ドラッグ アンド ドロップ機能は、管理者とエンド ユーザーとで動作が異なるため、該当するセクションを参照してください。

管理者のドラッグ アンド ドロップ

ドラッグ アンド ドロップ機能は、Horizon Agent のバージョンと機能の設定によって動作が異なります。Horizon Agent 7.9 以降では、クライアント システムとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの間でファイル、フォルダ、テキスト、リッチ テキスト、イメージをドラッグ アンド ドロップできます。Horizon Agent 7.7 と 7.8 では、クライアント システムとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの間でドラッグ アンド ドロップできるのは、ファイルとフォルダだけです。以前のバージョンの Horizon Agent は、ドラッグ アンド ドロップをサポートしていません。

この機能では、次のデータ形式がサポートされています。

  • HTML 形式
  • リッチテキスト形式 (RTF)
  • CF_BITMAP
  • CF_DIB
  • CF_UNICODETEXT
  • FileGroupDescriptorW
  • FileGroupDescriptor
  • FileContents

Horizon Agent のバージョンによっては、Horizon 管理者が特定のグループ ポリシー設定またはスマート ポリシーを使用して、ドラッグ アンド ドロップの動作を設定できます。ドラッグ アンド ドロップ機能の設定方法については、使用している VMware Horizon バージョンの『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントを参照してください。

[テキストとイメージのドラッグ]

Horizon Agent 7.9 以降では、クライアント システムからリモート デスクトップで開いているアプリケーションまたは公開アプリケーションに、テキスト、イメージ、その他のデータ形式をドラッグできます。たとえば、クライアント システムのブラウザからテキストをドラッグして、リモート デスクトップの WordPad アプリケーションにドロップできます。ドラッグ アンド ドロップ機能の設定によっては、リモート デスクトップで開いているアプリケーションや公開アプリケーションからクライアント システムにテキスト、イメージ、その他のデータ形式をドラッグできる場合もあります。

Horizon 管理者は、グループ ポリシー設定を使用して、ドラッグ アンド ドロップの動作を設定できます。Horizon Agent 7.9 と Dynamic Environment Manager 9.8 以降では、Horizon 管理者は、スマート ポリシーを使用してドラッグ アンド ドロップの動作を設定することもできます。たとえば、ドラッグ アンド ドロップ機能全体を無効にできます。詳細については、『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントを参照してください。

[ファイルとフォルダのドラッグ]

Horizon Agent 7.7 以降では、Windows クライアント システムとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの間でファイルやフォルダをドラッグ アンド ドロップできます。同時に複数のファイルとフォルダをドラッグ アンド ドロップできます。進行状況バーにドラッグ アンド ドロップ操作のステータスが表示されます。

クライアント システムとリモート デスクトップの間でファイルまたはフォルダをドラッグすると、移動先のシステムのファイル システムにファイルまたはフォルダが表示されます。ファイルをドラッグし、メモ帳などの開いているアプリケーションにドロップすると、アプリケーション内にテキストが表示されます。新しい E メール メッセージをファイルをドラッグすると、ファイルが E メール メッセージに添付されます。

デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのドラッグ アンド ドロップが有効になっています。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント システムへのドラッグ アンド ドロップは無効になっています。Horizon 管理者は、グループ ポリシー設定を使用して、ドラッグ アンド ドロップの方向を制御できます。

エンド ユーザーのドラッグ アンド ドロップ

Horizon 管理者が行った設定により、ドラッグ アンド ドロップ機能の動作が異なります。たとえば、クライアント システムとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの間で、ファイル、フォルダ、テキスト、リッチ テキスト、イメージをドラッグ アンド ドロップできる場合もあれば、ファイルとフォルダしかできない場合もあります。

この機能では、次のデータ形式がサポートされています。

  • HTML 形式
  • リッチテキスト形式 (RTF)
  • CF_BITMAP
  • CF_DIB
  • CF_UNICODETEXT
  • FileGroupDescriptorW
  • FileGroupDescriptor
  • FileContents

[テキストとイメージのドラッグ]

Horizon 管理者が行ったドラッグ アンド ドロップ機能の設定によっては、Windows クライアント システムとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの間でファイルやフォルダをドラッグ アンド ドロップできる場合があります。同時に複数のファイルとフォルダをドラッグ アンド ドロップできます。進行状況バーにドラッグ アンド ドロップ操作のステータスが表示されます。

デフォルトでは、最大で 1 MB までのデータをドラッグできます。また、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにのみドラッグできます。Horizon 管理者は、データの最大サイズとドラッグ アンド ドロップの方向を設定できます。

[ファイルとフォルダのドラッグ]

