リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、サーバ名を指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要があります。

エンド ユーザーがリモート デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスする前に、クライアント デバイスからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できることをテストします。サーバを指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要がある場合があります。

前提条件

  • ユーザー名とパスワード、RSA SecurID ユーザー名とパスコード、RADIUS 認証情報、スマート カード個人識別番号 (PIN) などのログイン認証情報を取得します。
  • ログイン用の NETBIOS ドメイン名を取得します。例として、mycompany.com ではなく mycompany を使用してください。
  • 管理タスクの実行については、Horizon Client 向けの Connection Server の準備で説明しています。
  • 企業のネットワークの外部から VPN 接続でリモート デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスする必要がある場合には、クライアント デバイスが VPN 接続を使用するように設定され、その接続が有効になっていることを確認します。
  • リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのアクセスを提供するサーバの完全修飾ドメイン名 (FQDN) があることを確認します。サーバ名ではアンダースコア (_) はサポートされません。ポートが 443 でない場合、ポート番号も必要です。
  • RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する予定である場合は、AllowDirectRDP エージェント グループ ポリシーが有効になっていることを確認します。詳細については、Horizon でのリモート デスクトップ機能の構成を参照してください。
  • サーバによって示された証明書に証明書確認モードを設定します。使用するモードを決定するには、Horizon Client の証明書検証モードの設定を参照してください。

手順

  1. VPN 接続が必要な場合、VPN をオンにしてください。
  2. Horizon Client を開始します。
  3. (オプション) 現在ログインしている Windows ドメイン ユーザーとしてログインするには、メニュー バーの右上隅にある [オプション] ボタンをクリックし、[現在のユーザーとしてログイン] を選択します。
    この設定は、クライアント システムに [現在のユーザーとしてログイン] 機能がインストールされている場合にのみ使用できます。
  4. サーバに接続します。
    オプション アクション
    新規サーバに接続

    [+ サーバの追加] ボタンをダブルクリックするか、メニュー バーの [新規サーバ] クリックします。サーバの名前を入力して、[接続] をクリックします。

    既存サーバに接続 サーバのアイコンをダブルクリックするか、サーバ アイコンを右クリックして [接続] を選択します。
    Horizon Client とサーバ間の接続には常に TLS が使用されます。TLS 接続のデフォルト ポートは 443 です。サーバがデフォルト ポートを使用するように構成されていない場合、 servername:port の形式を使用します。たとえば、 view.company.com:1443 とします。
    ログイン ダイアログ ボックスが表示される前に、確認する必要があることを知らせるメッセージが表示されます。
  5. RSA SecurID の認証情報または RADIUS の認証証明書の入力を求められた場合、認証情報を入力して [続行] をクリックします。
  6. 少なくとも 1 つのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを使用する資格を付与されたユーザーの認証情報を入力し、ドメインを選択して [ログイン] をクリックします。
    username@domain の形式でユーザー名を入力すると、 Horizon Client はこれをユーザー プリンシパル名 (UPN) として扱います。この場合、 [ドメイン] ドロップダウン メニューは使用できなくなります。

    [ドメイン] ドロップダウン メニューが表示されていない場合、username@domain または domain\username の形式でユーザー名を入力する必要があります。

  7. Windows の [スタート] メニューに公開アプリケーションまたはリモート デスクトップをインストールするように Horizon Client から指示された場合、[はい] または [いいえ] をクリックします。
    このプロンプトは、公開アプリケーションまたはリモート デスクトップにショートカットが設定されているサーバに初めて接続したときに表示されます。 [はい] をクリックすると、ユーザーに使用資格がある場合、クライアント システムに公開アプリケーションまたはリモート デスクトップの [スタート] メニューのショートカットがインストールされます。 [いいえ] をクリックすると、 [スタート] メニュー ショートカットはインストールされません。

    Horizon 管理者は、[Horizon Server の構成時にショートカットを自動的にインストールする] グループ ポリシーで、「エンド ユーザーにショートカットをインストールするように指示する」(デフォルト)、「ショートカットを自動的にインストールする」または「ショートカットをインストールしない」を設定できます。

  8. (オプション) リモート デスクトップの表示設定を行うには、リモート デスクトップのアイコンを右クリックして [設定] を選択します。
    オプション アクション
    表示プロトコルの選択 Horizon 管理者が許可している場合、[接続方法] ドロップダウン メニューから表示プロトコルを選択できます。
    表示レイアウトの選択 [表示] ドロップダウン メニューを使用して、ウィンドウ サイズを選択するか複数のモニターを使用します。
  9. リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、デスクトップまたはアプリケーションの選択ウィンドウでリモート デスクトップまたは公開アプリケーションのアイコンをダブルクリックします。
    公開デスクトップに接続するときに、公開デスクトップが別の表示プロトコルを使用するようにすでに設定されている場合、すぐには接続できません。 Horizon Client がプロンプトを表示し、既定のプロトコルを使用するか、ログアウトするか確認されます。ログアウトすると、 Horizon Client が別の表示プロトコルで接続できるようになります。

結果

接続すると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションが開きます。

サーバで使用資格のあるリモート デスクトップまたは公開アプリケーションが複数ある場合は、デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウが開いたままになります。このウィンドウで、別のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できます。

クライアント ドライブ リダイレクト機能が有効になっている場合、[共有] ダイアログ ボックスが表示され、ローカル ファイル システムのファイルに対するアクセスを許可または拒否できます。詳細については、ローカル フォルダとドライブの共有を参照してください。

サーバに最初に接続したときに、Horizon Client はサーバのショートカットを Horizon Clientホーム ウィンドウに保存します。次にサーバに接続するときに、このサーバのショートカットをダブルクリックできます。

サーバへの認証に失敗した場合、またはクライアントがリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できない場合は、以下の手順を実行します。

  • サーバの証明書が正常に動作していることを確認します。正常に動作していない場合は、Horizon Console で、リモート デスクトップのエージェントが到達不能になる場合もあります。これらは、証明書の問題によって発生する二次的な接続の問題の現象です。
  • Connection Server インスタンスで設定されているタグがこのユーザーからの接続を許可していることを確認します。Horizon の管理ドキュメントを参照してください。
  • ユーザーがこのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにアクセスする資格を付与されていることを確認します。Horizon での仮想デスクトップのセットアップまたはHorizon での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップを参照してください。
  • RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する場合は、リモート デスクトップのオペレーティング システムでリモート デスクトップ接続が許可されていることを確認します。

次のタスク

起動設定を行います。エンド ユーザーがサーバのホスト名を指定する必要がないようにする場合、または他の起動設定を行う場合は、コマンドライン オプションを使用してリモート デスクトップのショートカットを作成します。コマンド ラインからの Horizon Client の実行を参照してください。