Horizon Client とその周辺機器をインストールする Linux デバイスは、VMware でテストされ、正式にサポートされている特定のシステム構成を満たす必要があります。

注: これらのシステム要件は、VMware が提供している Horizon Client for Linux を対象としています。また、VMware のパートナー数社が、 VMware Horizonのデプロイ用のシンおよびゼロ クライアント デバイスを提供しています。シンまたはゼロ クライアント デバイスのベンダーとモデル、企業が選択した構成により、サポートされるクライアント デバイスとオペレーティング システムで使用可能な機能が決まります。これらのクライアント デバイスのベンダーとモデルの詳細については、VMware Web サイトから入手可能な VMware 互換性ガイドを参照してください。
アーキテクチャ
x64、ARM(シン クライアント デバイスのみ)
メモリ
2GB 以上の RAM
オペレーティング システム

このリリースでは、次のオペレーティング システムで Horizon Client for Linux がテストされています。

オペレーティング システム バージョン
Ubuntu 64 ビット 20.04 および 22.04
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 64 ビット 8.7、9.1
注: RHEL 9.x/8.x と Ubuntu システムの場合、 Horizon Client は X11 ディスプレイ サーバ プロトコルのみをサポートします。Wayland ディスプレイ サーバ プロトコルはサポートされません。
OpenSSL の要件

Horizon Client では、特定のバージョンの OpenSSL が必要です。正しいバージョンが自動的にダウンロードされインストールされます。

VMware Horizon 環境

Horizon Client for Linux には、次のいずれかのデプロイ タイプの最新のメンテナンス リリースが必要です。

  • VMware Horizon 8 バージョン 2006 以降
  • VMware Horizon 7 バージョン 7.13 以降
  • VMware Horizon Cloud Service - next-gen
  • Microsoft Azure での Horizon Cloud
Horizon Connection Server とセキュリティ サーバ
Horizon 8 および Horizon 7 環境の場合、 Horizon Client には次のいずれかの最新のメンテナンス リリースが必要です。
  • Horizon 8 バージョン 2006 以降
  • Horizon 7 バージョン 7.13 以降

企業のファイアウォールの外部からクライアント システムが接続する場合は、Unified Access Gateway アプライアンスまたはセキュリティ サーバの使用をおすすめします。Unified Access Gateway アプライアンスまたはセキュリティ サーバでは、クライアント システムで VPN 接続は不要です。

注: Horizon 8 バージョン 2006 以降では、セキュリティ サーバはサポートされていません。
Horizon Agent
次のいずれかの最新のメンテナンス リリース:
  • Horizon Agent2006 以降
  • Horizon Agent7.13 以降
表示プロトコル
  • VMware Blast
  • PCoIP
  • RDP
クライアント システムの画面解像度
最小: 1024 X 768 ピクセル
VMware Blast および PCoIP のハードウェア要件
  • SSE2 拡張命令に対応する x64 ベースのプロセッサ。800 MHz 以上のプロセッサ処理速度。
  • さまざまなモニター セットアップをサポートするための、システム要件を超える RAM 空き容量。一般的な目安として次の式を使用してください。
    20 MB + (24 * (# monitors) * (monitor width) * (monitor height))
    
    大まかな目安として、次の計算が使用できます。
    1 monitor: 1600 x 1200: 64 MB
    2 monitors: 1600 x 1200: 128 MB
    3 monitors: 1600 x 1200: 256 MB
    
RDP のハードウェア要件
  • SSE2 拡張命令に対応する x64 ベースのプロセッサ。800 MHz 以上のプロセッサ処理速度。
  • 128 MB の RAM。
Microsoft RDP のソフトウェア要件
利用可能な最新の rdesktop バージョンを使用します。
FreeRDP のソフトウェア要件
RDP 接続を使用してリモート デスクトップに接続し、接続のために FreeRDP クライアントを使用する予定であれば、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッチをインストールする必要があります。 RDP 接続での FreeRDP とリモート デスクトップの使用を参照してください。
その他のソフトウェア要件
使用している Linux ディストリビューションによっては、 Horizon Client には他にも特定のソフトウェア要件があります。 Horizon Client のインストール ウィザードがライブラリの互換性と依存関係をシステムでスキャンできるようにしてください。
注: 非プライベート モードで VMware Horizon Cloud Service next-gen ポータルへの接続を有効にするには、Linux クライアント システムにシークレット サービス パッケージと libsecret パッケージがインストールされていることを確認します。一部のシン クライアント ディストリビューションはシークレット サービスをサポートしていないため、このようなシン クライアント ユーザーはプライベート モードでのみ VMware Horizon Cloud Service next-gen ポータルに接続できます。
次のリストに Ubuntu ディストリビューションにのみ関係する要件を示します。
  • libudev.so.0
    注: Horizon Client を実行するには、 libudev0 が必要です。一部のシステムでは、 libudev0 はデフォルトでインストールされません。
  • アイドル状態のセッション タイムアウトのサポートに必要なファイル:libXss.so.1
  • 複数のモニターを使用する場合にパフォーマンスを向上させるには、Xinerama を有効にします。