VMware Horizon Client 2212.1 for Linux | 2023 年 2 月 9 日

リリース ノートで、追加または更新された情報をご確認ください。

このページには、Horizon Client 2212.1 for Linux リリースに関連する情報が記載されています。Horizon Client for Linux を使用すると、Linux デバイスからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続して使用することができます。

このページは、リリースに関する情報に基づいて必要に応じて定期的に改訂されます。本リリース ノートに対する追加情報および更新情報を定期的に確認してください。

新機能

Horizon Client 2212.1 for Linux には、次のバグ修正が含まれています。

Horizon Client 2212 for Linux でアダプティブ エンコーディングとマルチモニタ トポロジを使用して古い Horizon Agent に接続すると、拡張モニターの画面表示が乱れます。

新しいリモート デスクトップ機能の詳細については、VMware Horizon 8 2212 リリース ノートを参照してください。

ご使用前の注意事項

注:以下の説明とHorizon Client for Linux ガイドに記載されているサポート対象システムは、VMware が提供している Horizon Client for Linux でサポートされるシステムを意味します。VMware のパートナー数社が VMware Horizon の展開用にシンおよびゼロ クライアント デバイスを提供しています。それぞれのシンまたはゼロ クライアント デバイスで使用可能な機能と対応オペレーティング システムは、ベンダーとモデル、および企業が採用する構成によって決まります。これらのクライアント デバイスのベンダーとモデルの詳細については、VMware 互換性ガイドを参照してください。

  • VMware 提供のインストーラを使用する場合、Horizon Client for Linux は次の 64 ビット オペレーティング システムでテストされ、サポートされています。

    • Ubuntu x64 18.04、20.04、および 22.04

    • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.7 および 9.1

  • Horizon Client for Linux は、Stratodesk NoTouch オペレーティング システムが実行されている Raspberry Pi 4 Model B デバイスを制限付きでサポートしています。Blast Extreme、VMware Integrated Printing、USB リダイレクト、リアルタイム オーディオビデオ (RTAV)、H.264 デコード(1 台のモニターで 1920 x 1080 以下の解像度)などの Horizon Client 機能がサポートされます。

  • Horizon Client for Linux は、次のデプロイ タイプの最新のメンテナンス リリースでサポートされます。

    • VMware Horizon 8 バージョン 2006 以降

    • VMware Horizon 7 バージョン 7.13 以降

    • VMware Horizon Cloud Service - next-gen

    • Microsoft Azure での Horizon Cloud

  • Horizon Client for Linux をインストールするには、VMware Horizon Client ダウンロード ページからインストーラをダウンロードします。

  • Horizon Client for Linux には GTK+ ライブラリが同梱されていませんが、ホスト システムにインストールされているライブラリを使用します。システムのライブラリが、公開されているセキュリティの脆弱性の修正を含むバージョンにアップデートされていることを確認してください。公開されているセキュリティの脆弱性の一覧、および影響を受ける GTK+ のバージョンについては、https://www.cvedetails.com/vulnerability-list/vendor_id-666/GTK.htmlを参照してください。

  • ネスト モードでサポートされる機能については、VMware のナレッジベースの記事 KB67248「VMware Horizon Guidelines for Nested Mode」を参照してください。

システム要件および詳細なインストール方法については、VMware Horizon Client for Linux ガイドを参照してください。

ディストリビューション パートナー向けの情報

以下のデプロイ手順とライブラリの依存関係に関する情報は、VMware ディストリビューション パートナーを対象にしています。

この手順では、tar.gz パッケージを使用して Horizon Client for Linux と個々の Horizon Client コンポーネントを展開する方法について説明します。.bundle インストーラ ファイルを使用して Horizon Client for Linux をインストールする方法については、VMware 製品ダウンロードから Horizon Client for Linux をインストールまたはアップグレードするを参照してください。

デプロイ手順

  1. VMware ダウンロード サイトから VMware-Horizon-Client-Linux-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.tar.gz ファイルをダウンロードします。ダウンロードした tar.gz パッケージの内容をシステムに展開します。YYMM はマーケティング バージョン番号、x.x.x は内部バージョン番号、yyyyyyyy はビルド番号です。

  2. ご使用の CPU 命令セット アーキテクチャのフォルダに移動します。Horizon Client のコンポーネントごとに tar.gz パッケージがあります。たとえば、x64 フォルダには、Horizon Client の次の tar.gz パッケージが展開されます。

    VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
    VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
    VMware-Horizon-serialportClient-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
    VMware-Horizon-USB-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
    VMware-Horizon-scannerClient-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
    VMware-Horizon-integratedPrinting-YYMM-x.x.x.yyyyyyyy.x64.tar.gz
    VMware-Horizon-html5mmr-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
  3. Horizon Client の追加コンポーネントの tar.gz パッケージは、次の場所にあります。

    SkypeForBusiness Redirection フォルダ - VMware-Horizon-Media-Provider-XXX.x64.tar.gz

以下の手順に従って、それぞれの tar.gz パッケージを展開します。

Horizon Client for Linux

VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージに VMware Horizon Client バイナリが含まれています。以下の手順を参考にして VMware Horizon Client バイナリ ファイルを設定します。

VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージに、PCoIP と VMware Blast の両方の表示プロトコルで使用される必須のバイナリが含まれています。以下の手順を参考にして Horizon Client の表示プロトコル ファイルを設定します。

  1. VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージを展開します。

  2. 展開された VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH フォルダに移動して、展開された Horizon Client ファイルを推奨のシステム フォルダに移動します。ご使用の Linux 環境によっては、以下と異なるフォルダを選択できる場合があります。

    注:Horizon Client を実行するには、libudev.so.0 が必要です。システムで libudav.so.0 が使用できない場合は、システムで /usr/lib/vmware/libudev.so.0 から libudev.so.1 へのシンボリック リンクを作成します。たとえば、Ubuntu システムでは次のコマンドを使用できます。 sudo ln -s /lib/x86_64-linux-gnu/libudev.so.1 /usr/lib/vmware/libudev.so.0

    1. bin フォルダの中身を /usr/bin フォルダに移動します。

    2. lib フォルダの中身を /usr/lib フォルダに移動します。

    3. doc フォルダの中身を /usr/share/doc フォルダに移動します。

    4. share/locale フォルダの中身を /usr/share/locale フォルダに移動します。

  3. VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージの内容を展開します。

  4. 展開された VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH フォルダに移動して、lib ファイルの内容を /usr/lib フォルダにコピーします。ご使用の Linux 環境によっては、/usr/lib と異なるフォルダを選択できる場合があります。

    注:lib フォルダからファイルをコピーするときに cp コマンドに -a オプションを指定し、属性が変更されないようにします。

USB リダイレクト

VMware-Horizon-USB-YYMM-xxx-yyyy.ARCH.tar.gz パッケージには、USB リダイレクト機能で使用されるバイナリが含まれています。

  1. VMware-Horizon-USB-YYMM-xxx-yyyy.ARCH.tar.gz パッケージの内容を展開します。

  2. パッケージの展開先に移動して、展開されたフォルダを推奨のシステム フォルダにコピーします。

    1. bin フォルダの中身を /usr/bin フォルダにコピーします。

    2. lib フォルダの中身を /usr/lib フォルダにコピーします。

    3. init.d フォルダの中身を /etc/init.d フォルダにコピーします。

  3. USB リダイレクト機能を構成します。たとえば、Ubuntu システムの場合、次の手順に従います。

    1. 次のいずれかの方法で、システムの自動起動スクリプトに USB アービトレータ デーモンをセットアップします。# はシステムのランレベル(2、3、4 または 5)です。

      1. 次のコマンドでシンボリック リンクを作成します。

        sudo ln -s /etc/init.d/vmware-USBArbitrator /etc/rc#.d/S50vmware-USBArbitrator 
      2. システムの /etc/rc.local ファイルに /etc/init.d/vmware-USBArbitrator start を追加します。/etc/rc.local に実行権限があることを確認します。

    2. 次のコマンドを使用して、システムの再起動または停止前に USB アービトレータ デーモンを自動的に停止します。# はシステムのランレベル(0 または 6)です。

      sudo ln -s /etc/init.d/vmware-USBArbitrator /etc/rc#.d/K08vmware-USBArbitrator
    3. 次のコマンドを使用して、USB アービトレータ デーモンを必要に応じて手動で開始、停止または再起動します。

      sudo /etc/init.d/vmware-USBArbitrator [start|stop|restart]

シリアル ポート リダイレクト

シリアル ポート リダイレクト機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-serialportClient-YYMM-x.x.x.yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれる README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードした vmware-view-client-linux-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれています。

スキャナ リダイレクト

スキャナ リダイレクト機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-scannerClient-x.x.x.yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれる README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードした vmware-view-client-linux-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれています。

