイルのプロパティを設定して、Horizon Client に表示されるデフォルト値を定義したり、ユーザーに情報の確認を求める一部のダイアログ ボックスを表示しないようにしたりできます。また、ユーザーに変更させない設定を指定することもできます。
設定の処理順序
Horizon Client が起動するときに、設定は、次の順序で各種の場所で処理されます。
- /etc/vmware/view-mandatory-config
- コマンドライン引数
- ~/.vmware/view-preferences
- /etc/vmware/view-default-config
設定が複数の場所で定義されている場合、使用される値は、読み取られた最後のファイルまたはコマンドライン オプションの値になります。たとえば、ユーザー設定より優先される設定を指定するには、/etc/vmware/view-mandatory-config ファイルでプロパティを設定します。
ユーザーが変更できるデフォルト値を設定するには、/etc/vmware/view-default-config ファイルを使用します。ユーザーが設定を変更した後、Horizon Client を終了すると、変更された設定は ~/.vmware/view-preferences ファイルに保存されます。
ユーザーがデフォルト値を変更できないようにするプロパティ
多くのプロパティで、ユーザーに設定の変更を許可するかどうかを制御する view.allow プロパティを設定できます。たとえば、/etc/vmware/view-mandatory-config ファイルで view.allowDefaultBroker プロパティを FALSE に設定すると、ユーザーは Horizon Client を使用して接続するときにサーバ名を変更できなくなります。
コマンドライン インターフェイス使用時の構文
ターミナル ウィンドウで、次の形式の vmware-view コマンドを使用します。
vmware-view [command-line-option [argument]] ...
デフォルトでは、vmware-view コマンドは、/usr/bin ディレクトリにあります。
すべてのオプションに短縮形があるわけではありませんが、オプション名の短縮形または長形式のいずれかを使用できます。たとえば、ドメインを指定する場合、-d (短縮形) または --domainName= (長形式) のいずれかを使用できます。長形式を使用することを選択すると、ユーザーにとってスクリプトが読みやすくなる場合があります。
--help オプションを使用して、コマンドライン オプションのリストと使用方法の情報を取得できます。
http_proxy=proxy_server_URL:port https_proxy=proxy_server_URL:port vmware-view options
以前、このプロキシ用に設定された環境変数をクリアする必要があるため、この回避策は必要です。このアクションを実行しない場合、プロキシ例外設定は Horizon Client 内で有効になりません。View Connection Server インスタンス用のプロキシ例外を構成します。