管理者がこの機能を有効にしている場合、Horizon Client を使用すると、リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできます。ディスプレイの解像度により、テキストや画像の鮮明度が変わります。1600 x 1200 ピクセルなど、解像度を高くすると、アイテムがより鮮明に表示されます。ディスプレイ スケーリングは、テキスト、アイコン、ナビゲーション要素のサイズを変更できます。スケーリングはパーセンテージで指定します。
リモート デスクトップでカスタマイズ可能なディスプレイの解像度とスケーリングの有効化
管理者は、ユーザーがリモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできるように、view.enableSyncDesktopLayout 構成キーを設定する必要があります。
- クライアント システムで ~/.vmware/view-preferences、/etc/vmware/view-default-config または /etc/vmware/view-mandatory-config 構成ファイルを開きます。
- view.enableSyncDesktopLayout 構成キーを "FALSE" に設定します。この設定により、クライアント ユーザーは、リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできるようになります。
注: view.enableSyncDesktopLayout 構成キーのデフォルト値は "TRUE" です。構成キーを設定しない場合、または "TRUE" に設定した場合、ディスプレイの解像度とスケーリングのカスタマイズ設定はユーザーに表示されません。
- 変更内容を保存し、構成ファイルを閉じます。
機能の制限事項と考慮事項
この機能には次の制限と考慮事項があります。
- カスタム ディスプレイ解像度とディスプレイのスケーリング設定は、ローカル クライアント システムにのみ保存されます。別のシステムからリモート デスクトップにログインしても、設定は適用されません。
- マルチモニタ モードでは、リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできません。
- カスタム設定でクライアントよりも高い解像度を選択すると、Horizon Client はクライアント ウィンドウに合わせてリモート デスクトップ ウィンドウのサイズを変更します。カスタム設定でクライアントよりも低い解像度を選択すると、リモート デスクトップ ウィンドウに黒いバーが表示されます。
- リモート デスクトップ セッションでディスプレイ解像度をカスタマイズすると、変更がすぐに適用されます。リモート デスクトップ セッションでディスプレイ スケーリングをカスタマイズした場合、変更を有効にするには、いったんセッションからログアウトしてから再度ログインする必要があります。
リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングのカスタマイズ
- Horizon Client を起動し、サーバに接続します。
- デスクトップおよびアプリケーションのセレクタ ウィンドウで、リモート デスクトップを右クリックし、[設定] を選択します。
- [接続方法] メニューで、[VMware Blast] または [PCoIP] を選択します。
- [表示] ドロップダウン メニューから [全画面表示 - このモニター]、[大画面]、[小画面] または [ カスタム] を選択します。
注: [全画面表示: すべてのモニター] オプションを選択した場合、 [解像度] と [スケーリング] ドロップダウン メニューは表示されません。また、リモート デスクトップのディスプレイの解像度またはスケーリングをカスタマイズすることはできません。
- ディスプレイ解像度をカスタマイズするには、[解像度] ドロップダウン メニューから解像度を選択します。
[自動](デフォルトの設定)を選択すると、Horizon Client はクライアント ウィンドウに合わせてリモート デスクトップのサイズを調整します。選択したディスプレイ解像度がリモート デスクトップでサポートされていない場合は、デフォルトの設定が使用されます。
- ディスプレイ スケーリングをカスタマイズするには、[スケーリング] ドロップダウン メニューからスケーリング サイズを選択します。
[自動](デフォルトの設定)を選択すると、Horizon Client は、選択したディスプレイ解像度に基づいてディスプレイ スケーリングの割合を設定します。