管理者が公開アプリケーションの複数セッション モードを有効にすると、異なるクライアント デバイスからサーバにログインしたときに、同じ公開アプリケーションの複数のセッションを使用できます。
たとえば、クライアント A で公開アプリケーションを複数セッション モードで開き、同じ公開アプリケーションをクライアント B で開くと、クライアント A で公開アプリケーションが開いたまま、クライアント B で公開アプリケーションの新しいセッションが開きます。複数セッション モードが無効になっている場合(単一セッション モードの場合)は、クライアント A の公開アプリケーションのセッションが切断され、クライアント B で再接続されます。
複数セッション モード機能には次の制限があります。
- 複数のインスタンスをサポートしていないアプリケーションの場合、複数セッション モードは機能しません。
- 複数セッション モードで公開アプリケーションを使用しているときにアプリケーション セッションが切断されると、自動的にログアウトされ、未保存のデータは失われます。
- 複数セッション モードで公開アプリケーションに接続しているときに Mac クライアント システムがスリープ状態になった場合、公開アプリケーションのセッションは再開されません。
- 単一セッション モードと複数セッション モードの両方で同じ公開アプリケーションを使用することはできません。たとえば、単一セッション モードで公開アプリケーションを使用している場合、複数セッション モードに変更する前に、アプリケーションを終了する必要があります。
前提条件
管理者は、アプリケーション プールの複数セッション モードを有効にする必要があります。管理者が許可しない限り、エンド ユーザーは公開アプリケーションの複数セッション モードを変更できません。『Horizon での Windows デスクトップとアプリケーション』を参照してください。