Windows ベースのインストーラ ファイルを実行して、すべての Horizon Client のコンポーネントをインストールできます。

この手順では、インタラクティブなインストール ウィザードを使用して Horizon Client をインストールする方法について説明します。コマンド ラインから Horizon Client をインストールする場合には、コマンド ラインからの Horizon Client のインストールを参照してください。URL コンテンツ リダイレクト機能をインストールする場合には、コマンド ラインからインストーラを実行する必要があります。

注: リモート デスクトップ仮想マシンに Horizon Client をインストールできます。エンド ユーザーが Windows シンクライアント デバイスから公開アプリケーションにアクセスする場合、このインストール方法を利用できます。

前提条件

  • クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを使用していることを確認します。Windows クライアント システムのハードウェア要件とソフトウェア要件を参照してください。
  • Horizon Client インストーラを含むダウンロード ページの URL を調べておきます。この URL は、VMware のダウンロード ページhttp://www.vmware.com/go/viewclients、または Connection Server インスタンスの URL である場合があります。
  • クライアント システムに管理者としてログインできることを確認します。
  • ドメイン コントローラに最新のパッチが適用済みで、十分な空きディスク領域があり、互いに通信できることを検証します。
  • FIPS 準拠の暗号を使用して Horizon Client をインストールする場合は、クライアントのオペレーティング システムで FIPS モードを有効にします。Windows クライアント オペレーティング システムでの FIPS モードの有効化を参照してください。
  • IPv6 プロトコルを選択するか、インターネット プロトコルの自動選択を使用する場合は、IPv6 環境で利用できない機能を『Horizon インストールとアップグレード』ドキュメントで確認してください。
  • インターネット プロトコルの自動選択を有効にする場合は、サポートされる機能をインターネット プロトコルの自動選択の有効化で確認してください。
  • [USB リダイレクト] コンポーネントをインストールする場合には、次の操作を実行します。
    • クライアント デバイスを使用するユーザーがリモート デスクトップからローカルに接続された USB デバイスにアクセスできるようにするかどうかを決定します。アクセスが許可されていない場合は、[USB リダイレクト] コンポーネントをインストールしないか、コンポーネントをインストールしてからグループ ポリシー設定を使用して無効にします。グループ ポリシーを使用して USB リダイレクトを無効にしている場合、クライアントの USB リダイレクトを後で有効にする場合に、Horizon Client を再インストールする必要はありません。詳細については、グループ ポリシーによる Horizon Client の設定を参照してください。
    • クライアント コンピュータで Windows の自動更新機能が無効になっていないことを確認します。
  • エンド ユーザーが現在ログインしているユーザーとして Horizon Client およびリモート デスクトップにログインできる機能を使用するかどうかを決定します。ユーザーがクライアント システムにログインするときに入力した認証情報が、Connection Server インスタンスに渡され、最終的にはリモート デスクトップに渡されます。一部のクライアント OS はこの機能をサポートしていません。
  • Connection Server インスタンスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) をエンド ユーザーが入力する必要がないようにする場合は、インストールの間に指定できるように FQDN を決定します。

手順

  1. クライアント システムに管理者としてログインします。
  2. http://www.vmware.com/go/viewclients の VMware ダウンロード ページに移動します。
  3. インストーラ ファイル、たとえば、VMware-Horizon-Client-YYMM-y.y.y-xxxxxx.exe をダウンロードします。
    YYMM はマーケティング バージョン番号、 y.y.y は内部バージョン番号、 xxxxxx はビルド番号です。
  4. インストーラ ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
  5. インストール タイプを選択し、画面の指示に従って操作します。
    オプション アクション
    通常のインストール [同意してインストール] をクリックします。インストーラは、IPv4 インターネット プロトコルを使用するようにクライアントを設定し、次の機能をインストールします。
    • USB リダイレクト
    • [現在のユーザーとしてログイン] メニュー オプションを表示し、現在のユーザーとしてログインします。
    • HTML5 マルチメディア リダイレクトおよび Browser リダイレクトのサポート
    カスタム インストール [インストールをカスタマイズ] をクリックして、インストールする機能を選択します。

    次の機能をインストールするには、このオプションを選択する必要があります。

    • デフォルト以外のインストール場所を指定します。
    • IPv6 インターネット プロトコルまたは自動選択を使用します。自動選択を有効にすると、Horizon Client は現在のネットワークを確認し、IPv4 または IPv6 経由で自動的に接続します。
    • デフォルトのログイン動作を [現在のユーザーとしてログイン] に設定します。
    • デフォルトの Connection Server インスタンスを指定します。
    • FIPS 準拠の暗号を有効にします。インストーラで FIPS 準拠の暗号化を有効にするカスタム インストール オプションが使用できるのは、クライアント オペレーティング システムで FIPS モードが有効になっている場合のみです。
    • [キーロガー ブロックを有効にする] を選択して、キーロガー対策機能とオンスクリーン キーボード暗号化を有効にします。
  6. [同意してインストール] をクリックし、[終了] をクリックします。
    インストーラによって、VMware Horizon Client ( horizon_client_service) および VMware USB Arbitration Service ( VMUSBArbService) などの Windows サービスがインストールされます。
  7. [今すぐ再起動] をクリックして、構成の変更を適用します。
  8. 以下の手順に従って、Windows クライアントを FIPS 準拠にします。これらの手順は、両方のインストール タイプに適用されます。
    1. グループ ポリシー管理エディタ コンソールを開きます。
    2. [VMware Horizon Client の設定] > [セキュリティ設定] の順にクリックし、右側のパネルで [SSL プロトコルと暗号化アルゴリズムを設定する] をクリックします。
    3. [SSL プロトコルと暗号化アルゴリズムを設定する] セクションで、[有効] をクリックします。
    4. [SSL プロトコルと暗号化スイート]TLSv1.2:ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384 と入力します。
    5. [署名アルゴリズム拡張を構成]RSA+SHA384 と入力します。
    6. [サポートされているグループ拡張を構成します] で、P-384 と入力し、[適用] をクリックします。
    7. グループ ポリシー エディタの右側のパネルで、[厳密な証明書失効チェック] をクリックします。
    8. [有効] をクリックし、[適用] をクリックします。
    9. グループ ポリシー エディタで、右側のパネルの [プロトコル接続証明書検証モード] をクリックし、[有効] をクリックして、[PKI] または [PKI とサムプリント] を選択します。
      注: SSL プロキシ サーバを使用している場合は、このオプションを [PKI] に設定します。
    10. [適用] をクリックし、[OK] をクリックします。

次のタスク

Horizon Client を起動して、正しいリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにログインできることを確認します。Horizon Windows Client からのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続を参照してください。