エンド ユーザーは、Microsoft Lync 2013 クライアントをリモート デスクトップで使用して、Unified Communications (UC) VoIP (voice over IP) および Lync 認定の USB オーディオおよびビデオ デバイスでビデオ チャット電話に参加できます。専用の IP 電話が不要になります。

このアーキテクチャでは、リモート デスクトップに Microsoft Lync 2013 クライアントをインストールし、クライアント エンドポイントに Microsoft Lync VDI プラグインをインストールする必要があります。エンド ユーザーは Microsoft Lync 2013 クライアントを使用して、プレゼンス、インスタント メッセージ、Web 会議、および Microsoft Office 機能を使用できます。

Lync VoIP またはビデオ チャットが行われると、Lync VDI プラグインはデータセンター サーバからクライアント エンドポイントにすべてのメディア処理をオフロードし、すべてのメディアを Lync で最適化されたオーディオおよびビデオ codec にエンコードします。この最適化されたアーキテクチャは拡張性が高く、低いネットワークバンド幅を使用し、品質の高いリアルタイム VoIP およびビデオがサポートされたポイントツーポイントのメディア配信を提供します。詳細については、http://www.vmware.com/files/pdf/techpaper/vmware-horizon-view-microsoft-lync-install-configure.pdf に掲載されている Horizon 6 および Microsoft Lync 2013 に関するホワイト ペーパーを参照してください。

注: オーディオ録音はサポートされません。この統合は、PCiIP 表示プロトコルでのみサポートされます。

この機能には次の要件があります。

オペレーティング システム
  • クライアントのオペレーティング システムで Microsoft Lync VDI プラグインをサポートしている必要があります。32 ビット クライアントのオペレーティング システムの要件については、https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35457 を参照してください。64 ビット クライアントのオペレーティング システムの要件については、https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35454 を参照してください。
    注: Windows 10 クライアントには対応していません。Windows 10 クライアントの場合は、Microsoft Lync ではなく Skype for Business が使用できます。詳細については、 Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件を参照してください。
  • リモート デスクトップ(エージェント)のオペレーティング システムは、エージェントのバージョンによって異なります。
    バージョン ゲスト OS
    View Agent 6.2.x 以降または Horizon Agent 7.0 以降 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 7 SP1、Windows 8.x、Windows 10、または 64 ビットの Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2012 R2

    Microsoft RDS ホストの場合、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、または Windows 2012 R2

クライアント システム ソフトウェア
  • Microsoft Lync VDI プラグインの 32 ビットまたは 64 ビット バージョン。Horizon Client の 32 ビット バージョンをインストールする場合は、32 ビット プラグインをインストールします。Horizon Client の 64 ビット バージョンをインストールする場合は、64 ビット プラグインをインストールします。
    重要: 32 ビットの Microsoft Lync VDI プラグインをインストールする場合、Microsoft Office の 64 ビット バージョンをクライアント マシンにインストールしないでください。32 ビット の Microsoft Lync VDI プラグインは、64 ビットの Microsoft Office 2013 と互換性がありません。
  • Microsoft Lync Server 2013 展開中に生成されたセキュリティ証明書は、信頼されたルート証明機関のディレクトリにインポートする必要があります。
リモート デスクトップ(エージェント)ソフトウェア
  • View Agent 6.2.x 以降または Horizon Agent 7.0 以降
  • Microsoft Lync 2013 クライアント
  • Microsoft Lync Server 2013 展開中に生成されたセキュリティ証明書は、信頼されたルート証明機関のディレクトリにインポートする必要があります
必要なサーバ
  • Connection Server 6.2.x 以降を実行しているサーバ
  • Microsoft Lync Server 2013 を実行しているサーバ
  • 仮想マシンをホストするための vSphere インフラストラクチャ

    vCenter Server および ESXi ホストは、vSphere 5.0 以降を実行する必要があります。

ハードウェア
  • 以前にリストした必要なソフトウェア コンポーネントのそれぞれをサポートするハードウェア
  • クライアント エンドポイント: 1.5GHz またはそれより高速の CPU および Microsoft Lync 2013 プラグイン用に最小 2GB の RAM
注: トラブルシューティングの情報については、 VMware KB 2063769VMware KB 2053732 を参照してください。