Horizon 管理者が行ったドラッグ アンド ドロップ機能の設定によっては、Windows クライアント システムとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションの間でファイルやフォルダをドラッグ アンド ドロップできる場合があります。同時に複数のファイルとフォルダをドラッグ アンド ドロップできます。進行状況バーにドラッグ アンド ドロップ操作のステータスが表示されます。

クライアント システムとリモート デスクトップの間でファイルまたはフォルダをドラッグすると、移動先のシステムのファイル システムにファイルまたはフォルダが表示されます。ファイルをドラッグし、メモ帳などの開いているアプリケーションにドロップすると、アプリケーション内にテキストが表示されます。新しい E メール メッセージをファイルをドラッグすると、ファイルが E メール メッセージに添付されます。

デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのドラッグ アンド ドロップが有効になっています。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント システムへのドラッグ アンド ドロップは無効になっています。Horizon 管理者は、ドラッグ アンド ドロップの方向を設定できます。

[ドラッグ アンド ドロップ機能の使い方のヒント]

ドラッグ アンド ドロップ機能を使用する際は、次のことに注意してください。

注: Horizon 管理者が行ったドラッグ アンド ドロップ機能の設定によっては、以下の説明がご使用の環境に当てはまらない場合があります。
  • VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用する必要があります。
  • 相対マウス機能が有効になっている場合(この機能をサポートするリモート デスクトップに接続した後に [設定] > [相対マウスを有効にする] の順に選択)、クライアント システムから仮想デスクトップにのみドラッグ アンド ドロップを行うことができます。
  • ドラッグ アンド ドロップ操作の進行中は、実行中のドラッグ アンド ドロップ操作が完了するまで、新しいドラッグ アンド ドロップを開始することはできません。
  • ドラッグ アンド ドロップを行う場合は、マウスの主ボタン(デフォルトでは左ボタン)を使用する必要があります。マウスの副ボタン(デフォルトでは右ボタン)を使用している場合、Ctrl、Shift、Alt を押しながらマウスの主ボタンを押すことはできません。
  • リモート デスクトップ間でドラッグ アンド ドロップを行うことはできません。
  • 公開アプリケーション間でドラッグ アンド ドロップは使用できません。
  • クライアント システムとリモート デスクトップの間でファイルまたはフォルダをドラッグ アンド ドロップ ファイルすると、移動先のシステムのファイル システムにファイルまたはフォルダが表示されます。ファイルをドラッグし、メモ帳などの開いているアプリケーションにドロップすると、アプリケーション内にテキストが表示されます。新しい E メール メッセージをファイルをドラッグすると、ファイルが E メール メッセージに添付されます。
  • 同時に複数のファイルとフォルダをドラッグ アンド ドロップできます。進行状況バーにドラッグ アンド ドロップ操作のステータスが表示されます。
  • デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのドラッグ アンド ドロップが有効になっています。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント システムへのドラッグ アンド ドロップは無効になっています。
  • フォーマットされたテキストをドラッグすると、テキストとフォーマットされた情報が処理されます。フォーマットされたサイズの大きいテキストや、テキストとイメージをドラッグしてドロップしたときに、プレーン テキストだけが表示され、フォーマットされたテキストやイメージが表示されない場合があります。この問題は、3 種類のデータが別々に保存されている場合に発生します。たとえば、ドキュメントのタイプによっては、イメージはイメージまたは RTF データとして保存される場合があります。
  • プレーン テキストと RTF データの両方をドラッグしたときに、データの合計サイズがドラッグ アンド ドロップのサイズしきい値を超えていなければ、フォーマットされたテキストがコピーされます。RTF データの切り捨てはできないため、データの合計サイズがドラッグ アンド ドロップのサイズしきい値を超えると、RTF データが破棄され、プレーン テキスト(またはその一部)のみがコピーされます。
  • フォーマットされたテキストとイメージを選択して 1 回の操作ですべてをドラッグできない場合は、1 回の操作でドラッグするデータ量を少なくする必要があります。
  • クライアント システムからファイルをドラッグして、公開アプリケーションにドロップした場合、[名前を付けて保存] をクリックして、クライアント システムに別のファイルとしてコピーを作成することはできません。クライアント システム内の既存のファイルに上書きするには、[保存] をクリックします。
  • クライアント システムからリモート デスクトップのアプリケーションにファイルをドラッグすると、ファイルがリモート デスクトップにコピーされます。このファイルのコピーが編集可能になります。
  • 64 ビットの Windows マシンで、Horizon Client からローカルの 64 ビット アプリケーションにドラッグできない場合は、32 ビット バージョンのローカル アプリケーションを使用してください。
  • ターゲットのローカル アプリケーションがドラッグされたオブジェクトを受け入れることができない場合は、オブジェクトをローカル ファイル システムにドラッグし、ローカル ファイル システムからターゲットのローカル アプリケーションにドラッグします。
  • フォルト トレランスにはタイムアウト メカニズムが組み込まれています。