一部の企業では、管理者がサードパーティの OPSWAT MetaAccess アプリケーションに Unified Access Gateway を統合する場合があります。この統合は通常、会社の BYOD(個人所有デバイスの持ち込み)環境にある管理対象外デバイスで使用されるため、Horizon Client デバイスにデバイス承諾ポリシーを定義できます。

たとえば、管理者はデバイス承諾ポリシーを作成して、クライアント デバイスのパスワード保護やオペレーティング システムの最小バージョンを定義できます。デバイス承諾ポリシーに準拠するクライアント デバイスは、Unified Access Gateway を介してリモート デスクトップや公開アプリケーションにアクセスできます。Unified Access Gateway は、デバイス承諾ポリシーに準拠していないクライアント デバイスからリモート リソースへのアクセスを拒否します。

Horizon Client は、OPSWAT_DeviceID を取得して使用し、エンドポイントのコンプライアンスを確認します。Unified Access Gateway 管理者は、[設定] > [統合] > [デバイス ID] の OPSWAT MetaAccess アプリケーションでこの ID を生成し、[クライアント証明書のインストールを有効にする] チェックボックスをオンにします。

通常、Unified Access Gateway からクライアントにダウンロードしたアプリケーションは、ユーザーのコンテキストで実行されます。次の説明に従って Unified Access Gateway にフラグを設定すると、この動作を変更できます。デフォルトのフラグは RUN_AS_USER です。

Horizon Windows Client デバイスでは、次のフラグを使用することができ、exe サフィックスを持つプロセスに対して有効になります。
  • MONITOR_PROCESS:このフラグで指定されたプロセスを監視します。OPSWAT エージェントが実行を停止し、古いプロセスを終了して新しいプロセスを起動すると、サーバから切断され、アラートが表示されます。
  • REUSE:現在の既存の OPSWAT エージェントが再利用可能かどうかを確認し、以前に起動したプロセスを再利用します。再利用できない場合、プロセスを終了して再起動します。
フラグ 説明
ユーザーに管理者権限があります ユーザーに管理者権限がありません
RUN_AS_USER ユーザー コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードをコピーしません。 ユーザー コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードをコピーしません。
RUN_AS_USER_IF_ADMIN ユーザー コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードをコピーしません。 実行しません。
RUN_AS_USER_IF_NON_ADMIN 実行しません。 ユーザー コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードをコピーしません。
RUN_AS_SYSTEM システム コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードがコピーされます。 システム コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードがコピーされます。
RUN_AS_SYSTEM_IF_ADMIN システム コンテキストで実行します。クライアントのインストール パスにコードがコピーされます。 実行しません。

詳細については、『VMware Unified Access Gateway の導入および設定』ドキュメントを参照してください。