シリアル ポート リダイレクト機能を使用すると、エンド ユーザーは、内蔵の RS232 ポートまたは USB シリアル アダプタなど、ローカルに接続されたシリアル (COM) ポートをリモート デスクトップと公開アプリケーションにリダイレクトできます。シリアル ポート リダイレクトをサポートするには、VMware Horizon 環境が特定のソフトウェアおよびハードウェア要件を満たす必要があります。

仮想デスクトップ

シリアル ポート リダイレクトのセットアップ オプションを選択して Horizon Agent をインストールする必要があります。デフォルトではこの設定オプションは選択解除されています。

次のオペレーティング システムが仮想デスクトップでサポートされます。

  • 64 ビット Windows 7
  • 64 ビット Windows 8.x
  • 64 ビット Windows 10
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
注: Horizon Agent 2006 以降では、Windows 7、Windows 8.x、Window Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2 はサポートされていません。

シリアル ポート デバイス ドライバを仮想デスクトップにインストールする必要はありません。

公開デスクトップと公開アプリケーション
RDS ホストに Horizon Agent 7.6 以降がインストールされ、シリアル ポート リダイレクトのセットアップ オプションが選択されている必要があります。デフォルトではこの設定オプションは選択解除されています。

次のオペレーティング システムが公開デスクトップと公開アプリケーションでサポートされます。

  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
注: Horizon Agent 2006 以降では、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2 はサポートされていません。

RDS ホストにシリアル ポート デバイス ドライバがインストールされている必要はありません。

次の場合、シリアル ポート リダイレクトは、ネストモードと非ネスト モードの両方の公開リモート アプリケーションでサポートされます。
  • Windows クライアント 5.1/HZE 7.9
  • Linux クライアント 4.10/HZE 7.7 以降
注: Linux クライアントの場合、非ネスト モードの公開リモート アプリケーションにシリアル ポート リダイレクトを使用することはできません。ネスト モードの hop1 エージェントでは、公開リモート アプリケーションに対してのみシリアル ポート リダイレクトを使用できます。
Horizon Client コンピュータまたはクライアント アクセス デバイス
シリアル ポート リダイレクトは、Windows 10 クライアント システムでサポートされています。必要なシリアル ポート デバイス ドライバをすべてインストールする必要があり、シリアル ポートが操作可能である必要があります。
表示プロトコル
  • PCoIP
  • VMware Blast

シリアル ポート リダイレクトは、RDP デスクトップ セッションでサポートされません。

シリアル ポート リダイレクトの設定については、『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントの「シリアル ポート リダイレクトの設定」を参照してください。