3D アプリケーションがリモート デスクトップで使用されている時に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合、相対マウス機能を有効にするとマウスのパフォーマンスが向上します。
ほとんどの状況で、3D レンダリングを必要としないアプリケーションを使用している場合は、Horizon Client は絶対座標を使用してマウス ポインタの移動に関する情報を転送します。絶対座標を使用すれば、クライアントはマウスの移動をローカルで描画し、これはパフォーマンスが改善され、特に企業ネットワークの外にいる場合は顕著です。
AutoCAD や 3D のビデオ ゲームの再生などのグラフィックスを多用するアプリケーションの使用が必要な作業では、絶対座標ではなく相対座標を使用する相対マウス機能を有効にすると、マウスのパフォーマンスを向上できます。
デフォルトでは、Horizon Client 相対マウス機能は有効になっていません。管理者は、~/.vmware/view-preferences ファイルにある view.enableRelativeMouse 構成キーを使用して、Horizon Client 相対マウスを有効または無効にし、Horizon Client ユーザー インターフェイスでのユーザーによる設定の変更を防ぐことができます。管理者は、エンド ユーザーがサーバに接続する前に相対マウスの設定を行う必要があります。この設定は、現在のデスクトップ接続セッションに適用されます。~/.vmware/view-preferences ファイルを使用して Horizon Client 相対マウスの設定を行った場合、サーバに接続した後にエンド ユーザーが設定の変更を行うことはできません。
相対マウス機能を有効にすると、企業ネットワークの外 (WAN) ではパフォーマンスが遅くなることがあります。
前提条件
管理者は、デスクトップ プールで 3D レンダリングをオンにする必要があります。プールの設定および 3D レンダリングで使用できるオプションの詳細については、『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』ドキュメントを参照してください。