Skype for Business

Skype for Business 機能をインストールするには、VMware-Horizon-Media-Provider-XXX.ARCH.tar.gz ファイルに含まれている Skype for Business README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードできます。

VMware Integrated Printing

VMware Integrated Printing 機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-integratedPrinting-x.x.x.yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれている README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードできます。

HTML5 マルチメディア リダイレクト

HTML5 マルチメディア リダイレクト機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-html5mmr-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルの README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードできます。

依存関係の構築

Horizon Client for Linux をビルドして実行するには次のライブラリが必要です。

  • gcc 6.4 以降

シームレス ウィンドウ機能を使用する Horizon Client for Linux をビルドするには、以下の環境変数が必要です。

export VIEW_LIBCRTBORA=1

Horizon Client コンポーネントのインストール後に、前に展開した Horizon Client パッケージの /bin ディレクトリに移動します。この bin ディレクトリで vmware-view-lib-san スクリプトを実行し、ビルドの依存関係を確認します。

解決された問題

今回のリリースでは、次の問題が解決されています。

  • Horizon Client 2212 for Linux でアダプティブ エンコーディングとマルチモニタ トポロジを使用して古い Horizon Agent に接続すると、拡張モニターの画面表示が乱れます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。Horizon Client 2212.1 for Linux でアダプティブ エンコーディングとマルチモニタ トポロジを使用して、どのバージョンの Horizon Agent に接続しても、拡張モニターが正常に表示されるようになりました。

既知の問題

アプリケーション セッション

  • システム トレイのリダイレクト機能がサポートされていません。

    システム トレイ リダイレクト機能がサポートされていないため、システム トレイからリモート アプリケーション セッションを終了できません。

    回避策:リモート アプリケーションのユーザー インターフェイスを使用して、アプリケーション セッションを終了します。たとえば、Skype セッションを終了するには、設定 アイコンを選択して、ファイル] > [終了 の順に選択します。

  • アプリケーション ランチャーがサポートされていないため、ランチャーからアプリケーションを開始できません。

    回避策:Linux クライアントのユーザー インターフェイスからリモート アプリケーションを開始します。

  • Stratodesk を実行しているクライアント システムからリモート アプリケーションを使用すると、システムがハングすることがあります。

    回避策:GPU メモリを 128 MB まで減らします。たとえば、Raspberry Pi で実行されている Stratodesk の場合、構成] > [サービス] > [Raspberry Pi の順に移動し、GPU メモリ (MB) を 128 に変更します。

ディスプレイ

  • HP ThinPro 5.2.0 (T6X52011) オペレーティング システムがインストールされている一部の HP シン クライアントで、リモート デスクトップで動画を再生しているときに、Windows Media Player の早送りボタンを押すと、Horizon Client for Linux がクラッシュしたり、画面が真っ黒になる場合があります。

    回避策:OS を HP ThinPro 6.1.0 (T7X61007) または最新バージョンにアップグレードします。

  • 一部の Linux オペレーティング システムで、Horizon Client for Linux 認証ドメイン リスト、デスクトップ/アプリケーションのプロトコル リスト、ディスプレイ リストが黒く表示されます。

    Horizon Client for Linux は、Linux オペレーティング システムの GNOME テーマを使用するため、これらのリストは黒く表示され、読みにくくなります。

    回避策:Linux オペレーティングシステムで GNOME テーマを変更します。たとえば、Ubuntu システムの場合は、gnome-tweak-tool がインストールされていない場合はそれをインストールし、gnome-tweak-tool を実行して GTK+ テーマを Ambiance から Radiance に変更します。

  • クライアント ユーザーがマルチモニタ構成で公開アプリケーションに接続しているときに、構成内のモニターを切断または再接続すると、ディスプレイで予期しない動作が発生することがあります。

    回避策:公開アプリケーションから切断して再接続します。

  • Horizon Client は、Linux ディストリビューションのダーク表示設定をサポートしていません。

    回避策:なし

  • マウス フォーカスがデスクトップ ウィンドウにあると、省電力設定が有効になりません。

    ユーザーのマウス ポインタがリモート デスクトップ ウィンドウ内にあるときに、構成されたタイムアウトに達した場合、クライアント システムで省電力設定とスクリーン セーバーの設定が有効になりません。

    回避策:デスクトップ ウィンドウの外にマウス ポインタを置いて、デスクトップ ウィンドウからフォーカスを移動します。

HTML5 マルチメディア リダイレクト (HTML5 MMR)

