以下のデプロイ手順とライブラリの依存関係に関する情報は、VMware ディストリビューション パートナーを対象にしています。
この手順では、tar.gz パッケージを使用して Horizon Client for Linux と個々の Horizon Client コンポーネントを展開する方法について説明します。.bundle インストーラ ファイルを使用して Horizon Client for Linux をインストールする方法については、VMware 製品ダウンロードから Horizon Client for Linux をインストールまたはアップグレードするを参照してください。
デプロイ手順
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VMware ダウンロード サイトから VMware-Horizon-Client-Linux-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.tar.gz ファイルをダウンロードします。ダウンロードした tar.gz パッケージの内容をシステムに展開します。YYMM はマーケティング バージョン番号、x.x.x は内部バージョン番号、yyyyyyyy はビルド番号です。
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ご使用の CPU 命令セット アーキテクチャのフォルダに移動します。Horizon Client のコンポーネントごとに tar.gz パッケージがあります。たとえば、x64 フォルダには、Horizon Client の次の tar.gz パッケージが展開されます。
VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
VMware-Horizon-serialportClient-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
VMware-Horizon-USB-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
VMware-Horizon-scannerClient-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
VMware-Horizon-integratedPrinting-YYMM-x.x.x.yyyyyyyy.x64.tar.gz
VMware-Horizon-html5mmr-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.x64.tar.gz
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Horizon Client の追加コンポーネントの tar.gz パッケージは、次の場所にあります。
SkypeForBusiness Redirection フォルダ - VMware-Horizon-Media-Provider-XXX.x64.tar.gz
以下の手順に従って、それぞれの tar.gz パッケージを展開します。
Horizon Client for Linux
VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージに VMware Horizon Client バイナリが含まれています。以下の手順を参考にして VMware Horizon Client バイナリ ファイルを設定します。
VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージに、PCoIP と VMware Blast の両方の表示プロトコルで使用される必須のバイナリが含まれています。以下の手順を参考にして Horizon Client の表示プロトコル ファイルを設定します。
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VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージを展開します。
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展開された VMware-Horizon-Client-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH フォルダに移動して、展開された Horizon Client ファイルを推奨のシステム フォルダに移動します。ご使用の Linux 環境によっては、以下と異なるフォルダを選択できる場合があります。
注:Horizon Client を実行するには、libudev.so.0 が必要です。システムで libudav.so.0 が使用できない場合は、システムで /usr/lib/vmware/libudev.so.0 から libudev.so.1 へのシンボリック リンクを作成します。たとえば、Ubuntu システムでは次のコマンドを使用できます。 sudo ln -s /lib/x86_64-linux-gnu/libudev.so.1 /usr/lib/vmware/libudev.so.0
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bin フォルダの中身を /usr/bin フォルダに移動します。
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lib フォルダの中身を /usr/lib フォルダに移動します。
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doc フォルダの中身を /usr/share/doc フォルダに移動します。
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share/locale フォルダの中身を /usr/share/locale フォルダに移動します。
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VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz パッケージの内容を展開します。
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展開された VMware-Horizon-PCoIP-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH フォルダに移動して、lib ファイルの内容を /usr/lib フォルダにコピーします。ご使用の Linux 環境によっては、/usr/lib と異なるフォルダを選択できる場合があります。
注:lib フォルダからファイルをコピーするときに cp
コマンドに -a
オプションを指定し、属性が変更されないようにします。
USB リダイレクト
VMware-Horizon-USB-YYMM-xxx-yyyy.ARCH.tar.gz パッケージには、USB リダイレクト機能で使用されるバイナリが含まれています。
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VMware-Horizon-USB-YYMM-xxx-yyyy.ARCH.tar.gz パッケージの内容を展開します。
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パッケージの展開先に移動して、展開されたフォルダを推奨のシステム フォルダにコピーします。
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bin フォルダの中身を /usr/bin フォルダにコピーします。
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lib フォルダの中身を /usr/lib フォルダにコピーします。
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init.d フォルダの中身を /etc/init.d フォルダにコピーします。
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USB リダイレクト機能を構成します。たとえば、Ubuntu システムの場合、次の手順に従います。
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次のいずれかの方法で、システムの自動起動スクリプトに USB アービトレータ デーモンをセットアップします。# はシステムのランレベル(2、3、4 または 5)です。
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次のコマンドでシンボリック リンクを作成します。
sudo ln -s /etc/init.d/vmware-USBArbitrator /etc/rc#.d/S50vmware-USBArbitrator
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システムの /etc/rc.local ファイルに /etc/init.d/vmware-USBArbitrator start
を追加します。/etc/rc.local に実行権限があることを確認します。
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次のコマンドを使用して、システムの再起動または停止前に USB アービトレータ デーモンを自動的に停止します。# はシステムのランレベル(0 または 6)です。
sudo ln -s /etc/init.d/vmware-USBArbitrator /etc/rc#.d/K08vmware-USBArbitrator
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次のコマンドを使用して、USB アービトレータ デーモンを必要に応じて手動で開始、停止または再起動します。
sudo /etc/init.d/vmware-USBArbitrator [start|stop|restart]
シリアル ポート リダイレクト
シリアル ポート リダイレクト機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-serialportClient-YYMM-x.x.x.yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれる README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードした vmware-view-client-linux-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれています。
スキャナ リダイレクト
スキャナ リダイレクト機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-scannerClient-x.x.x.yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれる README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードした vmware-view-client-linux-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれています。
Skype for Business
Skype for Business 機能をインストールするには、VMware-Horizon-Media-Provider-XXX.ARCH.tar.gz ファイルに含まれている Skype for Business README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードできます。
VMware Integrated Printing
VMware Integrated Printing 機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-integratedPrinting-x.x.x.yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルに含まれている README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードできます。
HTML5 マルチメディア リダイレクト
HTML5 マルチメディア リダイレクト機能をインストールする場合は、VMware-Horizon-html5mmr-x.x.x-yyyyyyyy.ARCH.tar.gz ファイルの README ファイルを参照してください。このファイルは、VMware のダウンロード サイトからダウンロードできます。
依存関係の構築
Horizon Client for Linux をビルドして実行するには次のライブラリが必要です。
シームレス ウィンドウ機能を使用する Horizon Client for Linux をビルドするには、以下の環境変数が必要です。
export VIEW_LIBCRTBORA=1
Horizon Client コンポーネントのインストール後に、前に展開した Horizon Client パッケージの /bin ディレクトリに移動します。この bin ディレクトリで vmware-view-lib-san
スクリプトを実行し、ビルドの依存関係を確認します。