リモート デスクトップで仮想印刷機能の印刷設定を行うことができます。仮想印刷機能を使用すると、リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールすることなく、リモート デスクトップからネットワーク プリンタまたはローカル接続のプリンタを使用できます。この機能で使用可能なプリンタごとに、データ圧縮、印刷品質、両面印刷、カラーなどの環境設定を行うことができます。

重要: 仮想印刷機能は、VMware 製品ダウンロード Web サイトから入手できる Horizon Client 3.2 以降のリリースまたはサードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client for Linux のバージョンでのみ使用できます。

この機能を使用するには、VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm の『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。サードパーティ ベンダーから提供されているクライアント ソフトウェアについては、VMware Blast、PCoIP、または FreeRDP 表示プロトコルを使用している必要があります。この機能は rdesktop では動作しません。

ローカル クライアント コンピュータにプリンタを追加すると、Horizon Client がこのプリンタをリモート デスクトップで使用可能なプリンタのリストに追加します。何も構成する必要はありません。管理者権限があれば、仮想印刷コンポーネントと競合することなく、リモート デスクトップにプリンタ ドライバをインストールできます。

重要: この機能は次の種類のプリンタには使用できません。
  • USB リダイレクト機能を使用してリモート デスクトップの仮想 USB ポートに接続する USB プリンタ。

    リモート デスクトップで仮想印刷機能を使用するには、リモート デスクトップから USB プリンタを切断する必要があります。

  • ファイルに出力するための Windows 機能。

    Print(印刷) ダイアログ ボックスで [Print to file(ファイルへ出力)] を選択しても動作しません。ファイルを作成するプリンタ ドライバを使用すると動作します。たとえば、PDF ライターを使用すると PDF ファイルに出力できます。

前提条件

仮想印刷を使用するには、Horizon 管理者がリモート デスクトップの仮想印刷機能を有効にする必要があります。このタスクには、エージェントのインストーラーで [仮想印刷] の設定オプションを有効にすることが含まれます。仮想印刷の動作を制御するポリシーの設定が含まれる場合もあります。Horizon Agent のインストール方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。ポリシーの設定については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

リモート デスクトップで仮想印刷機能がインストールされているかどうかを確認するには、リモート デスクトップのファイル システムに C:\Program Files\Common Files\ThinPrint フォルダが存在することを確認します。

手順

  1. Windows リモート デスクトップで、[コントロール パネル] > [ハードウェアとサウンド] > [デバイスとプリンタ] の順に移動します。
  2. [デバイスとプリンタ] ウィンドウで仮想プリンタを右クリックし、コンテキスト メニューから [プリンタ プロパティ] を選択します。

    シングル ユーザー仮想マシン デスクトップの場合、仮想プリンタは <printer_name> と表示されます。公開デスクトップでは、仮想プリンタが <printer_name>(s<session_ID>) として表示されます。

  3. [全般] タブで、[環境設定] をクリックします。
  4. [印刷設定] ダイアログ ボックスで、異なるタブを選択して使用する設定を指定します。
  5. 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。