  • リモート デスクトップの Microsoft Edge でローカル URL を開くと、マルチメディア コンテンツが予想どおりにクライアント システムにリダイレクトされません。

    デフォルトでは、Edge ブラウザの HTML5 MMR は、ローカル以外の URL にあるコンテンツに対してのみ機能します。ローカル URL からコンテンツをリダイレクトするには、Microsoft Edge の特定の設定を行う必要があります。

    回避策:リモート デスクトップで、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のコマンドを実行します。

    CheckNetIsolation LoopbackExempt -a -n=Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe

キーボードとマウス

  • キーボード レイアウトがセカンダリ キーボード レイアウトに切り替わると、Blast セッション内でマウスが機能しません。

    回避策:次の構成オプションを /etc/vmware/config ファイルに手動で追加します。

    RemoteDisplay.allowVMPointerEvent2 = FALSE
  • ThinLinX または Stratodesk を実行している Raspberry Pi からリモート アプリケーションに接続すると、キーボードとマウスが動作しません。

    リモート アプリケーション セッションで ThinLinX または Stratodesk Raspberry Pi を使用して H.264 デコードを使用すると、システムで競合が発生します。

    回避策:VMware Blast 設定で H.264 デコードをオフにします。

  • Windows ショートカットがシームレス ウィンドウ アプリケーションで機能しません。

    クライアントの Linux オペレーティング システムとリモートの Windows オペレーティング システムに、まったく同一のショートカットで機能が異なるショートカットがあると、シームレスなウィンドウ アプリケーションがアクティブな場合、Windows オペレーティング システムのショートカットが機能しません。Linux オペレーティング システムのショートカットのみが機能します。たとえば、デフォルトでは Alt を押すと、Ubuntu オペレーティング システムの場合は検索ダイアログ ウィンドウが開き、Windows オペレーティング システムの場合はアプリケーションのメニューが表示されます。シームレスなウィンドウ アプリケーションがアクティブなときに Alt を押すと、Ubuntu オペレーティング システムの検索メニューは表示されますが、アプリケーションのメニューは表示されません。

    回避策:ホストの Linux オペレーティング システムまたはリモートの Windows オペレーティング システムでショートカットを変更し、2 つのオペレーティング システムでショートカットが競合しないようにします。

マルチメディア リダイレクト (MMR)

  • MMR が有効になっていて、ネットワークの遅延が 75 ミリ秒を上回る場合、リモート デスクトップでビデオがスムーズに再生されず、音声が再生されません。

    回避策:ネットワークの遅延が 75 ミリ秒を上回る場合は、MMR を無効にしてください。

印刷

  • 複数の Horizon Client が同じ公開デスクトップまたは公開アプリケーションに同時にアクセスし、同じ名前が付いたロケーションベースのプリンタにマップされている場合、最初のクライアント セッションではプリンタが表示されますが、その後のクライアント セッションでは表示されません。

    回避策:クライアント セッションでプリンタが表示されない場合は、手動で更新します。リモート デスクトップの場合は、F5 キーを押して [デバイスとプリンタ] ウィンドウを更新します。リモート アプリケーションの場合は、[アプリケーション印刷] ダイアログ ボックスを閉じてから再び開きます。ロケーションベースのプリンタがプリンタ リストに表示されます。

RDP

  • FreeRDP を使用してリモート デスクトップに接続して個別のディスクに接続するようにデスクトップを設定した場合、ディスク名に ASCII 以外の文字が含まれていると、ディスク名をリモート デスクトップに正しく表示することができません。

    たとえば、ディスク名で ASCII 以外の文字を使用していて、コマンド ライン オプション --rdpclient=xfreerdp および --xfreerdpOptions="/drive:, /home/user" を使用して Horizon Client を起動すると、ディスク名がリモート デスクトップに正しく表示されません。

    回避策:なし

  • FreeRDP 接続を使用し、エンド ユーザーが選択した構成と競合するモニター構成を指定すると、Horizon Client のパフォーマンスが低下し、クライアントがまったく応答しなくなることがあります。

    たとえば、ユーザーが 全画面表示 - このモニター を選択した場合に、Horizon Client を起動する次のコマンドを実行すると、問題が発生することがあります。

    vmware-view --enableNla --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions="/sec:nla /cert-ignore /p:password/u:crt\administrator /multimon"

    回避策:ベスト プラクティスとして、/multimon/workarea などの FreeRDP オプションはディスプレイに指定しないようにします。代わりに、Horizon Client でトポロジを制御します。

  • Xorg エラーが原因で、RedHat Enterprise Linux Workstation を実行しているクライアント システムで FreeRDP (xfreerdp) もリモート デスクトップ (rdesktop) も機能しません。

    回避策:代わりに Blast プロトコルを使用します。

  • ユーザーは、rdesktop 1.8.x を使用して Horizon 7 Windows デスクトップに接続できません。

    この問題は、Horizon 7 がデフォルトで TLSv1.0 をサポートしておらず、rdesktop 1.8.x が TLSv1.0 のみをサポートしているために発生します。

    回避策:次のレジストリ キーを設定することによって、デスクトップで TLSv1.0 を有効にします。

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols\TLS1.0\Server]"Enabled"=dword:00000001

    TLSv1.0 は安全性が不十分であるとみなされていることに留意してください。

  • Red Hat Enterprise Linux マシンで rdesktop RDP クライアントを使用してリモート デスクトップに接続する場合、TLS 接続を確立できません。

    回避策:なし

リアルタイム オーディオビデオ (RTAV)

  • Raspberry Pi 4 クライアント ユーザーが、接続された USB Web カメラでサポートされていないカスタム高解像度(1280 x 800 など)で RTAV ビデオを再生しようとすると、リモート デスクトップにビデオが表示されません。

    回避策:接続された USB Web カメラでサポートされている標準解像度を使用します。

  • クライアント デバイスの CPU とメモリが限られているため、Raspberry Pi 4 クライアント ユーザーが高解像度で RTAV ビデオを再生すると、ビデオのフレーム レート (FPS) が低くなります。

    回避策:なし

その他

  • クライアント システムが pcsc-lite バージョン 1.5 を実行している場合の問題。

    スマート カード取り外しポリシーが機能しない場合や、Windows リモート デスクトップのログオフ、シャットダウン、あるいはリセットを実行すると画面が真っ黒になる場合があります。また、ユーザーが複数のデスクトップに対してのスマート カード セッションを実行している時に、Horizon Client メニューに約 10 秒間何も表示されなくなりユーザーが 1 台のデスクトップから切断される可能性があります。

    回避策:pcsc-lite 1.7.4 以降にアップグレードしてください。

  • リモート デスクトップが再接続されると、DMO 2022.2 で Powermic Speechmic が機能しません。

    切断後にリモート デスクトップを再接続すると、DMO 2022.2 で Powermic デバイスのディクテーションが機能しません。これは、USB 分割と RTAV ソリューションを使用している場合に発生します。

    回避策:代わりに DMO 2021.4 を使用します。

  • PulseAudio サウンド システムを使用している場合、ゲスト システムのボリューム スライダーを使用してボリュームを設定するときに雑音が出る場合があります。

    回避策:Linux クライアント システムのボリューム スライダーを使用します。あるいは、~/.vmware/config または /etc/vmware/config 設定ファイルに sound.backendType = alsa を追加して、ALSA オーディオを使用します。

  • リモート デスクトップに接続すると Horizon Client がクラッシュする

    通常、この既知の問題は次の条件下で発生します。

    • Horizon Client が Intel Ice Lake 以降のハードウェアを搭載した Ubuntu 20.04 システムで実行されています。

    • セッション プロトコルが HEVC 4:4:4 エンコードの VMware Blast です

    Ubuntu 20.04 にデフォルトで含まれている Intel メディア ドライバには、Horizon Client がクラッシュする原因となるバグが存在します。以降のバージョンのドライバには、このバグの修正が含まれています。

    回避策:最新バージョンの intel-media-va-driver-non-free をインストールして、Intel メディア ドライバを更新します。

ドキュメント

Horizon Client for Linux のドキュメントは、VMware Horizon ドキュメント センターにあります。

利用可能な言語

Horizon Client のユーザー インターフェイスとドキュメントは、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語、およびスペイン語で使用可能です。

注:クライアント ユーザー インターフェイスで簡体中国語の文字を使用できるようにするには、クライアント システムで zh_CN ロケールを使用するように設定します。クライアント システムで zh_SG ロケールを使用するように設定すると、ユーザー インターフェイスは英語で表示されます。

サポートの連絡先情報

サポートを受けるには、VMware Customer Connectにアクセスします。サポート ポリシーの詳細については、サポート ポリシーを参照してください。

Customer Connect および Cloud Services ポータル経由でサポート リクエストを発行する方法については、https://kb.vmware.com/s/article/2006985にある VMware ナレッジベースの記事を参照してください。

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